この記事にたどり着いたということは、大阪湾岸の地域にお住まいで釣りに興味をもたれた初心者の方とお見受けします。
私は大阪湾の周辺地域に住み、2014年に小学生のころ以来20年ぶりの海釣りを再開しました。それから6年ほど大阪湾での釣りを楽しんでいます。子供のころに多少経験があったとはいえ20年も経てば初心者同然。試行錯誤しながら何シーズンかを過ごすうちにいろいろなことを学んできました。今ではすっかり釣りが日常となり、休日は釣りと魚料理に明け暮れています。
釣りをするにはいろいろな道具が必要だし覚えることもたくさん。周囲に釣りをする人がいなければ、敷居が高い趣味と感じるかもしれません。でも実際はそんなことないんです。それに海釣りをするにおいて大阪湾周辺にお住まいというのは非常に恵まれた環境でもあるんです。興味があるのならぜひ始めて欲しいと思います。
その敷居をひょいっと軽く飛び越えるための情報をまとめました。趣味として釣りをスタートさせたい人の背中を押させてください!
そもそも釣りって何が楽しいの?
例えば私は野球に全く興味がなく、テレビ中継なんて見て何が楽しいのかと不思議に思うほどです。野球好きの方がいたらすいません。
同じように釣りをしない人からしたら釣りも同じようなもんでしょう。早起きしないといけないし魚は臭いしエサはキモいし。何が楽しくてあんな苦行をしてるんだと。
釣りに何を求めるかは人それぞれですが、私がなぜ釣りをするのか書き出してみます。あくまで私の場合。
こんなとこですね。
釣りをしていると頭の中を日常と切り離すことができます。例えば夜中に家を出て遠い海に出かけるということは、普段と違う時間に行動して普段とは違う場所に行くということ。これは完全に非日常です。
また、日常と頭を切り離せると聞くと、釣り場で「ボケーっ」と糸を垂れているイメージをするかもしれませんが、そんなことはほとんどありません。釣れない魚を釣るために、あれこれ想像を張り巡らせ、自分の知識と経験の引き出しを開けまくり、ずっと手も足も動かしたまま。日常よりせわしいかも知れません。だからこそ日常と切り離せるわけです。
あと「快感」とか危ない表現をしてますけど、釣りにはほんと脳内麻薬が出てるんじゃないかと思うほど気持ちいい瞬間があります。もちろん大きな魚が釣れた時なんてのはまさにそうだし、タチウオのウキ釣りでアワセが決まった瞬間なんてまさにそう。たまらんのです。これだから釣りがやめられないという人は多いはず。
魚を食べるのが好きなのも大きな理由。それまでカレーぐらいしか作れなかった私が釣りを通して料理をするようになり、今では自分専用の出刃包丁を持つほど。ここまでくれば多分一生をかけた趣味になると思います。
大阪湾ではどんな魚が釣れるの?
大阪湾は水産資源に恵まれた海だった
今から釣りを始めようとされている初心者の方にとって「大阪湾」というのはどんなイメージですか?
ゴミだらけのきたない海?沿岸は埋立地と工場だらけで水質汚染がすすんだ海?きたないから魚もあんまりいないんじゃないか?どちらかというとそいういうネガティブなイメージが多いんじゃないでしょうか。
まあ綺麗か汚いかと言われれば、率直に言って大阪湾は汚い海でしょう。事実、暑い時期だとなんともいえない赤茶色だったりするし。大雨が降れば、淀川や武庫川から流れてきたゴミだらけになるし。
だからといって魚が少ないかといえばそうではありません。大阪湾は古くから「茅渟(チヌ)の海」と呼ばれ、豊富な水産資源に恵まれた海です。
閉鎖的な海域と思いきや、北に明石海峡、南に紀淡海峡があるおかげで潮の流れに恵まれており、外の海域からもいろいろな魚が回遊してきます。同じような大都市圏近郊にある東京湾や伊勢湾に比べて「岸壁(波止)から釣りをする」ということに関してはかなり恵まれた海といえます。
大阪湾で釣れた魚って食べても大丈夫なん?
さっき「率直に言って汚い海」と表現した大阪湾。
そんな海で釣れた魚を食べても大丈夫なのかと不安になるかもしれませんが、これは自身を持って言います。
大・丈・夫!
