祝アニメ化!放課後ていぼう日誌に登場する釣りを釣り人が解説する

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小坂泰之先生の「放課後ていぼう日誌」がアニメ化されます。放送開始は2020年の4月。

今までほとんど釣りなんてしてこなかったけど、この漫画やアニメがきっかけで釣りに興味を持ち始めた人も多いんじゃないかと思います。もしかしてあなたもそうじゃないですか?ほんと楽しそうに釣りをしてますもんね、ていぼう部の4人。

漫画の中でもわかりやすく説明はされてはいますが、いざ同じようにしようとなると釣りはちょっとハードルが高いかもしれません。具体的にどんな道具を選んだらいいのか、どんな釣り場にいつ行けばいいのか、経験者がいないとなかなか分からないことが多いはず。

そこで日ごろから釣りをしている私が、放課後ていぼう日誌に登場したそれぞれの釣りについて解説していきたいと思います。これをきっかけに釣り場へ足を運んでみませんか?

放課後ていぼう日誌の釣りはどんなタイプの釣り?

現在単行本が4巻まで出ている放課後ていぼう日誌。

最新刊の5巻は、10月に発売予定です。

いよいよアニメ化ということで期待が高まります。

放送開始は2020年の4月から。

実はこの10年ほど釣りをする人の数がどんどん減り続けています。一時期のバス釣りブームが落ち着いたという要因が大きいとは思うのですが、釣り業界は縮小傾向。

しかし、この作品をきっかけに再び釣りが盛り上がり、釣りに興味を持つ人が増えてほしいと思っています。そして水産物や自然、環境問題にも関心をもってもらえたらなと。

おっさんの趣味というイメージが強いかもしれませんが、釣りは老若男女ができる間口の広い趣味です。誰でもウェルカム!今は意外と若い女性を釣り場で見かけることも多いですよ。

大まかにはファミリーフィッシング

ところで、ていぼう部がやっている釣りってどんな釣りでしょうか?大雑把にカテゴリ分けすることができます。まずはそこから説明していきます。

現在の釣りは、昔に比べてカテゴリ分けが細かく複雑になっています。

同じ魚を狙うにしてもエサで狙うかルアーで狙うかの選択があったりして、狙い方それぞれがひとつのカテゴリとして成立しています。例えばアジなんて魚は、サビキ仕掛けというエサ釣りの仕掛けで簡単に釣ることができます。しかし一方でアジをルアーで釣るという「アジング」という釣り方があり、その釣り専用の竿として「アジングロッド」というものが売られていたり。

また、釣りをする場所によってカテゴリ分けされる側面もあり、堤防釣り(波止釣り)、磯釣り、渓流釣りなど様々な呼び名があります。

道具やテクニックによるカテゴリ分けもあり、フカセ釣り、投げ釣り、落とし込み釣りなど、数え始めればきりがありません。

では放課後ていぼう日誌でていぼう部がやっている釣りってなんだろう?

それをあえてカテゴリ分けするならば「ファミリーフィッシング」という位置づけにしていいかもしれません。堤防を主なフィールドにしているので、堤防釣りと呼んでもいいのですが、それを超えていろいろな場所で釣りをしているのでファミリーフィッシングのほうがしっくりきます。

とはいえ、おそらく「どんな釣りでもやる」というコンセプトがあると思われるので、カテゴリ分けをすること自体が野暮かもしれませんね。

「手軽で美味しい」釣り

ファミリーフィッシングは特定の釣り方を指す言葉というより、「初心者でも手軽にできる釣りを総称したもの」という表現が適切かと思います。誰でも手軽にできて、かつ釣れた魚は食べられるものばかり。いわゆるキャッチ&イートってやつ。

放課後ていぼう日誌のエピソードでも、最後は「釣った人が責任を持って調理し食べる」というシーンで終わるものが多いですよね。個人的にあのていぼう部のポリシーには共感できます。

それに加えて、ファミリーフィッシングはひとつのジャンルにこだわらずいろいろな釣りを楽しもうという側面もあります。

釣りって一つの魚種を狙うにも本当にいろいろな釣り方があって間口の広いものなんです。そして今もなお次々と新しい釣り方が開発されています。人類が釣りを初めてもう何千年も経つというのに!こんな趣味ある?

