ハクキンカイロで冬の釣りに圧倒的な暖かさを!

hakkin kairo

冬は釣りのオフシーズンという位置づけですが、冬には冬の釣りがあります。それは漁港などでメバルを狙うメバリングだったり、管理釣り場でマスを狙うエリアトラウトだったり。

しかし冬は寒い。これは仕方がない。

最近は防寒着の性能も上がり価格もお手ごろなものが増えてきました。電熱ヒーター内蔵の服なんてのも珍しものではなくなりました。でもちょっと大げさじゃないかという気もするのです。

そこでおすすめしたいのが繰り返し使える燃料式のカイロ。色々なメーカーから同じタイプのカイロが発売されていますが、その中でもオリジネーターであり日本メーカーの製品である「ハクキンカイロ」をおすすめしたい。

カイロというと使い捨てのカイロが主流ですが、ハクキンカイロはそれが登場するずっと以前から現代まで使われ続けている燃料式のカイロです。なんとなくその存在は認識していて、おじいちゃんやおばあちゃんが使っているのを見たことあるという人も多いはず。

これ、冬の釣りにぜひ導入して欲しいアイテムなんです。釣りに限らずあらゆるアウトドアや日常生活にも。レトロなアイテムだからといって侮れない魅力があります。実際に使って効果を実感している私がその理由を説明します。

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危険じゃないの?火事とかやけどとか大丈夫?

ハクキンカイロの魅力をお伝えする前に、誰しもが最初に抱くであろう不安をまずは解消しておきたい。

それは燃料を燃やして暖めるという仕組みからくる不安です。

やけどしない?燃料が漏れて火事にならないの?爆発しない?酸欠にならない?中毒にならない?よく分からんけど使い捨てカイロと比べたら危なそうでなんとなく怖い。私も実際使う前はそうだったから分かる。

でも、ハクキンカイロを使い慣れた今では自信をもってこう言い切れます。

違うよ。全然違うよ。
違うよ。全然違うよ。

なんで?危なくないよ。もちろん合法だよ。

私の心の中に住むMARCもこのように言っています。MARCって誰?

いやほんとに使い捨てカイロに比べて危険ということはありません。正しく使うことが前提なら何も問題ない。

なぜならば。

約100年販売され続けているロングセラーだから

アラサー以上ぐらいの人は記憶にあるかもしれません。かつて室内の手軽な暖房器具として大流行した、扇風機型のハロゲンヒーターのことを。

今や市場からすっかり姿を消しました。熱源であるハロゲンランプが寿命を迎えた際、爆発するなどの危険性が指摘されたからです。(現役で売ってるものは対策がされていると信じたい)

そう、危険なものはすべからく淘汰されて市場から消える。

一方でハクキンカイロの発売は1923年。なんと大正時代!鬼滅の刃の登場人物がハクキンカイロを持っていても時代考証としてはおかしくないわけですよ。鬼殺隊の装備品にあってもいいわけですよ。

というわけでハクキンカイロはもう少しで発売から100年を迎えるという超スーパーロングセラーアイテムだと。多少のモデルチェンジはあれど、発熱の原理自体はずっとそのままです。

SINCE 1923

SINCE 1923

少しでもネガティブな要素が広まれば過剰に恐れて不買状態になる昨今、もし危険なものであれば100年の歴史のどこかで姿を消しているはずです。調べる限りハクキンカイロによる大きな事故というのも見つかりませんし、私自身しばらく使ってきて危険だと思ったことはありません。

燃料を燃やすけど炎があがるわけではないから

ハクキンカイロの燃料はベンジン。ハクキンカイロ指定と銘打たれたベンジンが2種ほど販売されています。

ベンジンは石油から精製される揮発性の高い可燃性の液体で、身近な燃料だとガソリンに近い燃料です。つまり高温になればかんたんに引火する物質。そんな危険なものをハクキンカイロのタンクに注入してから火口を火で炙って暖かくする…えっ?めっちゃ怖いやん。そんなもの肌に近づけて大丈夫?

大丈夫!怖くない!

