【2020年版】釣り人が選ぶおすすめ釣り漫画!本命は放課後ていぼう日誌

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釣りをテーマにした漫画が続々と登場しています。

どちらかというと「おっさんの趣味代表」として認識されがちな釣りにおいて、ほとんどの漫画は女性が主人公。サブキャラもほぼ女性。おっさんはだいたいモブキャラ扱い。

これから釣りをしようと考えている初心者。そしてずっと釣りを続けているベテラン。どちらも楽しめる釣り漫画がたくさんあります。2017年から2020年にかけて単行本が発売された釣り漫画を、釣り人の視点から紹介します。

放課後ていぼう日誌

まずは私の本命から紹介します。それがこちら「放課後ていぼう日誌」です。

2017年に「月刊ヤングチャンピオン烈」で連載が始まり、その秋に単行本の第1巻が発売されました。2020年6月現在も連載中です。

「放課後ていぼう日誌」はこんな漫画

キャラが喋る方言から推測するに舞台は九州地方の港町。田舎っぽいのんびりした背景。

主人公は高校入学と同時に都会から引っ越してきた釣りとはまったく無縁の女子高生。

当初は手芸部に入部することを考えていたものの、ひょんなことから「ていぼう部」なる釣り部に無理から関わることとなります。

そこで出会う人、出会う魚によってだんだん釣りにのめり込んでいくという、テーマは違えどよくある設定ではあります。

ネットで読める読み切りをご覧ください

この漫画で最初に私が惹かれたのは絵。

丁寧に書き込まれた背景、魚。実際釣りをする人には分かってもらえると思う「釣り場の空気感」が伝わってくる絵です。

読み切りの一話だけネット読めるので、まずはそれを見てもらったほうが早いですね。こちらをどうぞ。

ちなみにこの話は連載に先行して発表された読み切り版です。のちに2巻の巻末に収録されますが、時間軸は単行本1巻に収録されている話よりちょっとだけ先で、絵のタッチも若干違います。

わたしがこの読み切りを初めて読んで「これはいい!」と感じたのが9ページ目。ここで一気に引き込まれました。堤防によじ登った主人公の目の前にザァァァっと海が広がるシーン。

放課後ていぼう日誌2巻

釣り人ならこのシーンの良さが分かるはず

出典:「放課後ていぼう日誌2巻」 小坂泰之/双葉社

これめっちゃいい。めっちゃわかる。めっちゃワクワクする。釣り人なら分かるはずだ!

釣り場の空気感の描き方が素晴らしい

日が暮れてからアオリイカが釣れるあたりまでの描写も素晴らしく、「夕まずめ感」が忠実に表現されています。

寒くも暑くもない初夏の夕方に感じるあの空気感。日の入り前後に魚がよく釣れる時間帯で、たぶん風が止まっているだろうなと感じさせる凪の雰囲気。海もおだやか。それが絵からありありと読み取れます。

この記事では他にもいくつかの釣り漫画を紹介しますが、釣り場の空気感の表現はこの漫画が群を抜いています。

釣り初心者のテキストとしてもおすすめ

基本的に釣りの素人である主人公が色々な釣りを学んでいくという流れなので、これから釣りを始める初心者にもおすすめできます。初心者向けらしく序盤でサビキ釣りをするエピソードもあります。

毎回釣った魚を食べるところまで丁寧に描かれているのも好感度大で、私自身の釣りのスタイルとも重なります。登場するキャラも個性的に生き生きと動いていて魅力があります。

今後の展開にも期待しつつ、私の本命釣り漫画として「放課後ていぼう日誌」を一番におすすめします。

続刊も発売中!そして待望のアニメ化も!

2巻からの新キャラとして顧問の女医先生も登場して、お話の幅も広がりました。せっかくのハマグリを横取りする展開はちょっとムッとしましたけど。

3巻では梅雨に入り、テナガエビ釣りなどを楽しみます。

4巻で夏に突入。砂浜でのキス釣りなどにチャレンジ。

5巻では瀬渡しで無人島に上陸。メンバーそれぞれが違った釣りを楽しみます。

最新刊の6巻は2020年の3月19日に発売。夏合宿に向けてわちゃわちゃとメンバーが動きます。

7巻は2020年の9月に発売予定となっています。

今回紹介する釣り漫画の中で、もしアニメ化されるとしたら、この「放課後ていぼう日誌」しかないと思う。「ゆるキャン△」が流行ったんだから、ゆる釣り的なこの漫画も今がチャンスだ!