これから釣りを始めるにはぴったり

その名の通り、家族誰でも、子どもからお年寄りまでみんな楽しめるのがファミリーフィッシング。

荒波が打ちつける磯、激しい波に揺られる船。釣りに対してそんなハードなイメージがあるかもしれません。しかしファミリーフィッシングは安全で手軽な釣り。初心者にも最適です。

だから放課後ていぼう日誌はこれから釣りを始めようとする人に最適な入門書ともいえます。堤防はあなたを待っているぞ!釣りは楽しいぞ!魚は美味しいぞ!

それでは単行本の巻ごとに、エピーソード内で登場した釣りを解説していきます。気になる釣りがあったら是非チャレンジを!

放課後ていぼう日誌「1巻」の釣りを解説

まずは1巻から。

田舎の港町に引っ越してきた陽渚がていぼう部から様々な洗礼を受けつつ、だんだんと釣りに興味をもっていく過程が描かれています。

れぽーと01「疑似餌を使ったタコ釣り」

偶然堤防で出会った黒岩部長に、陽渚が半ばだまされるようにタコを釣り上げるエピソード。

タコって海底に仕掛けた蛸壺でとるイメージがあるかもしれませんが、実は堤防から釣りで簡単に狙えるターゲットなんです。都会の海にも当たり前に生息しています。

黒岩部長が使っていたのは、エサがついた針ではなくタコジグなどと呼ばれる疑似餌。ゴム製のヒラヒラした飾りがついた、タコ専用のルアーみたいなもの。

タコみたいな形をしてますね。一見ふざけて適当に作られたようにも見えるこんな疑似餌で釣れるんですよ、タコって。魚介類の中では頭がいいほうなのに。

堤防の壁や隙間などすぐ真下にいることも多いので、部長のように竿を使わず手釣りをすることもできます。

最近はタコエギなどと呼ばれるエビを模したルアーでタコを狙うことを「オクトパッシング」と呼んだりして人気の釣りになっています。

タコは海底や壁などに張り付いてなかなかはがれないことがあるので、強い竿や太い糸を使うのが一般的です。タコ専用の竿なんてのも当たり前に存在します。

れぽーと12で陽渚がよく分からないままアジ釣りに持っていってしまった硬い竿もタコ用の竿でしたね。

堤防では暑い時期に盛んになる釣りなので、タコ釣りは夏の風物詩というイメージです。

れぽーと03「アジゴのサビキ釣り」

陽渚が釣りの楽しさを理解して、ていぼう部への入部を決断をするエピソード。

サビキでアジゴ、つまり小さなアジを釣るのですが、ここで使わているのがサビキという仕掛けです。ゴムや魚皮で作られた疑似餌の針。これがたくさんついた仕掛け。

アミエビという小さなエビやシラスを模した疑似餌を撒き餌の煙幕の中に落とし込んで、一度にたくさんの小魚をまとめて釣ることができます。

漫画の中では夏海が撒き餌を手で直接混ぜてますが、本当に臭いのでなかなか普通はそこまでしません。通称「レンガ」と呼ばれるアミエビを凍らせたものを溶かして使うのが定番ですが、最近ではチューブ入りで手が汚れないものもいろいろと発売されています。これなんてフルーツの匂いがしますからね。

初心者向けの釣りとして海釣りでは大定番の釣りで、タイミングさえあればめちゃくちゃ簡単に魚が釣れます。しかもたくさん。鯉のぼりのように。

アジを始めとしてサバやイワシなど何らかの魚が高い確率で釣れるので、初めてやる釣りとしては大変オススメ。

ていぼう部が釣ったような10センチ未満の小さな豆アジは全国的に初夏のターゲット。内臓とエラだけぶりゅっと取って、あとは小麦粉や片栗粉をまぶして丸揚げにすると頭ごと食べられてめちゃ美味いおつまみやおかずになります。

もちろん漫画の中で陽渚のお母さんが作ってくれたように南蛮漬けにするのも最高です。

れぽーと06-07「ソフトルアーを使ったマゴチ釣り」

マゴチって釣りをしない人には全然馴染みのない魚ですよね。普通に食卓に上がることもないし、外食で積極的に食べるという魚でもないでしょう。でもフグに匹敵するぐらい上品な旨味がある白身の魚です。

ていぼう部はこの魚をルアーで狙います。

ルアーフィッシング業界では、マゴチやヒラメなど海の底にいて平べったい魚を「フラットフィッシュ」と呼びます。そのフラットフィッシュをサーフからソフトルアーをキャストして狙うわけです。

あっ、すいません。

ルアー業界ではあらゆる言葉を英語もどき、言い換えればルー大柴語に変換します。要は平べったい魚を砂浜から柔らかいルアーを投げて狙うということです。私も最初は違和感がありましたが慣れましたし、そのほうが結局うまく伝わるというのも理解しました。いやほんとに。