ハクキンカイロが暖かくなるメカニズムとして「プラチナ(白金)の触媒作用を利用して、気化したベンジンをゆっくりと酸化発熱させる」という説明が一般的です。なるほどそういうことか!とすぐ納得できる人は少ないですよね。触媒作用だの酸化発熱だの。私も分かったようで分かりません。

まず事実として、液体状のベンジンに直接火がつくわけではありません。気化したベンジンが気体となってプラチナと接触し化学反応を起こすという仕組みです。火で炙るのはその化学反応をスタートさせるためのきっかけに過ぎない。目に見えるような炎があがるわけではありません。

じゃあ燃焼していないかというと、これはしっかり燃焼しています。ハクキンカイロの説明書でも「燃焼」という言葉が使われていますし、暗いところで見るとプラチナ製の火口がBBQの炭のように真っ赤になっている様子が確認できます。

発熱状態になった火口

発熱状態になった火口

化学反応で発熱するという表現でぼやかされがちですが、燃焼だって化学反応です。

ただ、この燃焼状態の火口は130℃~350℃程度。だいたいBBQの炭の半分ぐらいのおだやかな燃焼といえます。火傷!爆発!火事!と過剰に恐れる必要はなし。とはいえティッシュペーパーぐらいなら発火する可能性がなくもない温度なので、それは頭の片隅に入れておいた方がいいでしょう。

もちろん火口が露出したこのままの温度で肌にあてたら火傷します。なので火口は真鍮製の蓋でカバーしたうえで、さらにフリース製の専用ポーチなどに入れて使います。これで懐に入れてもちょうどいい温度に。

ポーチ無しで直接使えないこともないですが、真鍮は鉄やステンレスより熱の伝導率が高いので相当熱くなります。例えば真夏の直射日光に照らされてた金属製の手すり。あれを思い出してください。それぐらい熱くなります。

熱伝導率の高さゆえ冷えるのも早い。真冬の寒さでかじかんだ手で直接触ると、あっという間にハクキンカイロの熱を奪います。そしてカイロ自体はすぐ冷たくなってしまいます。数秒ぐらいはめっちゃ熱いけど、やけどに至ることはないでしょう。

決められた使い方はしっかり守ろう

ここまで読んでもらえたなら、燃料を使うカイロといえど特別危ないものではないことが分かってもらえたと思います。

でもこれは正しい使い方を守ることが前提。

使い捨てカイロであろうがどんな暖房アイテムにもいえる当たり前のことです。ガスファンヒーターだって「換気しないと死ぬ」的なことが製品にはっきり書いてありますから。

ベンジンの取り扱いに注意する

まず肝に銘じておきたいこと。それはベンジン自体が危険等級IIで取り扱いに注意が必要な燃料であること。火がつけば容易に燃え広がりますし、万が一肺に入れば出血性肺炎を起こします。仮に飲んだらただじゃすまないでしょう。必ず子どもの手には届かない所へ。

危険物ゆえベンジンが入ったハクキンカイロを航空機に持ち込むことはできません。また、既定量を超えてベンジンを注入すれば液体の状態で漏れて危険です。

でもこれは燃料を使って暖をとる石油ストーブやガスストーブだって同じ。灯油もガスも想定外の使い方をすれば危険。守っていれば安全で快適。ハクキンカイロを特に危険なものとみなす理由にはなりません。

なお、基本的にベンジンの容器は持ち歩くことを前提にしない方がいいと思います。蓋をしっかり締めないとすぐ漏れるし、あくまで危険物なのであらぬ疑いを掛けられても面倒ですし。その時必要な量をカイロに充填して、ベンジンは家に置いておくのがベスト。

低温やけどに注意する

もう一点注意したいのが低温やけど。

これは安全に思われている使い捨てカイロだろうが起こり得ることです。体の一箇所の部位を長時間圧迫して温め続けると血流が阻害され、皮膚の温度が上昇して低温やけどになる可能性があります。

「低温やけど」という語感からたいしたやけどにはならないイメージがあるかもしれませんが、場合によっては直接火を触って火傷するより深刻な火傷になることがあります。長時間じわじわと熱せされることで皮膚の深層までやけどを負った状態になり、一生跡が残るような深度の深いやけどになることがあるのです。

