初心者が知っておくべき釣りのマナーと暗黙のルール

釣り場のマナーとルール
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新型コロナに脅かされる日常を手探りで進んで行かざるを得なくなった2020年。

いわゆる三密が避けられる趣味としてアウトドア系が人気を博し、釣りを始める人も増えたという話があります。

釣り人の中には「釣り人口が増えたら釣り場が混雑して困る」「マナーが悪くなって釣り禁止場所が増える」「釣りを始める人が増えるのは迷惑だ」と言う人もいます。分かる。言いたいことは分かる。でも新規に始める人がいないとその文化は先細ってしまいます。まずは歓迎を。

でも新しく始める人が増えることでマナーが悪化するという懸念は確かにあります。とはいえ最初は知らないんだから仕方がない。

そこで釣りを始める前に知っておいてほしいことをまとめます。特に不特定多数の人が出入りする堤防釣りにおけるマナー、そして誰も教えてくれない暗黙のルールを中心に解説します。

自分のゴミは必ず自分で持ち帰ろう

釣りをするといろんなゴミがでます。

糸の切れ端、仕掛けの袋や台紙、エサが入っていた容器、ルアーのパッケージ、飲み物食べ物の残骸。ゴミが出ること自体は仕方ありません。

それら自分で出してしまったゴミは、原則として自分自身の手で持ち帰りましょう。

釣り場で出たゴミは原則持ち帰る

ここ数年の間で釣りが禁止になった釣り場が全国にたくさんあります。

禁止になった理由は明言されていないという場合がほとんどですが、ゴミの放置が原因と釣り人の間で推測されているケースが多い。その釣り場に通っていた人は、それだけゴミの放置が気になっていたからでしょう。

釣り場近くの駐車場に不法投棄されたゴミの山

上の写真は関西にある某有名釣り場の駐車場。テレビでも頻繁に紹介されています。

山のようにゴミが積まれていますが、ここはゴミ捨て場として提供されているスペースではありません。しいていうなら人が通行するためのスペース。

ゴミが集めて置いてあるから「ここはゴミ捨て場でいいのかな?」との思い込みからか、あるいは本当のことは分かっていながらそうするのか、どこの釣り場でもゴミの山ができていることが多々あります。残念ながら。

何故か「ゴミ放置禁止」などと書かれている注意看板の真下にゴミが積まれやすいという、理解不能な法則もあります。

釣り場を守るためにも絶対にこんなことをしてはいけません。

釣り関係のゴミを捨てるのは有料の釣り場だけにしたい

釣り公園など有料の釣り場でゴミ捨て場があるのなら堂々とそこを使えばいいです。処理費用は何らかの形で料金に含まれているし、そこに業務委託や雇用が存在しているはずだから。

しかし誰しもが使う公園の一角で釣りができるような場所は「釣りをさせてもらっている」という謙虚な意識を持つべき。例えそこにゴミ箱があったとしてもそれは釣り用のゴミ箱ではないはずです。釣り関連のゴミ、特にエサ釣りのゴミはかさばります。そして臭いがきつい。暑い時期にエサ釣りのゴミを放っておくと、あっという間に悪臭が漂うようになります。

車で来てるなら袋にまとめてポンと積んでおくだけ。臭いものを車に持ち込んだりするのに抵抗があるのは分かります。でもそういう趣味を選んでしまったんだ、仕方ないと受け入れましょう。

有料釣り場以外で出たゴミは原則持ち帰りの徹底を。

釣り場に存在する暗黙のルールを知ろう

管理者によってその釣り場ごとに決められたルールは、釣り場の立て看板などに明示されています。使う仕掛けを制限されていたり、集魚剤が入った撒き餌が禁止されていたり。

一方でどこにも書いてないけど暗黙の了解で守るべきルールも存在します。

これは初心者にとって厄介な要素だと思います。

先行者優先の原則を守る

よっぽどマイナーな釣り場でない限り、先に来て釣りをしている人がいるでしょう。

原則として釣り場では先行者優先という暗黙のルールがあります。だから先行者の邪魔になるような釣り方をするのはご法度。先に入っていた人に仕掛けにかぶせたりなんてもってのほか。