こういった、ジグヘッドという針がついたオモリのようなものに、ゴム製のソフトルアーを取り付けます。

ソフトルアーというのはこういうゴム製のイモムシみたいなやつ。いわゆるワームってやつ。めちゃくちゃ沢山のカラーバリエーションがあります。

こんなオモチャみたいなものの組み合わせで魚が釣れるのか?と思うかもしれませんが、釣れるんですよね。ルアーフィッシングの進化は目覚ましいです。

放課後ていぼう日誌「2巻」の釣りを解説

顧問の先生が登場する2巻。

ゆるキャン△の「グビ姉」こと鳥羽先生的な酒乱キャラによって、お話の幅も広がります。釣り以外にも潮干狩りや釣り用ウェア選びなどのエピソードが収録されています。

れぽーと12「アジゴのサビキ釣り」

以前大漁だったことに気を良くして「適当にやっても釣れる」と挑んだサビキ釣りですが、針が大きすぎたり、竿が合わなかったりしたことでうまく行かなかったというエピソード。

これ、小魚を狙うシチュエーションとしてめっちゃリアルです。小さな魚を釣るには針のサイズってすごく大事。

れぽーと13「穴釣り」

九州地方でいうところのガラカブ、あるいはアラカブ。関西ではガシラ、正式名はカサゴ。

個人的には堤防の癒し系。よく見ればとても愛嬌のある顔つきをしていて、ウルトラ怪獣ガラモンのモデルになったことでも知られています。

堤防ではなにかとよく釣れるので釣り人にはおなじみの魚なんですが、一般的にはあまり知名度がある魚ではないと思います。海底の岩やテトラポッドなどの隙間に隠れているので、アジやサバみたいに網でガサーっと獲れる魚でもありません。だからあまり安く売られていないのです。だからといって高級魚とも言えませんが、この魚が手軽に手に入るのは釣り人の特権といえます。

堤防だと、コンクリートの継ぎ目とかテトラポッドの隙間とかに潜んでいるので、作品中と同じようなブラクリ仕掛けで狙うこともありますし、胴突き仕掛けという針がたくさんついた仕掛けでも狙うことができます。

白身の魚なので、刺し身にしても煮付けにしても本当に美味しい魚です。とてもいい出汁が出るので、丸ごと煮込んで味噌汁の出汁と具にするのも最高です。背中から切れ目をいれて丸ごと唐揚げにするのもたまりません!

ここで少し頭の片隅に置いておいてほしいことがあるのですが、カサゴをはじめとする根魚と呼ばれる魚たちは成長が遅い魚とされています。20センチ程度になるまで何年もかかったり。

そのため、資源保護の観点から、たとえば15センチ以下のサイズが小さいものや産卵が近いと思われる個体はなるべくリリースするようにしたいものです。実は上にのせた写真のカサゴのうち一匹は卵をもった個体でした。針を飲んで弱らせてしまったのでやむなく持ち帰りましたが、本来このようにお腹がパンパンになった個体はリリースすることが望まれます。

放課後ていぼう日誌でも、3巻のアオサギが出てくる回でこのことに触れられています。強制はしませんが、釣れたら考えてもらいたいなと思います。

特別編「エギを使ったアオリイカ釣り」

連載に先立って読み切りで掲載された幻の1話目。ネットで最後まで読むことができます。

今とちょっと絵が違ってますね。

エギというルアーで釣るのですが、このエギは昔から漁具として存在していたものです。漢字で書くと「餌木」。その名の通り、本来は木でできていてエビを模した疑似餌となります。今は大体樹脂製ですが。

ルアーフィッシングの一種としてそのエギを投げて使う「エギング」と呼ばれている釣りがあり、その主な対象魚がこのアオリイカ。釣り自体の人気もさることながら、そのもちっとして甘みのある身の美味しさが人気の理由です。

エギは工芸品のように美しいデザインのものも多いので、コレクション的な要素もあり女性にも人気がある釣りです。

放課後ていぼう日誌「3巻」の釣りを解説

3巻では春から少し季節が進んで梅雨を迎えます。

全体を通してみるとあまり釣りをしていない巻ではありますが、安全対策や放置ゴミなど、釣りをする上では避けて通れない問題を取り上げています。とはいえ重くなく、そして説教臭くならないのがこの漫画のいいところですね。

