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宿の庭から釣り三昧!「リバーサイドMARUYAMA(まるやま荘)」は釣り好き子連れファミリーにおすすめ

釣りコラム

釣り好きのファミリーにぴったりのお宿を紹介したいと思います。

兵庫県の北部を流れ日本海に注ぐ大きな川の河口付近にその宿はあります。そこの庭に桟橋風の釣り台が設置されていて、そこから釣りをすることが可能。淡水と海水が混ざり合う汽水域ゆえ、多彩な魚種が釣れるおもしろい場所です。

しかしながら釣りができるというのはほんのひとつの売りに過ぎず、貸切風呂あり、美味しい食事あり、気持ちのいい接客あり、お宿としてトータルで素晴らしい。

正直なところ隠しておきたい気持ちもあるんですが、釣りが好きな子連れファミリーにはピッタリの宿なので紹介させていただきます。

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城崎温泉のはずれにあるお宿「リバーサイドMARUYAMA(まるやま荘)」

そのお宿とは兵庫県豊岡市にあるこちらのお宿、リバーサイドMARUYAMAです。

豊岡市でピンとこない人は、城崎温泉と聞けばおおよそ所在地が分かると思います。あの辺です。

温泉街からはちょっと遠いけどリーズナブル

リバーサイドMARUYAMAという屋号の通り、城崎温泉の東側を流れ日本海に注ぐ大河、円山川のほとりにあります。城崎温泉というと大谿川を中心に広がる柳並木が印象的な温泉街を思い浮かべますが、こちらはその温泉街から車で5~10分ほど走って円山川を渡った静かな場所にあります。ぶっちゃけ周りには何もありません。ほんとに何もないです。

だからかどうか分からないけど、城崎温泉のお宿にしては比較的リーズナブルな価格設定だと思います。

温泉街へ送迎してくれるサービスも

車で5~10分もかかるなら気軽に温泉街に遊びに行けないと思うかもしれませんが、夕食後の時間帯に宿から送迎をしていただけるのでご安心を。一の湯付近の橋の上、温泉街の中心部までマイクロバスで送ってもらえて、指定の時間にまた迎えにきてくれます。

温泉街へは自家用車でも行けるし駐車場もたくさんありますが、賑やかで人通りの多い温泉街の道を運転するのはとても気を使います。それにせっかく温泉に来たんなら地ビールなど飲みたいでしょう。有難いサービスです。

内装外装は綺麗で清潔感あり

比較的最近に改装をされたのか、内装外装ともに綺麗で清潔感があります。残念ながらまだ泊まったことがありませんが、離れにある隠れ家的なお部屋もあります。

実はこのお宿、昔から親戚が集まるときの常宿として子供の頃に何回か訪れたことがありました。その時はまだ改装前で良くも悪くもいわゆる民宿という風情だった記憶が。そこを20年ぶりぐらいに訪れたのでまるで見違えました。

部屋から一望できる円山川で釣り三昧

部屋からの景色も素晴らしい。こちら2階の客室から見える風景。

悠々と流れる円山川と山の背に沈みゆく夕日。川を挟んで対岸に見えるのはカニの水揚げで有名な津居山漁港です。手前に見えるのは宿の日本庭園。この庭園から釣台に降りられます。

6月 虫えさのちょい投げでキスを狙ってみた

私がこの宿を訪れたのは2014年の5/31~6/1。初夏の日差しで行き帰りに食べたアイスが美味しかった、それぐらいの気候だったのを覚えています。この季節で関西なら砂浜でキスがつれ始める時期。川の河口なら底は砂地だろうからここでも釣れる可能性はあると推測しました。キスが無理でもハゼぐらいはいるんじゃないか。

自宅から中国道と播但道を経由して和田山から下道でのんびりと北へ。14時のチェックイン開始時刻と同時に宿に着き一休みし、宿の探索もそこそこに釣台へ向かいました。岸はゴロタ石なんだけど、そのときは海草やフジツボが海面下にあったので、おそらく潮は満潮に近い感じ。

子供のころもここで釣りをしたはずなんだけど、どんな仕掛けで何を釣ったかまるで覚えていませんでした。ほんとうに釣れるんだろうかと不安を覚えつつも、投げ仕掛けに青イソメをつけて川の中央に向けキャスト。そこからゆっくりとリールを巻いて引き釣り。このとき使った竿とリールは、イチバンエイトで買った980円の安物セットでした。

ほんとにキスが釣れた!

