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タチウオ釣りに備える!2018年大阪湾の陸っぱり情報

暑さのピークを過ぎ、日ごとに秋を感じ始める夏の終わり、秋の始まり。

この時期、関西の釣り人は今か今かとそわそわし始めます。なぜでしょうか?

第一に、秋は釣りのベストシーズンであること。そして陸っぱりからのタチウオ釣りが始まること!

2018年もタチウオ釣りのシーズンが近づいてきました。

早起きと呼ぶには早すぎる時間に起き、ときには睡眠時間もいとわず一晩中竿を握り続ける、関西のタチウオ釣りファンのみなさん。

今年はどんな年になるでしょうか?

本格シーズンを目前に、今年のタチウオ釣りを俯瞰できるまとめ記事を書かせていただきます。

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当ブログのタチウオ関連記事まとめ

大阪湾のタチウオ釣りまとめ記事

2014年に20年ぶりの釣りを再開した私。

またたく間にタチウオ釣りに取り憑かれ、2015年にブログを書き始めてから毎年のようにタチウオ釣り関連のまとめ記事を書いてきました。

初めてタチウオを釣ったのが小学校高学年のとき。1980年代のことです。父に連れられ行った須磨海釣り公園での出来事でした。初めて見る生きたタチウオの輝きは今でも記憶に残っています。

それから時を経ること数十年の2014年、南芦屋浜で釣ったタチウオの美しさに再び魅入られます。数々の釣り方に興味を持ち、料理法も覚え、タチウオ釣りの沼にズブズブとはまっていくことになります。

2017年は小学生の息子にタチウオを釣らせてあげることができました。私が小学生当時そうだったように、自分で釣ったことの嬉しさ、強い引き、美しさ、鋭い歯への恐怖、そんな感情が入り混じった興奮を覚えていたようです。

そんな息子を見て思いました。

「なんか今、人生の一周目を終えた感がある。」

もはや私の人生の軸の一部分にタチウオ釣りが絡んでいるといっても過言ではありません。そんなわけで、いままで色々とタチウオ関連の記事を書いてきています。

ここでそれらを紹介させてください。

タチウオの釣り方紹介記事

当ブログにおいて初心者向けのタチウオ釣りとしておすすめしている、太刀魚ゲッターを使った引き釣りについて書いた記事。

そして陸っぱりからやるタチウオのエサ釣りとして代表的な、ウキ釣りについての記事も書いています。

関西で主流のタチウオの釣り方3つを比較した記事も。

仕掛けとエサについての記事

私は基本的にエサ釣り派なので、エサを使ったタチウオ釣りのあれこれも書いてきています。

まずはイチオシの、シマノ太刀魚ゲッターを使った引き釣り。

シマノを取り上げたならダイワもだろ!ということで2017年に発売されたダイワの快適波止タチウオテンヤSSについても。

ウキ釣りの仕掛けはがまかつのつらぬきがイチオシです。

そしてそれらエサ釣りのエサとして代表的なキビナゴを、自分で調達してエサ用に加工する方法も書いています。

 太刀魚の生態についての記事

釣りが好きな要因のひとつとして、私がそもそも「生き物好き」ということがあって、タチウオの生態にも興味を持っています。

狭い大阪湾といえど釣り場によって釣れ始める時期に数ヶ月の差があることが気になり、その回遊ルートについて調べました。

反対に釣り納めになる時期も釣り場やその年によって異なることも気になり、データを集計して仮説をたてました。

誰にも頼まれてないのにここまで調べさせる。そんな魅力がタチウオ釣りにはあります。  恐ろしい…恐ろしい…

2018年における大阪湾の回遊魚釣果

今年2018年のタチウオ釣果を予想する一要素として、春からの回遊魚の回遊状況について振り返ってみます。

タチウオは回遊魚であるイワシやアジなどをエサにしている魚。そしてタチウオ自体も回遊魚です。釣果にどう影響するかわからない部分が多いですが、何らかの因果関係はあるはず。

1ヶ月遅れの回遊

今年の大阪湾は、回遊魚にとってネガティブな要因が2つありました。

ひとつめは十数年ぶりに発生している黒潮の大蛇行

漁業にも影響を与えています。

日高新報
和歌山県の御坊市、美浜町、日高町、由良町、日高川町、印南町、みなべ町をエリアとした日刊紙「日高新報」のウェブサイトです

ふたつめは冬場の低水温

寒かったですよね、今年の冬。それが海水温にも影響をあたえており、2月あたりの大阪湾の水温はここ数年見たことないような10度を切る数字になっていました。この影響で明石のタコは大不良になっていますね。