…なんてことをずっと以前に書いてたんですが、ついにアニメ化のお知らせが届きました!めでたい!

TVアニメ「放課後ていぼう日誌」PV
TVアニメ「放課後ていぼう日誌」PV第2弾

原作を読み込んでる私ですが、声もキャラ絵も背景も全く違和感なし!これは期待大です。

放送開始は2020年の4月から。

残念ながらコロナの影響により3話で一旦放送休止となってしまいましたが、原作の雰囲気を全く損なわずにアニメ化したことに拍手!

7月から仕切り直して1話から放送されるということで、ちょうど魚が良く釣れる時期に合っていて、これはこれでいいタイミングだなとも思います。

アニメを見て釣りに興味を持った人のために、放課後ていぼう日誌に登場する釣りをそれぞれ解説しました。

スローループ

さっきちょっとだけ紹介したゆるキャンと同じ媒体「まんがタイムきららフォワード」で2018年から連載がスタートした「スローループ」。

こちらもネットで1話が読めるのでまずはそちらをご覧ください。

「スローループ」はこんな漫画

釣り好きの父親を病気で亡くした、海に近い家に住む女子高校生。

その父親がやっていたフライで、防波堤からメバルを狙う場面から物語がスタートします。そこで偶然、母親の再婚相手の連れ子である同い年の女の子に出会い、釣りを主軸にしながら新しい家族が生まれていくというストーリー。

ファミリーフィッシング的な釣りをしているとただでさえ縁遠いフライフィッシング、それをしかも海でもやるという、釣りのジャンルとしてはかなりニッチなものが題材になっています。漫画のタイトルになっている「スローループ」というのもフライ用語らしい。

釣りのHOWTO的な内容に重きを置いておらず、タイトルのごとくゆっくりとその世界観を楽しむ漫画になっています。

繊細な心理描写を楽しむ作品

この漫画を知って初めて絵を見たとき率直に思いましたね。「いかにも萌えっぽい絵が苦手かもしれん」と。ネットで1話目が試し読みできるんで読んでみたら、唐突に水着の女の子が堤防に現れるという展開に「あちゃ~」っとなったのも事実です。

ところが単行本を買って読み進めていくうちに印象が変わってきました。

再婚相手の家族と一緒に住むという心理的な葛藤だったり、それが徐々に溶けていくような出来事や言葉があったり。すごく繊細で丁寧な心理描写がある漫画でした。今回紹介する漫画の中ではいちばん重厚な心の描かれ方がされています。釣り漫画というよりヒューマンドラマ的な側面が強い。といはいえ絵はライトなので、そんなに構える必要はなくゆったりと読めます。

あ、絵はライトと書きましたが、魚や釣具の描かれ方はガチです。この辺がおろそかだと釣り人から総ツッコミを食らうので、どの釣り漫画もしっかり丁寧に書き込まれていますね。

フライで何でも釣る?

1巻で登場する釣りは、防波堤からのメバル釣りと、管理釣り場とキャンプ場でのマス釣り。いずれもフライで狙います。マスはまだしもメバルってフライで釣れるんだという驚きが。2巻以降もフライで海釣りをする展開があるようなので、自分の知らない世界を知るのが楽しみですね。

この漫画がきっかけでフライについて調べたんですが、マグロすらフライで狙う方法が確率されていて驚きました。

私がそうですし、同じような人は多いと思うんですけど、フライフィッシングって何か近寄りがたい釣りのジャンルという雰囲気があります。あらゆることを知り尽くした達人がやるみたいな。

この漫画をきっかけにそれが変わるのかもしれません。

 

カワセミさんの釣りごはん

数ある釣り漫画の中でも、「釣って食べる」というポイントに重点がおかれた「カワセミさんの釣りごはん」。2020年1月に単行本一巻が発売されました。

ネットでのためし読みはこちらから。

https://www.futabasha.co.jp/tachiyomi/vtreader.html?pc=1&fd=ma_kawasemisanLR

「カワセミさんの釣りごはん」はこんな漫画

舞台は福岡県。

主人公以外のキャラはバリバリの九州弁をしゃべります。関西人の私にはまったく理解ができない会話もあるんですが、主人公自身も分からないという設定なので理解できなくても問題ありません。

人見知りで友達ができない女子高生の主人公が田舎の学校に引っ越してくるところから物語が始まります。そこでたまたま釣り好きの女の子と出会い、無理から釣りに同行させられ、だんだん釣りの世界に巻き込まれていくというストーリー。ってまたそのパターンか!というのはとりあえず置いときましょう。