逆の立場で考えてみてください。

頑張って早く来て釣り場を確保したのに、あとから来た知らないヤツに邪魔をされて自分の釣りができなくなったら。そりゃ腹も立ちますよね。

あいさつでコミュニケーションを取る

ちょっと狭いなという場所しか空いていなければ「横で釣っていいですか?」など、釣りを始める前にあいさつをこころがけたいものです。

そこで打ち解ければ多少迷惑がかかってもお互い様って雰囲気になりますし、貴重な情報も提供してくれるかもしれません。エサや釣果のシェアなんかも。

逆の立場で考えても、ちゃんとあいさつしてくれる人なら安心できるはず。同じ魚を狙うなら、目標を同じとする同志とさえ思えてきます。

混雑した釣り場ではあいさつをこころがけよう

ただ、もうスペースに限界があって横に入られると自分の釣りが成り立たなくなるなんてこともあります。譲り合いにも限界がある。そんな場合はたとえ挨拶があっても断っていいし、断られた側も仕方ないと諦める必要がある。私はそう思います。

理不尽なローカルルールもある

これは褒められたもんじゃないですが、その地域の地元の釣り人が半ばその釣り場を支配しているような状態になっていることもあります。

極端な話、釣りをしてたら「そこは自分の場所だからどけ」と言われたり、無言で場所を詰められてプレッシャーをかけられたり。残念ながらそんな超ローカルルールがはびこっていることがあります。どことは言いませんが有料の釣り公園ですらそんな状態になっていることも。

そんなところにはそもそも近づかないほうがいいです。対おっさん対応に長けたコミュ力のある人ならうまいことコミュニケーションをとって取り込んでしまうのもありですが、私は事前に察知して避けます。めんどくさいもの。

もちろん同じ釣り人。優しく受け入れてくれる地元の方もいます。しかし、中には会話の成り立たない宇宙人のような人も紛れ込んでいます。文化の違う宇宙人と仲良くするのは無理なので諦めるのが賢明です。

できるだけ周りの釣りに合わせる

例えばタチウオ釣りが盛んな釣り場。

タチウオはいろいろな釣り方があります。代表的なものにエサ釣りとしてのウキ釣り、そしてメタルジグやワームなどを投げるルアー釣りがあります。

ウキ釣りは潮の流れにのせて仕掛けを横移動させる釣り。ルアー釣りは正面に投げてリールを巻きながら仕掛けを手前に縦移動させる釣り。交錯する横と縦。必然的に仕掛けが絡みます。このように、同じ魚を狙っているに関わらず絶望的に相性が悪い釣りがあります。これが元でトラブルに発展することも。

これも先行者優先の原則を守りつつ、周囲に合わせる必要があります。

例えばウキ釣り愛好家が集まってまったりと釣りを楽しんでいるゾーンがあったとしましょう。そこにいきなりルアー愛好家が割り込んできてルアーを投げだした。そしたら仕掛けは絡むわ、ルアーの着水でドボンドボン煩いわ、邪魔でしかありません。逆も然り。

しっかり釣り場を観察して、自分の釣り方にふさわしい場所を見極めましょう。

電気ウキがひしめくタチウオ釣り

電気ウキがひしめくタチウオ釣り

仕掛けがおまつりしたらお互い謝ろう

混雑した釣り場でどうしても起こってしまうのがおまつり。自分の仕掛けと他人の仕掛けが絡んでしまうことです。

これは自分で絡ませた仕掛けですが

これは自分で絡ませた仕掛けですが

仕掛けのキャストミスだったり、潮に流された仕掛けがからんでしまったり原因はさまざま。原因が明らかでないことも多々あります。リールを巻いたら自分と他人の仕掛けが絡んだものが上がってきたり、あるいは隣の人に自分の仕掛けが回収されてしまったりということは日常茶飯事。自分に落ち度が無いと思う場合もあるでしょう。

そんなときどうするか?

これはもう、お互いが「すいません」とひとこと言って謝りましょう。原因をあれこれ探してどちらが悪いと決めるのは野暮です。時間の無駄です。

少なからず腹に抱えるものがあるかもしれませんが、表向きは「すいません」と笑顔で。例えすいませんの気持ちがゼロでも口では「すいません」と。どのような立場にしろ無言はダメ。

そして基本は回収してしまった側がほどく。一方はできる範囲で手伝う。あなたが初心者で相手が釣りのベテランっぽい人だったら任せてもいいでしょう。

これがきっかけで隣の釣り人と打ち解けて情報交換に至ることは良くあります。隣で気難しい顔をしながら釣りをしてたけど、話してみれば案外気さくな人だったなんてことも。おまつりも悪いことばかりではありません。