私は子どものころに湯たんぽで脛に低温やけどを負いましたが、その500円玉サイズのやけど跡は40歳を超えたいまでもはっきりと残っています。おそらく死ぬまで消えることはありません。その部分だけビニールのような薄い皮膚になっていて脛毛も生えてきませんし、蚊に刺されてたりするとなかなか治りません。触っても皮膚感覚、触覚がほとんどありません。

脅かすつもりはありませんが、低温やけどを侮ってはいけない。ハクキンカイロに限らずどんな暖房アイテムでも注意書きに書いてあることはしっかり守りましょう。

ハクキンカイロのレビューを見ていると寝袋に入れたとか湯たんぽ代わりにしているとかいうレビューが散見されますが、私は絶対におすすめしません。原則として自分の意思で動けない寝ているとき泥酔してるときに使ってはダメ。製品付属の説明書にもちゃんとそう書いてあります。しっかり覚醒しているときだけ使うべき。

ということで安全といえば安全、しかし使い方を誤れば危険、でもそれはどんな暖房アイテムでも同じで当たり前のこと。これが分かってもらえたらなんの不安もなくハクキンカイロが使えるはずです。

では使い捨てカイロにはないその魅力をお伝えしましょう。

ハクキンカイロの魅力

圧倒的な発熱パワー

ハクキンカイロの熱量を示す数字として「使い捨てカイロの13倍」という数字が良く使われます。これはカイロの13倍熱くなるというわけではありません。仮にそんだけ熱いならお湯が沸かせる。燃費がいいととらえましょう。

でも使い捨てカイロより明らかに暖かいのは確か。

なにせ火口の部分は130℃~350℃にもなるわけです。そこで発生した熱が真鍮のボディを伝導していき、カイロ全体が暖かくなる仕組み。しっかり計測しておらず感覚的な数字ですが、おそらく40℃台後半から50℃ぐらいになってるはず。

湿熱でより暖かく感じる

気化したベンジンが燃焼すると二酸化炭素と水に分解されます。つまりハクキンカイロの火口では水蒸気が発生するわけです。

湿度を伴った熱気が発生することで、乾いた熱気より暖かさを感じます。エアコンでの暖房より石油ストーブやガスストーブのほうが暖かさを感じるという経験があるかもしれませんが、石油、ガスいずれも燃焼時に水蒸気を発生させる燃料です。

懐に入れておけば、使い捨てカイロよりじんわり、しっとりした暖かみを感じるはずです。

自由に調整できる発熱時間

カイロに入れる燃料の量は自由に調整できます。そしてその量によって暖かさの継続時間が違ってきます。もちろんたくさん入れるほど暖かさ長持ち。

ハクキンカイロには小さい方からミニ、スタンダード、ジャイアントの3サイズがありますが、大きいほど入れられる燃料が増えるので長持ちするというわけです。(※暖かさについても多少の差はあるようです)

※ジャイアントはハクキンカイロ公式サイトでしか買えないかも

スタンダードあれば最大24時間分まで燃料をいれることができ、それ以内であれば調整は自由。半日の外出予定であれば6時間分だけ燃料を入れるということができるので無駄になりません。燃料が残っていても火口を一旦外せば発熱が止まり燃料の消費も止まります。

これは使い捨てカイロには簡単に真似できないエコな仕組み。

本来なら使い捨てカイロとのコストパフォーマンス比較をすべきところですが、フェアな比較をする術が思いつかないのでこの記事では割愛します。ただ、無駄に発熱させない仕組みがあるハクキンカイロなら、コストを下げられる余地があるといえます。使い捨てカイロを毎回冷めるまで使い切ってる人は多くないはず。

本体を購入する初期費用はどうしても3,000円程度かかりますが、その後のランニングコストは気にするほどの差はないはずです。使い慣れて適切な燃料の量が分かれば。

真鍮ボディの質感と所有感

本体は重量感を感じる真鍮製。表面はピカピカに磨き上げられた工芸品のような質感。点火前のひんやりとした金属の手触りもたまりません。丸みを帯びたシンプルなフォルムも良い。

表面はピカピカの鏡面仕上げ

表面はピカピカの鏡面仕上げ

いい道具を使っているという満足感や所有感を感じるはずです。

道具として感じる愛着は使い捨てカイロの比ではありません。本来の目的もさることながら道具を楽しむということ。釣り人なら分かるだろ?