可愛い女の子が釣りをする漫画というのがここ最近のトレンドになっていて、この記事でもいくつかの作品を紹介しています。その中においてこの漫画は、釣って食べるということに最もフォーカスした内容。魚の釣り方や料理のレシピ紹介というより、釣った魚を美味しく食べるためにどういう処理が必要か、どうやってさばくかということまで詳しく描かれています。

料理好きだけどコミュ障の主人公の女の子が、釣りという最高の食材をゲットできる趣味と出会うことで新しい世界に足を踏み入れ、そしてごく自然に友達ができていく。これも最近のトレンドなんだと思いますが、いわゆるソフトな百合っぽさをにおわせる雰囲気があります。1巻を読む限りでは男友達という存在が全く出てきません。ミサゴのお兄さんぐらい?

その百合っぽさとかいろいろ強調された絵とかは、好みの分かれるところであざとさも感じるかもしれません。これは今のトレンドだったり戦略だったりするだろうから仕方ないでしょう。

魚の処理が丁寧に描かれている

私自身は釣った魚を自分で料理することを趣味としていますが、この漫画では調理にかかるまでに必要な魚の下処理がとても丁寧に描かれていることに感心しました。

魚って生臭いという前提になっていますが、釣ったばかりの新鮮な魚を丁寧に下処理をすれば、ほとんど生臭さなんてないんです。この漫画では釣りたての魚を調理するシーンが多くありますが、血合いを取る、霜降りをする、塩をふるなど、魚をよりおいしく食べるための下処理がしっかりと描かれています。

魚の頭を落としたり内蔵を取ったり三枚におろしたりなんていう調理の描写は今までの漫画にもありましたが、「血合いを取る」という描写がある漫画はめずらしい。この血合いを取る工程は、魚の鮮度を保ち生臭さを低減させる重要かつ必須な処理です。

かわせみさんの釣りごはん1巻

魚を美味しく食べるためには血合いの除去が超大事

出典:「かわせみさんの釣りごはん1巻」 匡乃下キヨマサ/双葉社

釣りのHowto漫画としても役立ちますし、そこで釣った魚をどう料理すべきかもしっかり描かれているので、釣り初心者にもおすすめしたい釣り漫画。

主人公のカワセミちゃんは、普段人見知りでおとなしいキャラなんですが、料理となると豹変するタイプとなっております。こんな風に。

かわせみさんの釣りごはん1巻

そうそう!わかる~!

出典:「かわせみさんの釣りごはん1巻」 匡乃下キヨマサ/双葉社

これ、もちろん漫画的にデフォルメした表現ではありますが、個人的にはめっちゃ理解できます。私もしばらく釣りに行けず魚がさばけない状態が続くと、魚をさばきたい欲がふつふつと湧いてきます。とうとうそれをおさえきれず、魚屋で丸のままの魚を買ってきてまで料理しますからね。まじで分かる。

途中に挟まれる軽いギャグシーンもテンポがよくて好きです。たまに楳図風のホラー顔になるのもいい。

これから友だちになるであろうキャラクターが増えて釣りの世界も広がっていきそうな2巻が楽しみです。1巻では淡水での釣りのみでしたが、次巻では海での釣りも始まりそうな気配。

放課後ていぼう日誌の次にアニメ化されるとしたら、この作品ではないかと思います。

おひ釣りさま

この漫画はWEB媒体だけで連載されてるのかな?2週間ごとに最新話を読むことができます。

2017年の秋に単行本も発売されました。

放課後ていぼう日誌も秋田書店なので同時購入キャンペーンとかもやってました。がんばれ秋田書店。ぜひ釣りを盛り上げてください!

「おひ釣りさま」はこんな漫画

舞台は関東周辺と思われる設定。

背景として都会的な描写が多く、のんびりした田舎が中心の放課後ていぼう日誌やカワセミさんの釣りごはんとは対照的です。

主人公はクールな20代OLさん。

ストーリーや人物の描写に重きを置くのではなく、一話完結が基本で毎回違った釣りを紹介する漫画です。ルアーが中心だけどエサ釣りもあり。

つれづれダイアリーの橘さんと同じく、あらゆる釣りに精通している達人タイプの主人公です。どんな釣りであっても的確に状況を判断をして冷静にターゲットを仕留めるけど、心の中では「たまらん」と恍惚の表情を浮かべ妄想にふけるという、ギャップ萌えってやつですかね?よう知らんけど。