れぽーと14-15「テナガエビ釣り」

天候がすぐれない中、ていぼう部は近所の川にある橋の下でテナガエビ釣りをします。

このテナガエビ釣りは、全国的に梅雨どきの風物詩的な釣りとなっており、海に近い汽水域の川でのんびりとできる手軽な釣りです。手軽とは書きましたが意外と難しい釣りで、私も初めて挑戦したときは陽渚と同じように悶絶したくなるほどテナガエビに弄ばれました。アタリはあるけど掛からないのです。その様子はこちらでご覧ください。

ただ、コツさえつかめばどんどん釣りあげることができます。かわいいですよ、テナガエビ。

しっかりしたエビの旨味があるので、漫画の中のように素揚げにしてお美味しいですし、アヒージョにしても美味!

小さめのエビだからこそ、頭から丸ごとかじってエビの旨味を堪能することができるのです。

放課後ていぼう日誌「4巻」の釣りを解説

そして、現時点(2019年5月)での最新刊である4巻。

季節的には梅雨が明けて夏本番間近という頃合いでしょうか。

れぽーと20「延べ竿を使ったアジ釣り」

おいおいまたアジ釣ってるよ、と思うかもしれませんが、アジは釣り人にとって本当に馴染みの深い魚なんです。

このエピソードのように、延べ竿で一本釣りみたいなこともできますし、この漫画で何度も出てくるサビキ釣りも定番。また、小さなソフトルアーを使ったアジングという狙い方も人気。

冬場は狙いにくくなりますが、ほぼ一年中堤防から釣れることも人気の理由。

また、そもそもの味の良さと、どんな料理にでも対応できる万能さもあります。刺身、塩焼き、たたき、なめろう、天ぷら、煮付け、一夜干し、などなど。

ていぼう部はいろんな食べ方でアジを堪能していますね。私自身もアジが大好きです。

アジフライにしたり。

アジフライ

漬けを丼にしたり。

アジの漬け丼

刺し身にしたり。

素人が刺し身なんて作れるのかと思う人もいるでしょうが、釣りをすれば刺し身はとても身近で手軽な魚の食べ方になります。

たいがいの魚は刺し身で食べられる!あなたの知らない美味い刺身はまだまだある!

れぽーと23「バリ釣り」

ていぼう部ではここで釣れた魚のことを「バリ」と呼んでいましたが、全国で通じる正式な名前は「アイゴ」です。ではバリとは何かというと、ストレートに「小便」のことを指します。つまりおしっこのように臭い魚だと。それに加えて棘に毒があるので何かと雑に扱われがち。なんて不憫な魚なんでしょう。

でも作中のように釣れたらすぐ内蔵を処理しさえすればその臭みはありません。できるだけ内蔵を破かないよう丁寧に。そうすれば刺し身だろうが塩焼きだろうが煮付けだろうが美味しくいただけます。主に磯釣りのターゲットですが、堤防でも釣れることがあります。

アイゴは本来暖かい海に多く生息する魚ですが、近年は地球温暖化の影響で海水温も上がり、その数を増やしているようです。それによる海藻の食害が問題となってきています。

ちなみに私はアイゴの棘に刺されて毒を受けたことがありますが、暫くの間ジンジンと痛みが続いて非常に厄介です。

れぽーと24「キス釣り」

砂浜からの釣りとして大定番のキス釣り。

夏場はピンギスと呼ばれる小さなキスが波打ち付近で釣れたりするので、あまり遠投できない初心者でも簡単に釣ることができます。

陽渚が使おうとしている疑似餌はマゴチ釣りにも使ったソフトルアーの一種といえるもので、より生のエサに近づけたものといえます。

ブルベリーの匂いがつけてあってまるで駄菓子のようで「人間でも食べられるんじゃないかな?」と頭が錯覚を起こしそうになります。長期保存ができるので、釣りがしたいと思い立ったらいつでも使えるというメリットがあります。

ただ魚の食いつきについては生きたエサにはかなわないというデメリットがあります。そこをいかにしてカバーするのかという課題と、その解決の糸口を陽渚が見つけたところで、次巻へと続きます。この点は私もよく分かっていないので、もう5巻が気になって仕方ありません!