しかしこれが許されるのもせいぜい2~3回まで。繰り返し同じことが起こるなら、明らかな原因があるはずです。

自分のせいだと気づいたら、釣り方を変えるなど再発させないための努力をしましょう。場合によってはその場を去る決断をしなければいけないかもしれません。

明らかに相手のせいなら、ひとこと言ってやってもいいと思います。こちら目線じゃないと気づいていないことがあるかもしれません。

言っても通じない、改善しないということになれば…やはりその場を立ち去る苦渋の決断をしなければいけないかもしれません。自分は悪くないのに理不尽と思うかもしれないですが、ストレスを貯めるぐらいならやめたほうがいいです。趣味なんだから。

さっさと移動しましょう。

仕掛けを流しっぱなしにしない

私が普段釣りをする大阪湾は、場所や時間帯によって非常に潮の流れが速くなります。特に海域が狭まった明石海峡付近などは、時として川のような激流になることも。

海でも川のような流れになる釣り場もある

明石海峡付近にある平磯海釣り公園の激流

ウキがついた仕掛けなどはあっという間に流され、うっかり隣の釣り人のテリトリーに入ってしまったり。そうなったら一旦仕掛けをあげて潮の上流へ投入し直さないといけません。面倒ですが混みあった釣り場なら仕方ないです。

また、休憩などで一旦その場を離れるときは、必ず仕掛けを回収してからにしましょう。意図しなくても潮でどんどん流されることがありますし、不意に大きな魚が掛かったら右へ左へ走って仕掛けを絡ませたりします。

その間、周囲の釣り人は仕掛けをあげて釣りを中断せざるを得ません。

ライトで水面を照らさない

夜釣りは非日常が味わえる釣り。

その夜釣りで快適かつ安全のために必須となるのがライト。中でも両手がフリーになるヘッドライトが便利です。

そしてヘッドライトをつけていててついついやってしまうのが、海面を照らしてしまうこと。暗い海の様子は気になるので照らして覗きたくなるでしょう。でもこれは基本的にNG行為。

強い光に照らされた魚が警戒心を持ってしまうというのが理由です。実際どれほど影響があるのか分かりません。しかしエサ釣りをしている人は特にこの状況を嫌いますし、それ自体間違った認識ではないでしょう。

周囲に他の釣り人が居る場合、ライトで照らすのはできるだけ手元や足元だけに。

ヘッドライト 照らしていいのは手元だけ

ヘッドライト 照らしていいのは手元だけ

また、海面を照らさずとも人に向けて照らすのはなるべく避けたい。暗い堤防においてヘッドライトの光はかなり眩しくなり、軽い目つぶし攻撃となります。

照らす必要がないときは積極的にライトOFFにするか、人を照らさない真下に向けることを心がけましょう。

ポイントは自分の力で探そう

ポイントは釣り人の財産だから

これだけSNSが普及した時代ですから、ネット上で自分の釣果を発信することは当たり前になっています。羨ましくなるほどのいい釣果を見れば「どこのポイントで釣ったんだろう?」と気になるのは仕方がない。

有名な釣り場や釣り公園などは画像の背景を見ただけで分かる場合もありますし、発信者自らがどこで釣ったか明言していることも多いでしょう。しかしあえてポイントを明言せずに釣果情報を発信している場合はそれなりの理由があるはずです。

人知れずよく釣れるポイントや、人が少なく快適に釣りができるポイント。情報で溢れかえった今、それは非常に少ない貴重なものです。

そこにたどり着いて釣果がともなうまで、いろいろな苦労や試行錯誤を重ねたはず。そんな場所をたやすく他人に教えるかというと、やはり隠したくなるというのが正直なところです。それは何も間違っていないと思います。

安易にポイントを聞かない教えない

だからネットで安易にポイントを聞き出そうとするのはNG行為といえます。聞かれたほうも困るはずです。

それでも聞きたいなら、コミュニケーションを重ねて信頼関係が構築できてからがようやくスタートライン。道ですれ違っただけの人に「その服どこで買ったの?」って突然聞かれたら怖いでしょ?

また、安易に教えてしまう、広めてしまうことも問題に発展する可能性があります。

例えばずっと地元の釣り人で守ってきた知る人ぞ知るキャパの小さな釣り場。SNSの普及でこういった釣り場も簡単に晒してしまえるようになりました。

どこそこで青物が釣れたという情報がひとたび出回れば、一気に人が殺到するような事態になることもあります。もともとそこで細々と釣りを楽しんできた人にとっては狭苦しい思いをさせることになりますし、釣りに関係ない周辺地域の住民にも迷惑をかけてしまう可能性があります。

