関西ファミリーフィッシングの雑記帳

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2017年に単行本が発売された釣り漫画4選!本命は「放課後ていぼう日誌」

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今でこそ漫画やアニメは「趣味」として堂々と他人に言えるジャンルになってますが、アラフォーである私が青春時代を過ごしていた90年代頃って、なんとなく他人に言うには恥ずかしいものだった気がします。同世代の方、そうじゃありませんでしたか?

いろいろな影響で「おたく」って言葉が今よりずっと蔑称に近いものだったし、とりわけ漫画よりアニメはその傾向が強かった。アイドルが好きなんて言うのも今より抵抗がありました。

一方私は糞サブカル野郎だったので「渋谷系おっしゃれ~!」「テクノこそ至宝の音楽!」「アートアニメ(チェコアニメとか)こそホンモノ!」みたいな薄っぺらい『センスいい感』を振りまいておりました。いやどれも素晴らしいんですよ実際。

その時代と比べたら今はほんとに趣味や嗜好が多様化していい時代だと思います。SNSを通じて好きなものは好きと堂々と言えるし仲間も見つかる。当の私もおっさんに近づくにつれ何でも抵抗なく楽しめるようになりました。歳をとるとこだわって固くなるのかと思ったら案外柔らかかった。

で、唐突なんですがここ1~2年の間に釣りをテーマにした漫画が続々登場しました。どちらかというとおっさんの趣味代表として扱われがちな釣りにおいて、どの漫画も女性が主人公。サブキャラもほぼ女性。おっさんはもれなくモブキャラ。

というわけで2017年に単行本が発売された釣り漫画をまとめてみたいと思います。最初に言い訳しておきますが、私はそれほど漫画に詳しいわけではございませんのでその点はご了承を。

放課後ていぼう日誌

まずは私の本命から紹介します。それがこちら「放課後ていぼう日誌」です。 

放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

 

2017年に「月刊ヤングチャンピオン烈」で連載が始まり、その秋に単行本の第一巻が発売されました。現在も連載続行中のようです。

「放課後ていぼう日誌」のあらすじ

詳細な舞台は定かでありませんが、キャラが喋る方言から察するに九州地方の港町。

主人公は高校に入学したての女子高生。

都会から引っ越してきた釣りとは無縁の主人公がひょんなことから「ていぼう部」なる釣り部に無理から関わるようになり、そこで出会う人、出会う魚によってだんだん釣りにのめり込んでいくという、テーマは違えどよくある設定です。

私から見た「放課後ていぼう日誌」はこんな漫画 

この漫画でまず私が惹かれたのは絵。

丁寧に書き込まれた背景、魚。実際釣りをする人には分かってもらえると思う、釣り場の空気感が伝わってくる絵です。ネットで一話だけ読めるのでそれを見てもらったほうが早いですね。こちらをどうぞ。

なおこの話は読み切りの番外編のようで、単行本には収録されていません。時間軸も単行本一巻に収録されている話よりちょっとだけ先という感じですね。

わたしが初めて読んで「おっ!これはいい」と感じたのが9ページ目。堤防によじ登った主人公の目の前にザァァァっと海が広がるシーン。これめっちゃいい。めっちゃわかる。すごいワクワクする。

アオリが釣れるあたりの「夕まずめ感」も素晴らしくいい。寒くも暑くもない5月ぐらいの夕方に感じる空気感、まずめ時で風が止まっている雰囲気。ありありと読み取れる。

他にも幾つか釣り漫画を紹介しますが、釣り場の空気感の表現はこの漫画が群を抜いています。

釣りの素人である主人公が釣りを学んでいく流れなので釣り初心者にもおすすめ。初心者向けらしく序盤でサビキ釣りをするエピーソードもあります。釣った魚を食べるところまでしっかり描かれているし、登場するキャラも生き生きと動いていて魅力があります。