長く大切に使おうという気持ちにさせてくれる道具だと思います。

なお、なんとなくZippoライターと同じぐらいと想像しているとスタンダードタイプでも意外と大きく感じるかもしれません。釣り人的に分かりやすい比較対象としてスリムタイプの30グラムメタルジグを横に並べてみました。

30グラムのメタルジグを並べてサイズ比較

30グラムのメタルジグを並べてサイズ比較

長さ的にはジグの全長と同じぐらい。横幅はスマホぐらい。

重さは本体が約60グラムでベンジンを最大容量まで入れると25ccで約25グラム、合計85グラム。さっき見てもらった30グラムのジグ3本分とだいたい一緒の重さです。実際はもうちょっと軽いですが。

準備の手間を楽しめる

なんでも手っ取り早く始めたいという人もいると思いますが、準備という作業を楽しめる人もいる。釣りだってその準備が楽しい人もいるはず。少なくとも自分はそう。

後ほど詳しく解説しますが、ハクキンカイロは発熱させて使えるようになるまでにこんな手順が必要です。

  1. 蓋を開ける
  2. 火口を外す
  3. ベンジンを注入するためのカップを取り付ける
  4. ベンジンの蓋をひねって開ける(たまに手が汚れる)
  5. その日必要な量までゆっくりベンジンを注ぐ
  6. カップをひねってカイロ本体にベンジンを注入する
  7. 火口を取り付ける
  8. 炎で火口をあぶって発熱を開始させる
  9. 蓋を取り付ける
  10. ポーチに入れる

え?めっちゃめんどくさそう?

それがいいんだ。朝の大切な儀式なんだよこれは。慣れれば1分以内で終わるし。

気になるところもある

メリット尽くしのようにも思えますが、欠点といえる部分もあります。

独特の匂いがする

避けられないのは「匂い」。

ベンジン自体いかにも石油系溶剤という感じの匂いがします。灯油とはまた違う油性ペンのような匂い。燃焼後はほんのり硫黄っぽい匂いもします。これを許容できるかどうかは人それぞれ。こりゃ無理だという人がいてもおかしくはない。

私自身はむしろこの匂いこそがハクキンカイロを使っているという実感そのものであり、好きか嫌いかと言われたら偽りなく好きです。ハクキンの民なら分かってくれるはず。

準備が面倒

先に魅力として「手間を楽しめる」と書きましたが、これはそのままデメリットと感じる人もいるでしょう。少なくとも使い捨てカイロと比べたら段違いに面倒くさい。ベンジンを注ぐときに手が汚れることもある。

でも使い終わった後の後片付けは不要。メンテナンスも火口が弱ってきたタイミングですればいいから、1シーズン1回あるかないかぐらい。

毎回ゴミが発生することもありません。エコや脱プラが叫ばれている今、時代にフィットしたアイテムと言えるのではないでしょうか?

好きな位置に固定しにくい

例えば貼るカイロみたいに好きな位置に貼り付けるということはできません。

せいぜい市販のカイロベルトなどに入れて腰回りにあてるとかぐらい。

あるいは付属のポーチにストラップホール的なものが付いているので、ネックストラップを取り付けて首から下げるとか。ネックウォーマにポケットを取り付けてそこに入れるとか。

工夫でいろいろできる余地はありますが、これに関しては使い捨てカイロの圧勝といえます。

燃料がなければただの文鎮に

燃料のベンジンが無ければまったく意味をなさない文鎮に成り果てます。

近くに燃料用ベンジンが手に入るお店があればいいですが、どちらかというとレアアイテムだと思われます。ネットでも手に入るので余分に買っておけばいいのですが、無くなってもすぐ手に入らない可能性は高いといえます。ドラッグストアには置いてあることが多いので、見つかれなければ店員さんに聞いてみてください。一応危険物なので売ってるけど陳列はしていない可能性があります。

