フィッシングショー大阪の体験マス釣り攻略法

フィッシングショー体験マス釣り

釣りのオフシーズンである2月。

インテックス大阪でフィッシングショー大阪が開催されます。開催は既に50回を超えている、関西の釣り人にはお馴染みのイベント。コロナ禍で数年はオンラインイベントとして開催されましたが、2023年はようやくインテックスに帰ってきます。

イベントの趣旨は各メーカーの新製品発表会という側面が大きいのですが、より多くの釣り人を生み出して釣りの裾野を広げていこうという意気込みも感じられます。そのため「未来の釣り人」候補たる中学生以下の子供は入場無料。先を見据えた素晴らしい取り組みです。

子どもと同じく女性の釣り参入も釣り業界全体でずっと取り組まれているテーマ。結果がでているのかイマイチ分からないのですが、諸手をあげて歓迎したいところ。

そんな子供と女性に向けてフィッシングショー大阪で用意されているお馴染みの企画、それが「体験マス釣り」です。 ここで釣りを体験してもらって、まずその楽しさを知ってもらおうというわけですね。

そのマス釣りの概要、そして実は難易度が高い整理券の獲得方法について紹介します。お子さんとフィッシングショーに参加するお父さんお母さんの参考になれば。

この記事の内容は2017年から2019年に行われたフィッシングショー大阪での体験マス釣りに参加した体験をもとに構成しています。現状とは異なる可能性がある旨を予めご理解ください

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参加するには早起きして整理券を手に入れよう

参加できるのは中学生以下の子供と女性だけ

まず最初に残念なお知らせをしなければなりません。

このイベントの正式名称は「ジュニア&レディース体験マス釣り」。イベント名の通り、参加できるのは中学生以下の子供、そして女性のみです。

そう、そこのあなた。おっさんは対象外だ!残念だったな!

オレはまだまだ子供の心を持っていると言い張っても、中学生までしか参加できません。厳密に身分証提示を求められることはありませんが。

あきらめましょう。

とはいえ釣りに飢えたオフシーズン真っ只中、マス釣りの光景を見てると竿を握りたい気持ちがふつふつと湧いてきます。

しかしあきらめましょう。

というわけで、この記事はお子さんや奥さんにマス釣りをしてもらう前提でお読みいただければと思います。大丈夫。あなたの我慢や努力、それは家族が釣りへの理解を深めることに繋がるはずです。

フィッシングショー開場前に整理券をゲットすべし

マス釣り用のプールは2箇所あって15分交代ぐらいで人の入れ替えがあります。しかし参加できるのは一日400人程度。人気のイベントなので開場前に予め整理券が配られます。

配布場所はイベント会場の待機列。

ここ数年のイベント会場は4号館です。マス釣り会場以外にもセミナー会場、マグロの解体ショーや子供用のお祭り広場が設けてありますが、近畿圏の大型釣り具店が出店する即売会場も併設されています。かなりお得な価格になっている場合もあるので、これ目当てにフィッシングショーにくる人もたくさん。

間もなく8時を迎える4号館前の待機列

そんなわけで特に「マス釣り専用」の待機列があるわけではなく、セミナー参加やイベント会場の特売目当てで並ぶ人の列に混じることになります。時間がくれば先頭から順にスタッフがまわってきてマス釣り参加希望者に整理券が配布される流れです。

なお当然ですが、実際に釣りをするお子さんなど本人が列に並んで整理券を受け取る必要があります。子どもは遅れてくるからといって大人が代理で受け取るというやり方は考えない方がいいです。そこでごねるのもみっともないのでやめましょう。

遅くとも8時までには並ぼう

配布が始まるのは例年8時を過ぎてから。

たとえば2019年は7時45分ぐらいに待機列に並び始めて整理券の配布を待ち、無事に受け取ったのは8時15分ぐらい。整理番号は312でした。

何とかゲットできた整理券

8時を過ぎると来場する人が急に増えて列が伸びるので、遅くとも8時より前に並ぶべきでしょう。確実にゲットするには7時半を目安にしなければなりません。釣り人との早起き勝負はきついぞ!