今後の展開にも期待しつつ、私の本命釣り漫画として「放課後ていぼう日誌」を一番におすすめします。今回紹介する漫画の中でもしアニメ化されるとしたらこれしかない。

つれづれダイアリー

続いて紹介するのは、ここ最近いくつかでてきた「かわいい女の子が釣りをする漫画」ブームの先駆けともいえるつれづれダイアリー。こちらも月刊漫画雑誌で連載中のようです。

現在までに単行本が2巻まで出ています。 

つれづれダイアリー 1 (コミックアライブ)

つれづれダイアリー 1 (コミックアライブ)

 
つれづれダイアリー 2 (コミックアライブ)

つれづれダイアリー 2 (コミックアライブ)

 

「つれづれダイアリー」のあらすじ

作品中で明示されていたかどうか分かりませんが、舞台は明らかに浜名湖周辺です。

こちらも主人公は女子高生。

これまた釣りとは無縁だった主人公が、クラスで浮いている無愛想な同級生を街で見かけて追いかけているうち、少しづつ釣りにはまっていくという…あれ、これもどっかでみたことあるぞという設定です。だから悪いというわけではないですよ。

私から見た「つれづれダイアリー」はこんな漫画

こちらも最初の数話と最新話がネットで読めるのでまずはそちらをご覧ください。

主人公の名前が「アリス」なんですが、つまりウサギであるクラスメイトの橘さんを追って「不思議な釣りの世界」に迷い込むというお話です。

あらゆる釣りに精通している橘さんをストーキングしつつ、初心者であるアリスが釣りを学んでいくという釣りのテキストとしても使える漫画。

やはり序盤にサビキ釣りをしますが、ターゲットはコウナゴ。つまり関西では釘煮としてお馴染みのイカナゴです。大阪湾で釣れるのは聞いたことないですが、浜名湖ではサビキで釣れるんですね。

お話の最後の数ページにその話で釣った魚の料理方法を紹介するなど初心者へのフォローも丁寧。絵もスッキリ洗練されていて読みやすいですね。

ただ少し引っかかった描写もあったというのが正直なところで、それは単行本の一巻でちょい投げをするエピーソード。外道であるフグを釣った橘さんがそのフグを思い切っきりぶん投げるシーン。 

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出典:つれづれダイアリー1  2本目より (Copyright:Houki Kusano / 株式会社KADOKAWA)  

いや気持ちは分かるんだけど、外道とはいえ生き物をそんなぞんざいにあつかっちゃダメでしょうっていう。良い子のみんなはグーフーが釣れてもそっとリリースするんだぞ。

絵もお話も安定しているので今後はキャラの掘り下げにも期待しつつ連載が続いてほしいですね。あらゆる釣りを高レベルでこなす橘さんのバックグラウンドが何なのかも知りたい。

そうそう、時を同じくしてNHKで「クラシカロイド」というクラシック音楽の偉人をモチーフにしたアニメが放映されてて、そのアニメの舞台も浜名湖周辺というか浜松なんですね。そこでベートーベンが釣りをするシーンがあって、その釣り場がつれづれダイアリーの一話目に出てきた釣り場と全く一緒だったんです。釣り公園みたいに整備された護岸。どっちもちゃんとロケハン的なことをしてるんだなあと。

おひ釣りさま

この漫画はおそらく月刊誌ではなくWEB媒体だけで連載されてるのかな?2週間ごとに最新話を読むことができます。

 2017年の秋に単行本も発売されました。

おひ釣りさま (少年チャンピオンコミックス・タップ!)

おひ釣りさま (少年チャンピオンコミックス・タップ!)