釣りについて知っておいてほしいこと

この漫画がきっかけで釣りを始めたいと思った人がいたら、釣り人としてはとても嬉しい。大歓迎です。でも釣りに行く前に知っておいてほしいことがあります。

釣れる魚や時期は地域によって違う

放課後ていぼう日誌は九州地方が舞台のようです。比較的暖かい地域のはず。

狭いとはいえ広い日本、地域によって気候が異なります。海の中も、地形や近くを流れる海流によってその海それぞれ違った特性をもっています。だから同じ魚でも釣れる時期が違ったり、そもそも地域によって生息している魚も違ったりします。

例えば放課後ていぼう日誌の2巻にアオリイカを釣るエピソードが収録されています。しかしアオリイカは東京湾や大阪湾など大都市圏の堤防からはあまり釣れるターゲットではありません。

あなたが住んでいる地域のどこでいつ何が釣れるか。ネット上に情報は転がってますし、釣具屋の店員さんなんかに聞いてみるのもおすすめです。

釣り場での暗黙の了解やマナー

実際に釣り場へ行ったとします。

よっぽどマイナーな釣り場でない限り、先行して釣りをしている人がいるでしょう。釣り場では基本的に先行者優先という暗黙のルールがあります。だから先行者の邪魔になるような釣り方をするのはご法度。逆の立場で考えてみてください。頑張って早く来て釣り場を確保したのに、あとから来たヤツに邪魔をされて自分の釣りができなくなったら腹も立ちますよね。

ちょっと狭いなという場所であれば「横で釣っていいですか?」など挨拶をこころがけたいものです。そこで打ち解ければ多少迷惑がかかってもお互い様って雰囲気になりますし、貴重な情報も提供してくれるかもしれません。

また、これはあまり褒められたもんじゃないですが、その地域の地元の釣り人が半ばその釣り場を支配しているような状態になっていることがあります。釣りをしてたら「そこは自分の場所だからどけ」と言われたり、場所を詰められてプレッシャーをかけられたり。残念ながらそんな超ローカルルールがはびこっていることもあります。まあそんなところには近づかないほうがいいですね。

ポイント探しは自分の力で

これだけSNSが普及した時代ですから、ネット上で自分の釣果を発信することは当たり前になっています。羨ましくなるほどのいい釣果を見れば、「どこのポイントで釣ったんだろう?」と気になるのは仕方がない。私だって同じです。

有名な釣り場や釣り公園などは、画像の背景を見ただけで分かる場合もありますし、発信者自らがどこで釣ったか明言していることも多いでしょう。しかしあえてポイントの名前を出さずに釣果情報を発信している場合はそれぞれの理由があるはずです。

人知れずよく釣れるポイントや、人が少なく快適な釣りができるポイント。情報で溢れかえった今、それは非常に少ない貴重な場所です。そこにたどり着いて釣りができるまで、いろいろな苦労や試行錯誤を重ねたはず。そんな場所を教えるかというと、やはり隠したくなるというのが正直なところです。私もそう。

なので、ネットで安易にポイントを聞き出そうとするのはNG。聞かれたほうも困るはずです。聞くなら聞くで、ある程度段階を踏んだうえで空気を読みたいところ。

Googleマップの航空写真なんかで海岸の様子を探れるので、ある程度目星をつけて自分でポイントを探すのも釣りの楽しみです。とはいえもう都会には残されていないというのが現実ですが…

自分のゴミは自分で持ち帰る

自分で出したゴミは自分で持ち帰りましょう。ゴミの放置が酷く、釣りが禁止になった釣り場が全国にたくさんあります。

堤防の一角にゴミが集めてあるから、一見「ここはゴミ捨て場でいいのかな?」と思ってか、あるいは本当のことは分かっていながらそうするのか、こんな風に釣り場にゴミの山ができていることがあります。釣り場を守るためにも絶対にこんなことをしてはいけません。

聖地巡礼は十分に配慮していきましょう

放課後ていぼう日誌の舞台は、モデルとなっている地域が実在しているようです。

おそらく普段は静かな港町はず。ちょっと調べれば特定できるので聖地巡礼的なこともしたいでしょう。その際も、地元の釣り人や地域の住民に迷惑がかからないよう配慮が必要です。

原作者の小坂先生からもお願いされています。

私も聖地巡礼をしてみたいものですが、九州となると相当遠くて断念せざるを得ません。

新しい釣り漫画続々

今回紹介した放課後ていぼう日誌をはじめとして、ここ数年で新しい釣り漫画がどんどん増えています。こちらの記事で紹介していますので、放課後ていぼう日誌を知って、釣りに興味を持った方はぜひご覧ください。

これがきっかけで釣りに興味をもったり、自然環境や水産資源にも関心が集まるようになればいいな。いち釣り人としてそう思います。