でもこれらのデメリットを補って余りある魅力がハクキンカイロにはあります。それでは簡単に使い方を説明して利用イメージを持ってもらいましょう。

ハクキンカイロの使い方

ハクキンカイロを発熱させるまでの手順を詳しく解説します。ここではスタンダードタイプを例に解説しますが、手順はどれも同じです。

作業工程が多いように見えますが、慣れれば1分もかからずにできるはずです。

本体と付属品をチェック

まず本体と付属品を確認しましょう。

本体はタンク、火口、蓋の3パーツで構成されます。

左からタンク 火口 蓋

左から タンク 火口 蓋

タンクには押し込められて圧縮された脱脂綿が詰められており、そこにベンジンを染み込ませます。この脱脂綿は消耗品ですが実用上数年はもつとのこと。スペアは公式サイトから購入して自分で交換できますが、スタンダードのものしかないようです。

火口にはプラチナがついたガラス繊維が装着されており、ここがハクキンカイロの心臓部ともいえる部分になります。こちらも消耗品でスペアは公式サイトで購入可。

蓋は通気用の穴がPEACOCK(孔雀)のデザインで空いており、ここからちょうどいい具合に燃焼用の酸素が取り入れられるようになっています。

孔雀のデザインが通気孔になっている

孔雀のデザインが通気孔になっている

付属品として専用のポーチが付属しており、こちらも公式サイトで購入可。心得がある人は自作しても楽しそうですね。

使い込んで毛玉だらけになっているポーチ

使い込んで毛玉だらけになっているポーチ

そして適量のベンジンが注入できるようにカップが付属。カップの下部がコックになっていて、90度ひねることでベンジンが下に落ちていきます。

ベンジンを計量して注ぐためのカップ

ベンジンを計量して注ぐためのカップ

なおベンジンは製品に付属していませんので別途お買い求めください。基本はこの専用品2種から。

Zippoのオイルやその他のベンジンを使用することもできるようですが、安全や製品寿命を考えるとハクキンカイロ指定のものを使ったが良いとは思います。

専用カップでベンジンを注油する

最初に燃料を注ぎ入れます。

まず蓋を外します。

蓋を外す

蓋を外す

続いて火口も取り外しましょう。

火口を外す

火口を外す

カパッと簡単に取れるはず。それほど神経質にならないでもいいですが、汚さないようなるべくプラチナ触媒は指で触らないほうが無難です。

火口を外してタンクの中を覗くと白い脱脂綿が見えます。意外と下の方に詰まっていて、火口のプラチナ触媒とは直に接触していません。脱脂綿に染み込んだ液体のベンジンが気体となってからプラチナ触媒に接触するわけです。

タンクの口に専用カップのコックを差し込みます。この際、カップと本体が同じ向きになるようセットしてください。

カップと本体を同じ向きに揃える

カップと本体を同じ向きに揃える

90度で交差する状態でセットすると注いだベンジンがそのままタンクに落ちてしまい、適量を測ることができません。

ここにベンジンを注ぐわけですが、この際、本体を固定する何かがあれば便利です。ちなみに私が使っている洗濯ばさみのようなものは、どこの100均でも売っている洗濯ばさみ型のスマホスタンド。

ベンジンのキャップをひねって、カップにゆっくりベンジンを注ぎます。

ゆっくりベンジンを注ぐ

ゆっくりベンジンを注ぐ

カップには目盛りが2本あり、1本分が6時間と考えてください。2本で12時間。これを2杯で24時間。

目盛り1つにつき6時間の燃焼時間が目安

目盛り1つにつき6時間の燃焼時間が目安

上の写真だと1本目と2本目の目盛りの中間なので、スペック上は9時間ほど使えることになります。気温によってブレがありますが、気温が低い真冬なら実際はこれで12時間近く持ちます。

最初は加減が分からずこぼすと思いますが、ベンジンはすぐに揮発して無くなるのでティッシュで拭けば大丈夫。

お好みの量のベンジンを注ぎ終わったら、カップを90度ひねってタンク内にベンジンを落とします。

カップを90度ひねってタンク内にベンジンを落とす

カップを90度ひねってタンク内にベンジンを落とす

再び火口を装着したら注油完了。カップにうっすら残るベンジンはあっという間に気化して乾くはず。

火口をライターで炙って発熱させる

さあいよいよ発熱を開始する作業を行います。といっても火口にあるプラチナ触媒を火で炙るだけ。

ベンジンを注いだ直後だとまだ気化してない可能性があるので、軽くタンクを握って手の温度を加えて温めてやるとスムーズに点火できるでしょう。

火種はチャッカマンタイプのノーズが長いライターが使いやすいと思います。マッチでもいいですが、火口を汚さないよう、すすがつきにくいライターの方がおすすめ。100均にいけばいろいろ揃ってます。