 

 「おひ釣りさま」のあらすじ

舞台は関東周辺と思われる設定。先に紹介した2作品より都会的な釣り場が多い。

主人公はクールな20代OLさん。

ストーリーや人物の描写に重きを置くのではなく、一話完結が基本で毎回違った釣りを紹介する漫画です。ルアーが中心だけどエサ釣りもあり。

つれづれダイアリーの橘さんと同じく、あらゆる釣りに精通している達人タイプの主人公です。どんな釣りであっても的確に状況を判断をして冷静にターゲットを仕留めるけど、心の中では「たまらん」と恍惚の表情を浮かべ妄想にふけるという、ギャップ萌えってやつですかね?よう知らんけど。

私から見た「おひ釣りさま」はこんな漫画

今回紹介した漫画の中では一番ライトに読める漫画です。単行本でもページを飛ばしてどの話から読んでもだいたいオッケー。一話完結でページ数も少なめだから。

タイトルから連想するとおり、主人公は基本的に「おひとりさま」で釣りに出かけます。それと無口なキャラというのが相まってやたらと心の声が多く、ページ内のセリフの割合もそれが多くを占めます。リアルでは無口、心の中では饒舌。これは私がそうなのですごく共感できますし親近感すら湧いてきます。私も1人で釣りをするときは寡黙にやってますが、頭のなかであーだこーだ状況分析したり、架空の誰かと脳内釣り談義を繰り広げたりもしています(怖いよね~)。

ただ、周りのモブキャラ(だいたいおっさん)が「あの子ひとりで釣りしてるよ」「あの子1人でどんだけ釣るんだよ」みたいな”女のくせに”というフィルターをかけて見ているのが若干引っ掛かるのであります。漫画的な誇張表現だとは思うのですが。おっさんはそれほど他人を気にしちゃいないぞ。

浜咲さんなら引いている

すでに連載は終了してしまっているようなのですが、一連の可愛い女の子が釣りをする漫画で2017年に単行本が発売されたので紹介しておきます。

浜咲さんなら引いている 1 (ビッグコミックス)

浜咲さんなら引いている 1 (ビッグコミックス)

 

すいません。

正直言うとこの漫画はこの記事をまとめる過程で初めて見つけたもので、あまり内容を把握しておりません。試し読みで2話ほど読んだ程度ですので、その点をふまえていただきながらさらっと紹介します。

試し読みはこちらから。

「浜咲さんなら引いている」のあらすじ

舞台は都会っぽく、主人公は女子高生です。

クラスで余り接点のなかった美少女を町で偶然みかけた第二の主人公。その美少女は突然釣りを始め見事にウナギを釣り上げる。そして普段は見せない恍惚の表情を浮かべるのであった…

あれ?なんかさっきも同じようなこと書いた気がするぞ。

私から見た「浜咲さんは引いている」はこんな漫画

試し読みを2話分読んだだけで批評するのはフェアじゃないのでちゃんと読んでから書きたいと思います。ということで今は割愛させてください。

釣りじゃないけど生き物好きにおすすめ漫画

釣り漫画というわけではありませんが、生き物好きクラスタの住人が好きであろう漫画も一緒に紹介しておきます。

ガタガール

今年の初めぐらいだったか、SNSで反響がなければ連載が終了するという騒動があった「ガタガール」。ガタは干潟のガタですね。

ガタガール(1) (シリウスKC)

ガタガール(1) (シリウスKC)

 

その騒動の結果、惜しくも一定数の反響が得られず予定通り連載が終了してしまったようなのですが、どうやら別媒体で連載が継続しているようです。

飼育少女

タイトルと首輪をつけられた女子高生のイメージカットから、汚い大人はそういう想像をしてしまうかもしれませんが、これはストレートに生き物の飼育がテーマの漫画です。ネットで連載されています。

女子高生と生物教師が主に水生動物を飼育するお話ですが、非常に丁寧に描かれています。全体の雰囲気はギャグ寄りで女子高生の妄想が暴走する系。教師との恋愛要素もちらつかせつつ楽しく読める漫画です。

年明けに単行本が発売されるようですね。

飼育少女(1): モーニング

飼育少女(1): モーニング

 

まとめ

以上釣り漫画+αの紹介でした。意図的じゃないんですけど、全部女の子が主人公ですね。

最近よく感じますが、こういうクオリティが高い漫画をネット上でタダで読めるってのは素晴らしい。もちろんその後の単行本発売に向けたプロモーションの一環ではあるんだろうけど。

いろいろと厳しい出版業界ですが、本当に興味を持った漫画は単行本を買って応援していきたいと思います。

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