これらの影響からか、今年の回遊魚の釣れ始めは「一ヶ月遅れ」というのが合言葉になっていました。サビキ釣りファンは実感したことでしょう。早々に「今年の大阪湾はダメだな」なんて言う人もいました。

4月ぐらいに釣れ始めるカタクチイワシがなかなかまとまって釣れず、ゴールデンウィーク付近によく釣れる小サバがなかなか現れず、本命の豆アジも釣れることは釣れるけど数が少なくて例年の釣れ具合には程遠く。

しかし夏が近づくに釣れ、どんどん例年通りという雰囲気がでてきています。今年の大阪湾はダメだ!という心配は杞憂に終わるかもしれません。なぜか今年はサゴシの幼魚がサビキでよく釣れてたり、例年と違う要素もありますね。

自然が相手なんだから毎年違って当然。「去年と違うから今年は異常!」という安易な考えは捨てるべきかもしれません。毎年同じ状況になるほうが異常かも。

タチウオの釣れ始めを2017年のシーズンと比較

肝心のタチウオですが、この記事を書いている2018年8月頭現在、神戸では例年通り夏のタチウオが釣れているようです。若干遅いかなという感じはありましたが、1ヶ月遅れというほど遅くはなかったはず。

というわけでお盆に狙ってかろうじて一匹。小さいけど。

今年は釣れ始めが遅いからダメかも、淡路島でも釣れていないからダメかも、なんて毎年言ってる気がしますが、結局蓋を開てみないと分かりません。秋の本格シーズンを待ちましょう。

とはいえ、いろいろな情報をもとにやきもきするのも楽しみの一つ!

2018年は引き釣りブーム?各メーカーから波止テンヤ続々

釣り方の多様性がタチウオ釣りの魅力

これほどまでにタチウオ釣り人気が高い理由のひとつに、いろいろな釣り方で釣ることができるということがあります。

ありとあらゆるルアーで釣れますし、ウキ釣りだけがエサ釣りじゃない。この間口の広さがルアー派もエサ派も取り込んで大きな人気を集めている理由です。

大阪湾で代表的な釣り方を3つ挙げるなら、ワインド(ルアー)、ウキ釣り、引き釣り。数年前に比べると「ルアーでタチウオを狙うならワインド一択」という雰囲気は薄れた気がしますが、それでも根強い人気があるのは確か。

波止テンヤの新製品が続々登場

去年辺りから釣具屋の店頭や釣り雑誌を見ていて気になるのが、引き釣り用の波止テンヤで新製品が続々と登場していることです。 心なしか売り場面積も広くなった気が。

毎年発刊されるこの雑誌をめくると、冒頭からテンヤの広告が目立ちます。

関西のタチウオ釣りの中では最も古いスタイルかもしれない引き釣り。

良くも悪くも、波止用のテンヤは関西の古参釣り具メーカーから発売されているオーソドックスなものばかりでした。それに加えて新商品が増えて売場は賑やかになっています。

もしかして引き釣りが盛り返しつつある?そんな気さえしてきます。このブログでは「初心者がタチウオを釣るなら引き釣りがおすすめ」と書き続けていますが、この状況はちょっと嬉しいですね。

その他メーカーの波止テンヤも

ゴールデンミーンも、去年から波止テンヤを充実させています。

エサがつけやすい形状のヘッド、ヘッド部にあるケミホタル25を突っ込める穴とフックが装着できるアイ、後方はブレードなどを取り付け可能なアイも。かゆいところに手が届くテンヤです。

忘れてならないテンヤがシマノの太刀魚ゲッターですが、たぶん2011年の発売から特に改良されていないのでは。

それだけ最初から完成された製品だったという証なのかもしれませんが、そろそろ何か目新しい改良などが欲しいところです。あるいはもうちょっと低価格化希望。

【まとめ】2018年もマナーを守ってタチウオ釣りを楽しもう

今年もタチウオ釣りのベストシーズンがやってきます。

それと同時に課題になるのが混雑とゴミ。昨年は神戸の釣り場で何らかの問題があったのか、釣具屋の釣果情報で釣り場の名前が伏せられてしまうようになりました。

この状況が続けば、それこそ釣り公園でしか釣りができないなんて事態になりかねません。マナーを守って釣り場を存続させていきましょう。

というわけで今年2018年も「タチウオ祭り」を楽しみましょう!