大阪湾で釣った魚を何百匹と食べてきましたが、体調を崩すとか臭くて食べられないとかといったことはありませんでした。
自分で料理をしない人はとんでもないと思うかもしれませんが、刺身でも問題なく食べられます。
汚い海といっても数十年前に比べたら水質は明らかに改善していますし、紀淡海峡付近や明石海峡付近まで行けば誰が見ても「きれいな海」になります。
暖かい時期には回遊魚がたくさんやってくる
寒くなると大阪湾に程近い紀伊水道で越冬する魚がたくさんいます。なぜなら黒潮に近くて水温が高い水域だから越冬するのに好都合なわけです。
ここで越冬した回遊魚が春を迎えた時期ぐらいから北上を開始し、明石海峡と紀淡海峡からそれぞれ大阪湾に入り込んできます。代表的な回遊魚はアジ、サバ、イワシなどの青魚。それらをエサとするブリやサワラ、タチウオなどの大型回遊魚も追いかけるように大阪湾へ。
秋にはそれがピークを迎え、10月ぐらいの大阪湾は釣りのハイシーズンに突入します。ほんとに秋は魚が豊富。いろんな魚が釣れる。しかも美味しい魚ばかり。
皆さんご存じのアジだって、こんなにたくさん、しかも簡単に釣れちゃいます。
居付きの魚も豊富
「茅渟(チヌ)の海」と呼ばれるだけあり、チヌ、つまりクロダイが多く生息しています。それゆえ大阪湾ではクロダイ釣りも盛ん。
アジやサバなんかの回遊魚に対して、クロダイなど大阪湾内にとどまったかたちで生息する魚を「居付きの魚」なんて呼んだりします。ルアーフィッシングではシーバスと呼ばれるスズキもそのタイプ。ガシラ(カサゴ)やメバルなど根魚と呼ばれる魚も居付き型の魚です。
沿岸はほぼ埋立地で構成される大阪湾ですが、居付き型の魚も人口の護岸などでたくましく生きています。先に挙げた回遊魚も湾内の深い場所ににとどまる種がおり、船釣りでのターゲットになったりします。
回遊魚、居付きの魚。大阪湾で釣れる魚はよりどりみどり。季節によっても狙える魚は違う。選択肢に迷うほど。
初心者はどんな釣りから始めればいい?
まずはサビキ釣りで確実に魚を釣ってほしい
私の考えとして、初心者の方にはとにかく「何かしら魚を”確実に”釣って欲しい」と思っています。
でも経験もテクニックもないのにそんな簡単に魚が釣れる釣り方があるんだろうか?
あるんです!「サビキ釣り」なら時期と場所さえ間違えなければかなり高い確率で魚が釣れるのです。しかも食卓でお馴染みのアジ、サバ、イワシが簡単に。初めての釣りはサビキ釣りが断然おすすめです。
何もこれは私独自の考えではなく、初心者や家族連れがするファミリーフィッシングとしてサビキ釣りは王道です。サビキ釣りに関してはこちらの記事で詳しく説明していますので是非お読みください。
サビキ釣りを通して釣りに慣れてくれば、釣り場でだんだん周りを見る余裕がでてきます。そしたらサビキ以外の釣りをしている人が目に入るはず。そこで次にやりたい釣りも見つかるはずです。もちろんずっとサビキ釣りを続けてもいいしですし、他にもいろんな釣りがあなたを待っています。
初心者はどんな釣具をそろえればいい?
まずはリーズナブルで万能な1本の竿と1台のリールを
海釣り初心者がまず最初に揃えるべき釣具、特に最初に選ぶ竿とリールはどうすればいいか…これは非常に難しい選択です。
一昔に比べて釣りのジャンルが細分化してきており、釣り方によって専用の竿が開発されてきたりして、単に「竿」といっても膨大な種類があります。値段もバラバラ。初心者には選ぶのが大変です。
そこで私の考えですが、なるべくリーズナブルに、そして最小限の道具でいろいろな釣りを楽しめること、それが重要じゃないかと。つまりお手頃の価格で万能といえる竿とリールが1つずつあればいいのではないか?