ほどなくぷるぷるっとしたアタリがあって、リール巻き巻き。水面に見えたのは狐色の魚。なんといとも簡単に狙い通りのキスが釣れてしまいました。しかも刺身にできそうないいサイズ。その後も2投に1回ぐらいのペースでアタリがあってキスが釣れてきます。いずれも20センチオーバーの良型でした。

実はこの釣り、20年ぶりに釣りを再開してから3回目ほどの釣りでした。

まだ子供には魚を釣る感触をろくに味合わせてあげられていなかったので、アタリがあった竿のリールを小1の息子に巻かせます。釣り上げた魚をつかんで「俺が釣った!」と、とても喜んでいました。そう、自分の手で釣った、この気持ちを感じさせてあげたかったのでした。親としては感無量。

キスのほかに釣れたのはハゼ、小さいフグ、なにやら黒くてぬるぬるしたハゼっぽいやつなど。投げ仕掛けで底しか狙っていないので、ウキ釣りなどで違うタナを狙えば他にも何か釣れたかもしれないですね。

調理もしてくれるが要相談

宿の方にお願いしたところ、小さめのキスを夕食時に天ぷらにして出していただきました。無論美味しかった。イレギュラーな対応で迷惑を掛けてしまうかもしれないので、調理に関しては宿の方と要相談ですね。忙しそうなら控えたほうがいいかも。

宿でも釣具を貸してもらえる

私は釣り道具を持参しましたが、宿でも貸してもらえるようです。他のお客さんが借りていたので見てみると、延べ竿に玉ウキの仕掛け、エサはオキアミみたい。

夏から秋の満潮時ならその仕掛けでもいろいろ釣れそうですが、道具がある人はチョイ投げ仕掛けと虫エサを持参するとより確実に楽しめると思います。チョイ投げだから3号ぐらいの適当な磯竿でも問題なし。

季節や潮によって色々釣れる(はず)

今回はチェックイン後の夕方と翌朝早朝の合計2時間ほどしか釣りができませんでしたが、河口というシチューションから他にも釣れるだろうと推測できる魚は、キス以外にもハゼ、スズキ、チヌ、ボラ、ウナギ、ヒイラギとかでしょうか。

何せ大きな川で海もすぐそこだから満潮時にはかなり潮が入り込むはず。目の前は川だけど海と思って釣ればいいのではと。近くの津居山港も山陰では有名な釣り場なので、そこの釣果情報を目安にするのもいいかもしれません。

宿の庭以外も近隣に釣り場あり

宿から少し歩けば、こちらもわりと有名な釣り場、気比の浜海水浴場があります。砂浜から投げ釣りをしたり、確か突堤があったと思うのでそこでいろいろできるはず。

夏場はここで海水浴ができます。

釣りだけじゃない お風呂も食事もイイ!

ボリュームたっぷりの夕食

夕食は部屋食ではありませんが、1階にある個室で海の幸をふんだんに使った料理をいただけます。個室なので子連れでも気兼ねなく食事できるのが嬉しいところ。(うっかり襖をあけると隣の人とコンニチワしてしまうけど)

これは昔からなんですが、ここの料理はボリュームがたっぷり。女性では食べきれないこともあるかもしれないです。この日は通常プランのようなコースだったと思いますが、いろいろなプランの料理があるようなのでホームページをチェック。冬場はもちろんカニが主役となります。

子供メニューも用意してくれます

宿の向かいにある喫茶のメニューも届けてくれるみたいで、うちは子供用にピザを注文して届けてもらいました。

ザ・旅館の朝食

朝食についても同じ1階の個室で。いわゆる旅館の朝食を思い浮かべてもらえれば期待通りの内容が出てくると思います。山陰の宿ならかなりの確立で朝食に出てきますが、小カレイの一夜干しが個人的に大好きです。これを食べると、ああ旅館の朝食だという気分になりますね。