一番ライトに読める釣り漫画

今回紹介する漫画の中では一番ライトに読める漫画です。単行本でもページを飛ばしてどの話から読んでもだいたいオッケー。基本は1~2話完結でページ数も少なめだから。

タイトルから連想できるとおり、主人公は基本的に「おひとりさま」で釣りに出かけます。無口でクールなキャラというのが相まってやたらと心の声が多く、ページ内のセリフの割合もそれが多くを占めます。

リアルでは無口、心の中では饒舌。これは私がそうなのですごく共感できますし、ちょっと親近感すら湧いてきます。私も1人で釣りをするときはじっと寡黙にやってますが、頭のなかであーだこーだ状況分析したり、脳内で近くの釣り人と釣り談義を繰り広げたりもしていますからね~(怖いよね~)。

ただ、周りのモブキャラ(だいたいおっさん)が「あの子ひとりで釣りしてるよ」「あの子1人でどんだけ釣るんだよ」みたいな”女のくせに”というフィルターをかけて見ているのが若干引っ掛かるのであります。漫画的な誇張表現だとは思うのですが、おっさんはそれほど他人を気にしちゃいないぞ。

表現が適切ではないかもしれませんが、今回紹介する漫画の中ではちょっと絵が固いなーという印象を受けました。かといって釣りシーンに違和感は感じません。ちゃんと釣りをする人が書いてる漫画だ。

ちょい釣りダンディ

女性が活躍する釣り漫画の紹介が続きましたが、おっさんも頑張ってます。タイトルから直球でおっさんの活躍が想像できる「ちょい釣りダンディ」。

仕事終わりのサラリーマンが都会を背景に手軽な釣りを楽しむようすを描いた漫画。秋田書店から単行本が発売されているので、放課後ていぼう日誌とのコラボ企画なんてこともやってました。

こちらも試し読みができます。

「ちょい釣りダンディ」はこんな漫画

舞台は関東。

主人公は氷河期世代45歳のサラリーマン。

建設関係の小さな会社に勤めているアブラギッシュな風貌で、仕事はできて人あたりもいいけど独身という設定です。独身だから仕事が終われば気の向くまま釣りに行けるということですね。

1話完結でライトな釣りがとりあげられているので、釣りの初心者でも楽しむことができるはずです。2019年12月現在、単行本は1巻まで発売されています。

優しさあふれるダンディズム

放課後ていぼう日誌とコラボした企画があったので、この漫画の存在自体は知っていました。でもちょっと暑苦しい絵が苦手だなと感じて避けてたんです。でも読んでみたらこれが面白かった!

主人公を取り巻く2人の女性。自分の会社の女社長。いきつけの小料理屋の女将。

その二人の間で恋心が揺れ動く。本作の主人公はまるで少年のようにピュアな心の持ち主でもあります。それゆえの気持ち悪さがなくもない。正直リアクションもねちっこい。でもたぶん凄くいい人。ハードボイルドで渋いダンディではなく、すごく周囲に気をつかう優しさが溢れるダンディズムです。それゆえ結婚のチャンスを逃してきたんじゃないかっていうぐらい。

釣り版「孤独のグルメ」という評価がありますが、確かにそのイメージからは大きく外れていないと思います。ひとり言もかなり多め。周りの人には至極丁寧な口調、ひとり言ではちょっとワイルドな口調というギャップもおじさん的にはリアルです。

番外編として収録されたエピソードにこんなセリフがありました。「決まりさえ守れば釣りは自由です 自由じゃない釣りならやらない方がましだ」。

ちょい釣りダンディ一巻

そう!周りに迷惑をかけない限り釣りは自由であるべきだ!

出典:「ちょい釣りダンディ1巻」阿鬼乱太/秋田書店

これは本当に共感できました。

私自身は釣りのタックルや釣り方にこだわらないタイプで、周りに迷惑をかけない釣り方であればなんでもオッケーだと思っています。釣り具メーカーお仕着せのタックルを使うのではなく、自分で道具を工夫して試行錯誤して釣り上げた魚には特別な価値がある。釣りってそういうもんだろ?

