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20年のブランクを経て感じた釣りの変化

釣りコラム

1978年生まれの私が少年期に最後の釣りをしたのが中2の頃。それは1993年あたり、再開したのが2014年。

その間、実に20年のブランクがありました。当時海釣りをする際は父親に連れられ須磨海釣り公園や明石方面に足を運んでおり、建設途中だった明石海峡大橋の主塔がいつも視界の端に見えていました。

1997年ぐらいをピークに随分釣り人口は減ってしまったらしいですが、対象魚によって専用の竿ができたり道具や釣り方の細分化や変化が進んでる様子。それゆえ20年ぶりに釣り場に通うようになって変化に驚くこともありました。その点をまとめておきたいと思います。

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サビキ仕掛けにウキがついてる!

サビキが好きだ

突然だが私はサビキ釣りが好きです。あんなもん子供がやる釣りだろと思う人もいるでしょうが。

サビキは食べて美味しいアジやイワシが簡単に沢山釣れます。まれにガシラやメバルとか根魚系、ツバスやグレなんかも釣れたり。サビキには何がつれるか分からないワクワク感もあります。こんな楽しくて効率のいい釣り方が他にあるでしょうか。いやない!異論は認めない!ゆえにサビキが好き。

 投げサビキ!そういうのもあるのか

サビキというとカゴにアミエビを詰めて竿下の底まで落とし、カゴで底を叩くようにサビく、それが私の知っているサビキ釣りでした。

ところが20年ぶりの釣り場でサビキをしてるのを見ると、でっかいウキをつけてサビキ仕掛けを遠投しているではないですか!「なにあれ沖も狙えてずるい!でも深い棚とかどうやってウキ下の設定するんだろう?」驚きと同時に疑問が沸いてきました。ウキといえば爪楊枝の先みたいな足をゴム管に差し込んで固定するものしか知らない。その時は誘導ウキの仕組みを知らなかったのです。

釣りを再開した当初足繁く通ったのが南芦屋浜ベランダで、ここは竿下よりちょっと先にポイントが出来ることがあります。いわゆるかけ上がりの位置でしょうか?竿下サビキでは狙えない位置。

導入しない手はないだろうと釣具屋で投げサビキのセットを購入。そこで初めて誘導ウキのシステムを知ってほほうと感心しました。1mだろうが10mだろうが、竿の長さに制限されず好きなタナにウキを設定できる。これは革命だ!

かくして、これ以降のサビキ釣りは投げサビキを標準として、竿下の底を狙う場合はウキをスナップから外すのが自分のスタイルとなりました。

勢いあまって記事にまとめています。

何でもかんでもルアーで釣ってる!

ルアー釣りへの抵抗感

ルアー釣りといえば淡水でやるもので、ターゲットはブラックバスやブルーギルなんかの外来魚、あとはナマズぐらい?小学生の頃から釣りを始めて中学生で中断するまでそういう固定観念でした。

スズキなんかの海水魚もルアーで釣るのは知っていましたが、たぶん今と比べたら特殊なジャンルだったんじゃないでしょうか?

キムタクなんかの芸能人がこぞってバス釣りをしていたせいか、子供の頃はおそらくバス釣りが一番盛り上がってた時期だったと思います。正直言って憧れはあったけど、子供が簡単に手を出せるほどコストパフォーマンスのいい遊びではありませんでした。

自分では川の小物釣り、たまに親に連れて行ってもらう海釣りが自分の釣りでした。そのせいかバス釣りにはちょっとした嫉妬心のような感情があって、未だにそれはルアー系の釣り全般にあったりします。一見気取ってるようだがどこかむず痒い、ルー大柴のような珍妙英語を連発するのも受け付けなかったり。

何でもかんでもINGINGつけよってからに

「アジング?メバリング?チニング?」WEBや雑誌で情報収集をし始めてから見慣れない言葉が目に付きました。魚の名前+ing?今現在進行形で釣ってる最中ってことか?ニュアンスは「アジ釣りなう」みたいな感じ?

違う違う、そうじゃ、そうじゃない。そうじゃなかった。またアイツです、ルアーですよ。20年経ってもまだ気取ってやがる。

アジをルアーで釣る?ワームで?なんでわざわざ?サビキで釣れば手軽にたくさん釣れるからそれでええやん。未だにそう思っています。分かってます。結果より過程を楽しむものなんだろうと。「~ゲーム」とか呼ばれてたりするからそうなんだろうと。でもなんだかまどろっこしい!

ええっ、ガシラやメバルなんかもワームで釣るの?専用の竿やリールなんかもあるの?わざわざ?

分かってます、自分の頭が固いんです。もう私はオジさんになってしまったんです。

リールがカリカリ鳴らない!

安い釣具の定番 プロマリン

20年ぶりに釣りを再開するにあたって、さあどんな釣りから始めようと考えたとき、やはりサビキ釣りだろうという結論に至りました。

そうなりゃ道具を揃えようということで、まずは何にでも使えそうな3号360cmの安い磯竿を選びました。イチバンエイトのオリジナル竿で”関西防波堤III”という超ダサカッコイイ名前がついた竿です。メーカーはプロマリンと明記されていました。どうやらリーズナブルな値段の釣り具全般を扱うメーカーっぽい。家電メーカーで言うところのツインバードみたいな位置づけでしょうかね。

次はリール。まずは安いのでいいやと思い、ワゴンコーナーへ。ここにもありましたプロマリン。1,000円ほどで販売されている赤の差し色がかっこいい、このリールを手に取ってみました。

無音でスルスル回るハンドル

おもむろにハンドルをクルクル。

あれ?スースー回って音がしない。リールを巻くときはカリカリと音が鳴るはず。ああそうか、ストッパーがOFFになっているんだな。と試しに逆方向に回すと回転しません。やっぱりストッパーはONになっているようです。

何だ壊れてるのか、気づいて良かった。別のを買おうと同じ機種を手に取りクルクル回しますが、やっぱりカリカリしない。 ならばと、近くにあったダイワやシマノのリールを回しても同じ。じゃあリョービは?と探しましたが扱っておらず。(釣り具から撤退したのを知ったのはもう少し後のこと)

ここでようやく気づきました。今のリールはカリカリしない!構造が変わったのか何なのか知らないが20年経ってリールも変わったのか。なんてことだ。ずっとカリカリと巻くイメージトレーニングをしてたのに。気を取り直し、さっきのプロマリン製デュアラスピンを手にレジへ向かったのでした。

ちなみこのリールは買ってから4ヵ月後、ネジが緩んでいたのか釣り場でベールが崩壊してそのまま引退。正直オススメしません。これ以降プロマリン製のリールには不信感が。竿は安くていいものが多いのですが…

備考

以上です。

なお、20年前は私も子供だったゆえ間違った認識や思い込みもあろうかと思います。投げサビキの件は2chのスレッドで同様の感想を書いたところ、割と昔からあったとのレスをもらいました。例えば関西では普及していなかったり地域性があるのか、はたまた自分の記憶が曖昧なのか。その他にも当時からこんな感じだったよということもあるあもしれませんが、そこはそういうことでお許しを。

この記事は関西在住の釣り人が書きました

1978年大阪生まれ大阪育ち大阪在住。

家族共通の趣味を持つべく2014年に20年ぶりの釣りを再開。京阪神の海にて活動する小物ハンター。釣りの目的は現実逃避とおかずの確保。海は大きい、自分で釣った魚は美味しい。それでいい。

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