魚が釣れたらSNSで自慢したい気持ちはよく分かります。でもその前に少し冷静になって、どこまで情報を開示すべきか考えてみてください。

私自身、テレビの釣り番組で紹介されている釣り場なら問題ないという基準を持っています。雑誌や新聞レベルだとちょっと躊躇します。

こんな何気ない画像1枚でも分かる人は容易に特定できる

こんな何気ない画像1枚でも分かる人は容易に特定できる

魚のリリースについて意識しよう

魚は有限な水産資源だから

魚は貴重な水産資源であり有限なものです。

途方もないほど広い海、どれだけ魚を獲っても影響はないだろうと思ってしまいがちですが、近年のサンマ漁獲量減少を見ればやはり有限なものなのだと実感します。

もちろん釣りで釣れる魚とて例外ではありません。釣りをすることで多少なりとも水産資源に影響を与えているという意識を持つ必要があります。

しかしこの意識をつき詰めていくと、そもそも釣りなんてすべきじゃないという結論に達してしまう。それはそれで正解なんでしょう。

でもわれわれニンゲンは、魚を含めた栄養バランスの良い食物を食べないと健康に生きていけません。動物であれ植物であれ、生き物の命をいただかないと生きていけないのです。

どんな形であれ魚を食べているからには、間接的に資源を消費したり命を奪っているといえます。回転寿司で食べてもスーパーで買っても同じで、その場合は誰かが自分の代わりに手を下してくれている。釣りをするよりちょっと回り道してるだけです。

釣りで魚を得ることはそれをショートカットしている状態だというのが私の考え。都合のいい考えかもしれないですが、釣りに対して特別に罪悪感を感じる必要もないはずです。

近年の漁業は水産資源管理に力を入れています。だから釣り人も同じくそれを意識すべきです。際限なく釣り過ぎてはいけません。資源を無駄にしてはいけません。リリースすべき魚はリリースを。

これは管理釣り場の放流魚なので全部持って帰っていいやつ

これは管理釣り場の放流魚なので全部持って帰っていいやつ

リリースする魚の基準を考える

そしてここでぶちあたるのが「じゃあそのリリースの基準って?」という問題。海釣りでなんとなく共通認識されている基準はこんな感じだと思います。

  • 成長すれば大きくなる魚の中でサイズが小さいものはリリースを検討する
  • 特にリリースを意識しないといけないのは、カサゴ(ガシラ)やメバルなどの根魚類でサイズが小さいものや抱卵している個体
  • なぜなら根魚は成長が遅く場所をあまり移動しない生態のため、釣り過ぎるとその場所の魚が枯渇する可能性があるから
  • リリースすべき根魚のサイズ基準は15センチ以下?18センチ以下?20センチ以下?
  • アジやイワシなどの回遊魚は成長も早いし数も多いからあんまり気にしないでいいかな?
  • 食べきれる量・数だけ持って帰るならオッケー?

そう、はっきり言って曖昧です。人それぞれ基準に差はあるし、上に書いた内容も釣り人全てが納得するものではないでしょう。

アジやイワシなんかの回遊魚は小さかろうがあんまり神経質にならなくてもいいけどカサゴやメバルなどの根魚は気にすべきという大枠はありつつ、具体的なサイズや数は曖昧。

そんな中、ひとつの目安とすべきはその自治体が決めているルールです。例えばこれは大阪府が公表している大阪湾の魚のリリース基準。

小さな魚は海へ返しましょう
遊漁者の皆さんへ 小型魚再放流のお願い古来、大阪湾は「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれるほどにチヌをはじめとする魚介類の豊富な海でした。しかし、近年、漁場・生息環境等の悪化にともない、漁

ここでも「小さい魚は再放流」という曖昧な表現がでてきますが、その辺りは各々が判断してねということでしょう。皆さんも自分が釣りをするエリアのルールを探してみてください。自治体によって特定の魚種の放流事業に力を入れている場合があるので、そういった魚種は特に気を使いたいところです。

釣り漫画「放課後ていぼう日誌」に釣りのルールとマナーが取り上げられたエピソードがあり、その中で紹介されていた水産庁の「遊漁の部屋」が参考になります。各自治体へのリンク集があります。

そのエピソードが掲載されていた単行本はこちらの6巻。

基準は明確といえませんが、

  • 小型回遊魚以外のまだ小さい魚はなるべくリリースを検討してね
  • 抱卵してると思われる魚はなるべくリリースを検討してね
  • 自分たちで食べきれる分だけ釣って持って帰ってね
  • 自治体が決めているルールは守ろうね