お風呂はゆったり貸切利用

広めの湯船と浴室が備えられたお風呂が館内に3箇所ほどあり、空きがあれば好きな時間に貸切で使えます。空いていれば使用中の札を表にかけて、中から鍵が施錠できるタイプ。これは小さな子連れにはとても有難いシステムですね。

未就学児との旅行だと大浴場は気を使うし、部屋にある小さなお風呂だと入れづらいうえにせっかく旅行に来たのに風情がありません。なので個室貸切でのびのび広いお風呂に入れるのは本当に有難い。この記事に”ファミリーにおすすめ”とタイトルをつけたのはここが大きいです。

釣りをした直後にお風呂に入ってそのまま夕食。そしてまた風呂。なんて贅沢なひととき。

丁寧な接客がGOOD

おそらく先代から子供さんが継がれたと思うのですが、自分と同じぐらいの世代のご夫婦が宿の切り盛りをされています。車を駐車場にとめたときのお迎えから翌日の見送りまで本当に気持ちのいい接客でした。

ご自身も小さなお子さんがいらっしゃるからでしょうか、ロビーにも小さな子供を意識した絵本やおもちゃが置いてあり、のびのびと遊ばせることができました。

チェックアウト後は「城崎マリンワールド」へ

ファミリー旅行定番のレジャー施設

温泉街は小さな子供だとあまり楽しくないかもしれませんが、近隣には城崎マリンワールドがあります。水族館を核とした一大レジャー施設の老舗ですね。今回は出石に寄る予定だったので寄りませんでしたが、城崎ではチェックアウト後の定番コースです。

ここでも釣りができる!アジその場で食べられる!

前日の釣りがボウズでも、ここでアジ釣りができます。

マリンワールドへ改称する以前、日和山遊園と名乗っていた時代からある名物アトラクション。釣りたてを天ぷらにして食べることもできて、初めての釣りにぴったりかも。当然ながら自前のタックルは使えず、予め用意された竿と仕掛けと餌のセットを使うんですが、なんせハリスが細いので切れやすい。入れ食いですが取り込みは難しい。お手軽に見えて結構テクニックが要求される釣りです。

思い出の竜宮城

日和山遊園時代は、グラスボートに乗って沖合いに作られた竜宮城へ渡るアトラクションがあったと思いますが、さすがにもうやってないよなあ。あれも思い出深い。…あれ?あれって船から降りて島に上陸できたんだっけ?近くまで行くだけだっけ?小さい頃の記憶だから、それ自体夢のように思えてきました…

人気の宿ゆえ予約はお早めに

この城崎界隈におけるオンシーズンはカニのシーズン、すなわち冬なので、その時期はかなり前もって予約しておかないと宿がとれないと思います。

逆に釣りに向いているシーズン(海水浴シーズンを除く)はどちらかというと城崎的にはオフシーズンだと思われるので狙い目じゃないでしょうか。とはいえもともと人気の宿。ご興味があればすぐに予約を。

宿泊してからしばらく経過してしまっているので、この記事は今と内容が異なる点もあるかもしれません。そこを踏まえて参考にしていただきたいと思います。

他にもある!関西の釣り好きにオススメのお宿

関西で釣りを売りにした宿は他にもあります。知りうる限りで紹介したいと思います。

あくまで親子で楽しむファミリーフィッシングを想定していますので、宿の施設として岸から安全かつ手軽に釣りができるスペースがあることを前提にしています。

まとめ終わってから気づきましたがほぼ淡路島のお宿です。淡路島は南北に長くて魚種も多彩だし、釣り人も少なくて快適かつ魚もスレてない、西風東風ならどちらかに風裏がある。私にとっては憧れの地です。安くなったとはいえ橋の通行料が高いので滅多に行けないことも含めて。