会場内で参加券を購入する

整理券はあくまで整理券。開場後に整理券と引き換えに参加券を購入する必要があります。整理券を手に入れたからといって安心せずにそのまま列に並んで開場を待ちましょう。

購入場所はマス釣り会場付近。9時にフィッシングショーが開幕してその流れで4号館に入れますので、一目散にマス釣り会場を目指してください。即売会をやってるからって寄り道しちゃだめ。

おそらく200番ぐらいまでの整理券だと午前の部に滑り込めます。時間が経てば魚がすれて釣れにくくなる可能性があるので、早い時間にこしたことはありません。

受付についたら参加料を支払い参加券をゲット。これでようやくマス釣りへの参加が確定します。

参加券が手に入れば一安心 時間まで会場を見て回りましょう

マス釣り体験の流れ

5分前には会場へ

指定された時間が近づいたら5分前までには会場へ。 マス釣り用のプールは2箇所あり、参加券にその箇所も指定してあるので間違えないように。

準備中のプール

先にマス釣りをしているグループの様子を見ながらイメージトレーニングさせておきましょう。

場所選びが重要かもしれない

準備が整ったら入場となります。

お子さんに釣りをさせる場合はここから親と離れることになります。後ろから撮影などはできますので見守ってあげてください。一人で釣りをするわけではなく、学生さんらしきスタッフがひとりずつ付き、マンツーマンで手伝ってくれますのでご安心を。

と、ここでアドバイス。

周りに人がいて警戒するせいか、ほとんどのマスはプールの中央付近に固まって泳いでいます。常にそうなのかは分かりませんが、私がみたときはどの年もそうでした。

プール中央付近に集まるマス

この中央付近を狙える位置で竿を出さないと正直言って厳しいです。プールの隅など場所が悪いと、はぐれたマスの回遊を待って狙うかたちになります。ただでさえスレ気味のマスを釣り上げるのはかなり難しい。

場所が選べるようであれば、中央付近にいけるようお子さんを誘導してあげてください。

ほとんどスタッフ任せの大名釣り

全員の準備が整ったら早速釣り開始。

基本的に餌付け、仕掛けの投入、あわせ、魚の取り込み、針外しなど一連の流れはスタッフがやってくれます。参加者は一切手を汚さず、釣りのハイライトである魚の引きだけを楽しめるという、絵に描いたような大名釣り。

優しいお兄さんがサポートしてくれる

仕掛けが絡むなどのトラブルが起きても、さっと竿を交換してくれるなど迅速に対応してもらえます。ほぼおまかせ。体験マス釣りの「体験」たるゆえんはここにあるのかもしれません。

自分でやりたい場合、たぶんそう伝えれば最小限のお手伝いだけしてもらえると思います。

持ち帰り用のバッグと保冷剤つき

楽しい釣りもわずか10分ほどでタイムアップ。

釣れたマスはビニール袋に入れられ、用意された保冷バッグに保冷剤とともに入れてくれます。これも料金に含まれます。

1匹も釣れなかった場合でも数匹入れてくれます

一匹も釣れなかった場合でも何匹かはおまけで入れてくれます。

2月という年間でいちばん寒い時期ですし、保冷剤があれば半日ぐらいは問題なく持ち歩けると思います。しばらく生きてバッグの中でビチビチと跳ねていますが子どもに持たせてあげましょう。自分で釣ったのなら嬉しく、そして誇らしいはずです。

持ち帰ったニジマスはムニエルにして食べるのがおすすめ。

ちょっと面倒ですがムニエルなら魚が苦手でも食べられるはず

持ち帰り時は血抜きなどの締め処理はしてくれないので野締めの状態。そのため多少の臭みは気になるかもしれません。海の魚とは違う香りもあります。

その点、牛乳とバターで臭みを消せるムニエルなら魚嫌いのお子さんでも喜んで食べてくれるかもしれません。

自分で釣った魚を自分で食べるよろこびたのしみ。それを味わってもらえたらしてやったりです。整理券ゲットの苦労や参加料など安いもの。

釣りの入り口に

フィッシングショーの本質は大人をターゲットにした釣具新製品発表会です。

しかし一方で、各釣具メーカーは子どものためのアトラクションやイベントをたくさん用意してくれています。子どもだけのプレゼントもあります。

親子で釣りを楽しむきっかけとして、フィッシングショーのマス釣りをしてみませんか?ここでの体験はきっと未来に繋がるはずです。