というぐらいの認識を持っておけばいいのではないでしょうか。

自分のリリース基準を人に押し付けない

ということで人によってブレがあるリリース基準。

信念をもって自分が決めた基準を守るのは、未来を見据えた立派な行為だと思います。ぜひ続けてください。

しかしその自分基準を他人に押し付けるべきではないとも考えます。

例えばSNSで根魚や大漁に釣れた魚の写真がアップされると、どこからともなくリリース警察が湧いてきてはいちゃもんをつけるという光景をよく見ます。撮り方次第でどうとでも見える魚のサイズに対して、自分の物差しをあてては小さいだの産卵前だの一人で食べきれるかだの。果てには行間にすら書いてないことを勝手に想像して文句をつける。

理解できないわけでもないですが、反射的にコメントする前に冷静になる必要があると思います。リアルでもネットでも良識ある行動を。

初心者は温かい目で見守ろう

誰だって最初はルールを知らないし周りも見えない

釣りに慣れてくると、だんだん余裕が出てきて周りの様子が冷静に見られるようになってきます。

すると、空気が読めない自分勝手な釣りをしていたり、仕掛けの投げ方が下手で周囲と絡ませたり、雑魚にしか見えない小さな魚が釣れただけで騒いだり。そんな人が目についてイライラするようなこともあるでしょう。

でもちょっと待ってください。それは釣りを始めたばかりの初心者ではないですか?そしてかつてのあなたも彼ら彼女らと同じだったはずです。ルールやマナーを知らないのは仕方がありません。

どうか温かい目で見守って、目に余ることや危険なことをしているようであれば声を掛けるなどしてあげてください。もし釣り方などで困って助けを求められるようであれば出来る範囲でアシストを。でも余計なお節介はなるべく控えて。

SNSなどでまれに見ることがありますが、そういった初心者に対してレジャーだのシーズンアングラーだのニワカだのシロートだの、明らかにさげすんだ見方をしている人も残念ながら居ます。いかにも邪魔だと言いたげな。

いやちょっと待て、あんたも最初は初心者だったろう?右も左も分からなかっただろう?それとも最初から竿を握って生まれてきたのかい?そいつはすげえな!

とにかく最初はだれでも初心者なんだから、まずは受け入れましょう。

でも子供をほったらかしにしない

初心者の方は家族で釣りを始めるパターンも多いと思います。

家族一丸となって魚を釣り、そしてその日に釣れた魚を調理して食卓を囲む。楽しみや喜びが共有でき、家族でやる趣味としてはとてもいい選択だと思います。

でも釣り場は危険がいっぱいです。

そもそも水辺はめっちゃ危険。堤防の作りによっては、海に落ちたら容易に上がってこれないような構造になっている場合があります。落ちたら死ぬ、それぐらいの気持ちで子どもを見守りましょう。

また、釣り具はそもそも危険です。針は尖ってるし、オモリは固いし、ルアーは弾丸のように飛ぶし。みんな細心の注意を払ってそれらを扱いますが、ヒヤッとした瞬間は誰しも経験しているはず。

子どもにいろいろな経験をさせてあげたいという気持ちはとても尊く、そして深く理解できるのです。でも子どもの安全を第一に見据えて、釣り場でどうするべきかを考えましょう。子どもが小さいうちは、子どもとの釣りを諦めるという選択があるかもしれません。

また、子供の行動にイラっとしても言葉を慎みましょう。特にその子の親御さん。聞くに堪えないような言葉を子供にぶつけている光景は見苦しいです。屋外でも意外と遠くまで聞こえるんだよ。ここは家の中じゃないんだヨー

釣り場は危険がいっぱいだから目を離さないようにしましょう

釣り場は危険がいっぱいだから目を離さないようにしましょう

釣りは一人で成立するものではないから

長くなりましたが、釣りを始めるにあたって知っておいてほしいことを書かせてもらいました。

最後にちょっと想像してみてください。

釣りはあなた一人でだけで成立するものではなく、そして釣り人以外にも見えない多くの人が関わっていることを。

どんな釣り場でも何らかの形で管理者がいることがほとんどだし、周囲には釣りに関係のない住民も住んでいます。そこで自分がどうふるまうべきかということを考える必要があります。

ふとゴミを置いていきたいという気持ちが湧くこともあるでしょう。分かる、分かるよ。臭いもんな。汚いもんな。そりゃ持って帰りたいかどうかと聞かれたら持って帰りたくないのが正直な気持ち。でもそのゴミがその後どういう経過を辿るか想像できれば放置なんてできないはず。不可思議な力で勝手に消えたりしませんよ、ゴミは。

しかし釣りとは本来自由なものです。それもマナーとルールさえ守ればこそ。守るべきことはしっかり守って楽しみ、将来に釣り場と釣り文化を残しましょう。