いやもちろん道具にこだわることも一つの楽しみとして理解はしてます。でもそういう楽しみ方があっていいはず。

人気のほどはよく分かりませんが、どんどん続いていってほしい漫画です。アニメ化というより、深夜枠15分ぐらいの実写ドラマで観てみたいですね。

つれづれダイアリー

続いて紹介するのは、ここ最近増えてきた「かわいい女の子が釣りをする漫画」ブームの先駆けともいえるつれづれダイアリー。

単行本が3巻まで出ています。

 「つれづれダイアリー」はこんな漫画

作品中で明示されていたかどうか分かりませんが、舞台は浜名湖周辺ということが作品から読み取れます。

こちらも主人公は女子高生。

これまた釣りとは無縁だった主人公が、クラスで浮いている無愛想な同級生「橘さん」を街で見かけて追いかけているうち、少しづつ釣りにはまっていくという…これもそうなのねという設定です。

釣り初心者のテキストとしても

こちらも最初の数話と最新話がネットで読めるのでまずはそちらをご覧ください。

主人公の名前が「アリス」なんですが、つまり「ウサギ」であるクラスメイトの橘さんを追って「不思議な釣りの世界」に迷い込むというプロローグです。

あらゆる釣りに精通している橘さんをストーキングしつつ、初心者であるアリスが釣りを学んでいくという釣りのテキストとしても役立つ漫画。

やはり序盤にサビキ釣りをしますが、ターゲットはコウナゴ。つまり関西では釘煮としてお馴染みのイカナゴです。大阪湾で釣れるのは聞いたことないですが、浜名湖ではサビキで釣れるんですね。

お話の最後の数ページにその話で釣った魚の料理方法を紹介するなど初心者へのフォローも丁寧。絵もスッキリ洗練されていて読みやすい。

釣りの達人 橘さんのバックグラウンドを知りたい

絵もお話も安定しているので今後はキャラの掘り下げにも期待しつつ連載が続いてほしいですね。あらゆる釣りを高レベルでこなす橘さんのバックグラウンドが何なのかも知りたい。

…と思っていたものの、あまりキャラの掘り下げがないまま連載が終了してしまいました。打ち切りっぽい唐突な終わりだったので、ニッチなテーマの漫画が群雄割拠している昨今、連載を続けるのは難しいものなのかもしれませんね。

釣り人生活

次に紹介するのはさとう輝先生の「釣り人生活」。またおっさんが主人公です。

「釣り人生活」はこんな漫画

作者のさとう輝(てるし)先生は、20年近く連載が続く「江戸前の旬」の作画を担当されています。

江戸前の旬は何度かドラマ化もされていて単行本は遂に100巻を超えました。タイトルから連想できる通り江戸前の寿司屋を舞台にした漫画で、美味しんぼを代表とする「食でいろんな人間関係やトラブルを超解決する」系統の漫画ですが、妙にインパクトがあるコマをぶち込んで来るので油断できない、クセになる漫画であります。

基本は一話完結なので、どこからでも気軽に読める漫画です。

そんなさとう先生が、漫画家という激務の間をぬって命を削るかのように釣りに出掛ける様子を描いた釣りエッセイ漫画がこの「釣り人生活」。

2020年1月現在、2巻まで単行本が発売されています。

釣り人のリアルが描かれている

命を削るという表現をしましたが、貴重な睡眠時間を削って長い移動時間を惜しまず釣りに出掛けるという、釣り人には当たり前かつ納得できるであろう釣行の様子が”リアル”に描写されています。

何がリアルかというと、睡眠時間を削り遠くまで移動するという苦労を重ねるのに、必ずしもそれに見合った釣果が伴わないというところ。ぶっちゃけ「あんまり釣れない釣り漫画」です。試行錯誤のすえに大物を釣って「やったぁ!ついに釣れたぞ!」みたいなカタルシスは期待できません。ああ疲れた…と、とぼとぼ帰路につく感じです。

この記事で紹介する釣り漫画の中で唯一、ガチ釣り人向けの釣り漫画といえます。決して初心者向きではない。Howto的な内容もあまりないし。

でも釣り人には共感できるであろうシチュエーションだらけで、釣りに慣れた人にこそ手に取って欲しい漫画だといえます。

漫画を買って応援したい

以上、最新釣り漫画の紹介でした。

意図的じゃないんですけど、ほとんど女の子が主人公です。そういう時代なんですね。

最近よく感じますが、こういうクオリティが高い漫画をネット上で一部タダで読めるってのは素晴らしい。もちろんその後の単行本発売に向けたプロモーションの一環ではあるんだろうけど。

いろいろと厳しい出版業界ですが、本当に興味を持った漫画は単行本を買って応援していきたいと思います。そしてゆくゆくはこれが釣り業界の維持発展に繋がるはず!