日本一のフィッシングホテル「淡路島観光ホテル」

関西の釣り人にはもう説明不要と思われます。”日本一のフィッシングホテル”という謳い文句を掲げる、淡路島の南部にある淡路島観光ホテル。 

「四季の釣り」なんかでもちょくちょくとりあげられているし、フィッシングショーにも出展されていたり、関西の釣り人に多方向からグイグイアピールしてくる名物ホテルです。宿泊しなくとも日帰り温泉プランみたいなのもあるみたい。釣りして温泉なんて最高やん。2015年の冬に放映された四季の釣りではメバルを釣ってたけど、一年を通していろいろ狙えるみたい。足元サビキもできるみたいだから子供と一緒でも大丈夫でしょう。

ホテルニュ~ウアァ~ワァ~ジィ~♪「ホテルニューアワジ」

関西人なら誰でも脳内でCMのメロディーが再生できるホテルニューアワジ。こちらでもホテル施設内の桟橋から釣りが出来るようです。

よくある質問のコンテンツに以下のような説明がありました。

はい、リールのない簡単な延べ竿とエサ(オキアミ)で桟橋から釣りを楽しんで頂けます。季節により、ガシラ・アブラメ・ベラ・メバル・木葉グレ・アジ・チャリコ・カワハギなどが釣れます。竿・エサセットで800円、お客様ご自身の竿をお持ち込みの場合は、エサのみ600円でご用意致しております。釣れた魚は夕食用に料理することも出来ます(※)。
※別途料理代がかかります
※魚種により料理加工をお断りする場合があります

また、館内の回廊でつながった淡路夢泉景には海の釣り堀(コワリ釣り)もございます。エサ・専用竿(マイ竿のお持ち込みはお断りしております)のセットが3000円税別(小学生までのお子様は2000円税別)となり、1セットで7尾まで釣って頂けます。1尾400円(コワリ釣り特別料金)で釣った鯛の料理加工も承っております。またお持ち帰りの際は専用スチロール箱もご用意致しております(氷付・別途料金)。

なお、桟橋での釣りならびにコワリ釣りの営業時間は日の出から日の入りまでとなります。

 引用:よくあるご質問 | ホテルニューアワジ | 淡路島の温泉 旅館

コワリ釣りってなんだろう?なんかの魚の別称なのか釣り堀の設備のことなのか。

それはさておき、衛星写真で見ると確かに西向きの波止みたいなのがみえますね。砂地が見えててちょっと水深が浅そうですが。

福良の「淡路島海上ホテル」

淡路島で釣り桟橋があるホテルをもう一軒見つけました。 

こちらはロケーション的に島の南西側、福良港の湾内ですね。ホテルの西側に浮き桟橋があるようです。トリップアドバイザーのサイトに全景写真があったので引用します。


淡路島海上ホテル (トリップアドバイザー提供)

ここもちょっと水深が浅そうですが、なかなかいい雰囲気。随時釣果情報もあがっているのでご参考に。けっこういろいろな魚種が釣れるみたいですね。さすが淡路島。

部屋の窓から釣りができる宿「海楽園」

この記事を書いていて思い出しましたが、部屋の窓から釣りができる宿というのを昔にテレビで見たような記憶が。部屋の窓から釣り糸を垂らして魚を釣る、釣り好きなら一度はやってみたい体験です。

…調べてみたら見つかりました。たぶんこの宿。TBSの公式動画がYouTubeにあったので貼っておきます。

そうそうこれこれ、こんな感じ。子供の頃から釣りをしていた人は自分の部屋がこんなんだったらなあという妄想、一度はしたことあるんじゃないでしょうか?この動画ではアブシン(アイナメの新子)を釣り上げていますね。楽しそう。足元は岩が見えるので根魚は釣れそうな感じ。

三重県鳥羽にある海楽園というお宿らしいです。機会があれば行ってみたい。

この記事は関西在住の釣り人が書きました

1978年大阪生まれ大阪育ち大阪在住。

家族共通の趣味を持つべく2014年に20年ぶりの釣りを再開。京阪神の海にて活動する小物ハンター。釣りの目的は現実逃避とおかずの確保。海は大きい、自分で釣った魚は美味しい。それでいい。

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