という観点で選んだ竿がこちらの記事で紹介している遠投磯竿3号です。
リールは2500番台のリールが多用途につかえます。
もし、ルアーもエサ釣りも一本の竿でやりたいならシーバスロッドがおすすめ。
実際これらの釣具が全ての釣りに対応できるかというと、釣りの種類によっては「ちょっと使いにくいな」という場面も出てくると思います。
でもこれを基準にすれば、次に必要な竿やリールはどういうものを選べばいいかということが自ずと分かってくるはず。そのための一本目、1台目として最適だと考えで、初心者には比較的低価格の竿やリールをオススメしています。
初心者は釣り道具をどこで買えばいい?
初心者は大型の実店舗で買うのがおすすめ
実際に商品を手にとって触れるという点で、初心者はまず実店舗で買うのがいいです。
釣りに興味がないとなかなか目に付かないかもしれませんが、大阪湾岸にはたくさんの釣具店があります。大別すると、
の2タイプ。
関西の大型釣具チェーン店といえば、
などがあります。
これに加えて、地元密着型の個人商店があります。残念ながら時代の流れとともに段々減ってきていますが、しっかり地域に根付いて頑張っておられるお店もたくさんあります。
大型店と小型店、どちらが初心者向きかというと、これは大型店に軍配があがります。やはり店舗規模からして取扱商品が豊富だし、のちのちの常連客確保のため初心者へのケアも手厚い。お店も明るくて入りやすいはず。
対して小型店はちょっと敷居が高く感じるかもしれません。対象が地元の常連客だったり、商品ラインナップもどちらかというと消耗品が中心だったり。でも釣りに慣れてきた段階で利用すれば大きな味方になります。なにより地元のピンポイントな釣果情報を知れるのは大型店にないメリットといえます。
コスト重視ならネットショップで
価格という面ではやはりネットショップが強いです。Amazonやヨドバシとかだと釣具屋の店頭よりかなり安い場合もあります。
最近はAmazonも初心者向けのページを作ったりして力を入れていますね。
でも実際に手に持って触ることができないデメリットがどうしてもあります。実店舗でさわってネットで買うって手段もあるけど…ね。
中古やリサイクルショップはおすすめしない
最近は中古釣具の「タックルベリー」がいたるところにできています。またハードオフなんかのリサイクルショップでも釣具コーナーがあったりします。
でもはっきりいって初心者に中古釣具はおすすめできません。なぜなら、ある程度経験がないとその商品の価値やコンディションをちゃんと判断できないからです。
わたしもたまにリサイクルショップの釣具コーナーを物色したりするんですが、明らかにダメージを負った竿が結構な高値で売られていたり、極端なケースだと新品を買うより高い中古商品があったり。雑多な中古品を扱っているタイプのリサイクルショップは特にそれが顕著。たぶん商品の目効きができていないんでしょう。
ゆえに初心者に中古釣具はおすすめしません。安くてもリスクが大きい。
釣りってどれぐらいお金がかかるもの?
最初に必要最低限の道具を揃えるイニシャルコスト、毎回の釣りに必要なエサ代などのランニングコスト。果たしてそれらのコストはいくらぐらいなのか、私の実体験をもとにリアルな数字を記事にしてみました。
この記事に書いたのはあくまで例です。
釣りのスタイルによってコストは大きく変わってくるのですが、サビキ釣りであれば比較的リーズナブルに楽しめます。海が近いのならなおさら。
初心者でも楽しく釣りができる大阪湾の釣り場はどこ?
まずは釣り公園が無難な選択です
釣りに不慣れな初心者が気を使わずに釣りを楽しめる場所、やはりここは釣り公園が第一候補にあがってきます。
大阪湾の釣り公園は北半分に偏っており、南側から反時計回り順に以下の釣り公園があります。
大都市圏に近くて狭い範囲にこれだけ釣り公園があるという環境はめぐまれていますね。関西や大阪湾岸で釣りが盛んな証拠かもしれません。
これ以外にも大阪南端や和歌山付近にもいくつか釣り公園がありますが、私はそちら方面に詳しくないので割愛させてください。
釣り公園であれば貸竿を取り扱っているところもありますし、売店で仕掛けやエサも買えたりするんで初心者にも安心です。なんなら手ぶらでいけたりも。
初心者におすすめな釣り公園は「平磯海づり公園」
私の意見として初心者の方には平磯海づり公園がオススメです。水もきれいだし明石海峡をのぞむ景色も最高!