ライターなどの火で火口を数秒炙る

ライターなどの火で火口を数秒炙る

 

炙る時間は1~2秒で十分。火口を傷めないようになるべく短い時間炙るほうがベター。

明るい場所ではちゃんと発熱が開始されたか見た目で判断がつかないので、熱が発生しているかどうか直接確認するのが手っ取り早い。指先だとよく分からないと思うので、くちびるに近づけて判断するのがおすすめです。大丈夫です、直接触れない限り火傷しません。

最初は火口だけが暖かいですが、徐々にハクキンカイロ全体に熱が回り、それによりベンジンの気化が促進されることでさらに安定した発熱が継続されます。3分もあればその状態に。

蓋をしてポーチに入れたら準備完了

発熱の開始が確認できたらもう準備OK。

熱を感じたら速攻蓋をして問題ありません。

すぐに蓋をしてOK

すぐに蓋をしてOK

ポーチに入れたらお好きな場所を温めてください。

付属のポーチに入れる

付属のポーチに入れる

そのままズボンのポケットに入れるも良し、シャツの胸ポケットに入れるも良し。さっき紹介したカイロベルトを使うも良し。

私は100均で買ったネックストラップにポーチを取り付けて首から下げています。

100均で売ってるネックストラップを装着

100均で売ってるネックストラップを装着

これでみぞおちからお腹周辺を温めてポカポカに。着込んでいれば服の中に熱も溜まります。

たまにポーチから取り出して手を温めたり、首筋にあててみたり、足先が冷えたらスリッパの中に仕込んでみたり。ここからどう使うかはあなた次第。低温やけどだけには気を付けてご利用ください。

なお途中で発熱を止めたい場合は火口を一旦外すだけで反応が止まります。火口を直接触るのはちょっと熱いですが、外すために一瞬触るぐらいなら大丈夫。ただ、タンクに充填されたベンジンの量を把握できるように、基本は使い切るのをおすすめします。

数日使ってひととおり慣れたころには、もう手放せなくなっているはずです。

セットをひとまとめにしておくと便利

セットをひとまとめにしておくと便利

お買い求めは冬が来る前に

コロナウイルスの流行を受けてアウトドア人気が高まったせいか、ハクキンカイロの人気も伸びているようです。2020~2021年の冬は注文増加による発送の遅れも公式サイトでアナウンスされていました。

そして登場したキャンプ用品が飛ぶように売れるゆるキャン△。アニメシーズン2の4話でハクキンカイロ的なカイロが登場し、エピ―ソード内で重要な役割を果たしました。これによって燃料式カイロについての認知度が上がったんじゃないかと思います。

ハクキンカイロは季節商品のため、通常の販売期間は10月ぐらいから翌年3月ぐらいまで。

本格的な寒さが訪れると転売と思われるぼったくり価格も増えてきます。早々に販売を終了するお店もでてきます。できれば早めに手に入れておきたいところ。私は12月の頭に手に入れましたが、そのタイミングでは在庫がありました。

長年ブログを書いていますが、こういった季節ものコンテンツは強烈な寒波が来たり気温の上下動によって検索数がどっと増えたりするので、同じ12月でも特に寒い12月だと消費行動も早くなり、入手が困難になる可能性があります。(急げ!)

サイズが違う3タイプがありますが、おすすめは交換用の脱脂綿や火口が手に入りやすいスタンダードタイプ。これで最大24時間の発熱が可能です。通常の利用ならこれで十分なはず。

ネットでの適正価格は3,000円前後です。燃料であるベンジンも忘れずに買いましょう。

釣りなどのアウトドアに限らず、日常使いでも役に立ちます。私自身もそうですが、使っている人の意見を見る限り非常に満足度の高いアイテムなのは間違いない。早めに手に入れて快適な冬をお過ごしください。