きちんと柵も設置されているので子供連れでも安心です。周辺にもたくさん釣り場があるので、平磯で釣り足りなかったらそこで第2ラウンドを開始できますよ。もう釣りはいいやと思えば近所にアウトレットもあるし。
釣り公園以外の初心者向け釣り場
大阪南港の釣り園は無料ですが、基本的に釣り公園は入場料が必要。しかも多くの釣り公園は数時間の時間制で、それを超えると時間ごとに延長料金がかかります。どうしてもそれが頭にあってのんびりまったり楽しめない側面があるのも事実。
そこで選択肢にあがるのが、無料で開放されている「釣りが可能な公園」です。例えば芦屋沖の人工島南端にある南緑地、通称「南芦屋浜ベランダ」。
東西に広大な面積がある釣り場で初心者の方も多いので臆せず釣りが出来ると思います。でも人気の釣り場なので、タチウオが釣れ始める時期になると場所取りも困難なほど。
もう一箇所おすすめなのは神戸垂水のアジュール舞子。明石海峡大橋のたもとにある公園です。魚の豊富さもさることながら目前にある明石海峡大橋のスケールに毎回圧倒されます。
周辺にはアウトレットもあったりするので家族で行ってもいろいろな楽しみ方ができます。
アジュール舞子は東西に広い公園なので、アウトレットから歩ける範囲にも通称「温泉裏」と呼ばれる釣り場があります。だから家族でアウトレットに来て、男子チームは釣り、女子チームは買い物という別行動も可能。
いずれも24時間開放されておりいつでも釣りが楽しめますし、サビキ釣りをする初心者の方も多いので気兼ねなく楽しめると思います。
他にも無料釣り場はあるけど
この他にも無料で24時間釣りが楽しめる場所はいくつもあります。漁港とか。しかし大っぴらに釣りが許可されているかというとグレーな場所も多く、ここで紹介するのもちょっと躊躇するというのが本音。
実際そういった場所でトラブルが起きて、その後明確に釣り禁止が掲げられてしまった場所はいくつもあります。申し訳ないですがこのタイプの釣り場はご自分でお探しください。
いずれにせよ周辺の住民やそこを仕事場とされている方々に迷惑をかけない、過度に騒がない、そしてゴミは持ち帰る。どんな釣り場であろうとこれが大事です。ごみ問題で釣り禁止になった釣り場はたくさんあります。未来に釣り場を残しましょう。
大阪湾の釣り情報ってどこから集ればいい?
ネットで情報を集める
そもそもこの記事にたどり着かれたということは、既に情報収集の手段としてネットを活用されている方だと思います。私を含め、個人のブログなどで釣り情報を発信している方もたくさん。情報の鮮度という意味では個人ブログが一番です。
私はブログ村の近畿釣行記の新着記事で最新の釣果情報を把握しています。
釣れ具合に少し過度な表現もあったりしますが、フィッシングマックスが発信している釣果情報も大変参考になります。「何かが釣れ始めた」という情報はとても有り難く釣行のきっかけになることもしばしば。
最近はYouTubeで釣り動画を配信されている方も多いですね。すごい時代になりました。
「四季の釣り」は初心者向けの釣り番組
関西在住の人にとってはお馴染みのサンテレビ。ほぼ毎日のようになんらかの釣り番組が放映されています。その中でも初心者向けの釣りをよく紹介してくれるのが「四季の釣り」。
特に初夏から晩秋ぐらいまでの釣りのオンシーズンには、サビキ釣りなど初心者向けの釣りとそれに合った釣り場を頻繁にとりあげてくれます。スポンサーである釣具メーカーや釣具店の番組内でのPRが露骨だったりしますが、番組のテンポの良さとナビゲーターの伊丹さんによる仕切りで非常に見やすい。
今までの四季の釣りはすべてYouTubeで観ることができます。一例としてこれは先に紹介した南芦屋浜ベランダでの釣り風景。
書籍で釣りの知識を深める
情報の鮮度という点では他の媒体にかないませんが、まだまだ書籍も有用です。釣具はどんどん進化しているといえど魚の生態は今も昔も変わらないわけで、明らかに昭和に発行されたような古い本でも役に立つ情報があったりします。
私はもっぱら図書館で釣り関係の本を借りて読んでます。でも進化が著しいルアーフィッシングについてはなるべく新しい書籍を選んだほうがいいと思います。古いのは明らかに情報が古くて現状とずれている。
昔に比べると釣り雑誌というものも減りましたが、新しく初心者もターゲットにした釣り雑誌が刊行されました。それがこの「釣りどき関西」。
まさに関西地区の釣りをピンポイントでとりあげてくれる貴重な雑誌です。不定期発行っぽいのですが今後も期待しましょう。
覚えておくべきマナーやルールってある?
釣り場では先行者優先など暗黙の了解が
マナーやルールというのは息苦しくて嫌なのですが、釣り場でなんとなく暗黙の了解になっているものもあります。
人気の釣り場は漏れなく混雑します。やむを得ず狭い隙間に入れさせてもうらこともあるはず。こんなとき「横に入れさせてもらっていいですか?」などの挨拶は非常に大事です。
また狭いところに入れてもらったにもかかわらず、周りの釣りを無視して仕掛けを投げるなどもNG。基本は先行して入っていた方の釣りに合わせないといけません。
特に大阪湾は潮の流れが早いところが多いので、仕掛けを放っておくとどんどん流れて隣と絡むなんてことも日常茶飯事。潮の上流にいる人が仕掛けを上げたら自分が仕掛けを入れる、潮の下流に仕掛けが流れたら隣の人の領域に入るまでに仕掛けを上げる。空気を読まないといけません。
釣り場の常連さんのこと
私の経験上、ほとんどの釣り人は気のいい人です。隙間に入れさせてもらうときなど予め挨拶などコミュニケーションをとっておけばトラブルに発展することなどほとんどない。むしろコツを教えてくれたりエサを分けてくれたり。
釣り場の常連の方などは面倒見のいい人も多いですし、その釣り場についての知識も豊富。「先週はどの時間に何がどれぐらい釣れた」とか最新の釣果情報もばっちり把握していたり。寡黙なようで釣り人は教えたがりなんです。常連さんを活用しよう!っていう表現をするのは乱暴かもしれませんが、年配の方などコミュニケーションを欲している人も多いのでWIN-WINだと思います。
一方でたちの悪い常連がいるのも事実。
公共の場所なのにあたかも自分たちの土地のように釣り場を使い、仕掛けのついていない置き竿を何本も置いて広い場所をとったり。極端な例だと「そこは自分の場所だからどけ」など。まあそういうタイプの人はどうやっても話が通じない宇宙人だと思ってなるべく関わらないようにするのが得策ですね。
ゴミは持ち帰り釣り場をキレイに
海釣り公園として料金を取って運営されている施設を除いて、自分で出したゴミは自分で片付けて持ち帰るようにしましょう。釣りで出るゴミというのはエサの袋とか臭いものが多くて持ち帰るのが嫌なのはわかりますけど。
またサビキ釣りはどうやってもエサのアミエビを地面にこぼしてしまいます。こぼすのは仕方ないと思いますが放置はいけません。帰り際に必ず水で流して掃除をしていきましょう。そのために水くみバケツは必須です。
立つ釣り人、釣り場に汚れを残さず!
まずは一度釣り場へ行こう!
駆け足ではありますが、大阪湾で釣りを始めたい方へ伝えたい情報をまとめました。
「釣りを始めたい」という気持ちが何をきっかけに芽生えたかは人それぞれだと思います。もしテレビやネットで見て興味をもたれたなら、まずは一度、手ぶらでもいいので釣り場を実際に訪れてみることをおすすめします。釣り公園でも見学するだけなら200円ぐらいで入ることもできます。
時期はなるべく魚が釣れている初夏から秋がおすすめ。よほどコンディションが悪くない限りは実際に魚が釣りあげられている光景が見られるでしょう。そこで「楽しそう」と思えば今度は準備をして実際に釣ってみましょう。設備の整った釣り公園なら手ぶらで行ってもレンタルで釣具を借りられたり、魚を持ち帰るためのクーラーボックスも手に入ります。
この記事がきっかけで釣りを始められたならとても嬉しいです。