台風後の海はどんなんかな~?@南芦屋浜ベランダ[2015.07.20]

※今回は写真を撮っていないため文字のみでお送りいたします

それにしても今回の台風11号、関西、とりわけ京阪神地区への雨が酷かった。台風はとっくに過ぎ去って風らしい風も吹いていないのに延々と雨雲がかかり続けて、24時間ほどずっと大雨の状態。神戸近郊を中心に電車の運休も相次いだ。

風台風の場合はともかく、雨台風でこれほど電車の運休が発生したケースはあまり記憶がない。7/17の午後には日本海へ抜ける予報だったから、まさかこれほど雨が残るとは各所予想だにしていなかったんだろう。

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台風が残していく釣り場への影響は?

こうなると、やはり釣り人としては海の状況が気になる。去年の夏、お盆前に来た台風11号(こいつも11号だったのか!)は、かなりのダメージを釣り場に残していった。

海水の濁り ガレキの漂流 施設の破壊

大雨や台風が釣り場に与える影響は、川から注ぎ込む濁流による海の濁りと塩分濃度の低下、川から流れてくる流木やゴミなどのガレキ、強風による施設へのダメージ(柵がひん曲がったりとか)など。

特にガレキが厄介だ

とりわけ、去年の台風11号では川から流れてきたガレキの影響が大きく、一ヶ月ほどは大小の流木やゴミ、漁具なんかが漂い続けて、かなり釣りがしにくかったのを覚えている。南風が吹くと足元にゴミの帯ができてたり。

淀川と武庫川という大河川が大量のガレキを注ぎ込み、かつ潮の流れが悪い大阪湾奥では、これが西へ東へいったりきたりするだけでなかなか消えてくれず、1ヶ月ほどはプカプカ浮いていた。小さいゴミならともかく、大きい流木に引っかかったりすると仕掛けを切らざるを得なかったりしてかなり厄介な存在。

今回はどれぐらいの影響が出てるだろうか?

様子見に南芦屋浜ベランダへ

台風の通過から3日ほど過ぎた7月20日の午後、前回のサヨリにリベンジするため、そして夕飯のおかずを調達するため、それと台風の影響を確認するため再び南芦屋浜ベランダに来た。息子は夏休みの宿題に集中させるため今日は単独釣行。

南西風が強いのでベランダ東側へ

13時半に釣り場着。

午後から南西の風が強くなる予報が出ていたので、風裏になるベランダ東面へ。さすがにこの暑さなので人は少ない。南側を覗くと白波がたっておりかなり荒れた状態、武庫川の影響か、沖のほうはまだカフェオレ色に濁っていた。この濁りは1週間もすれば落ち着くと思われ。

ガレキはそれほどでもなかった

東面の岸壁に立って足元を覗く。さすがにゴミや流木がたくさん浮いているが、それほどたいした量ではない。足元にサビキを落とせなくもない感じ。 枯れ草のようなゴミが多く、たまに針に引っかかってきたが大して問題ない。この場所だけみて判断するのは早計だけど、今回の台風はそれほど大きな影響は残さなかったんではないかな?

状況が悪ければ釣りは諦めようかと思ったが、これならできそう。

そして今日もサヨリは…

うん、釣れなかったよ!

もうちょっと海が落ち着かないと、もうちょっと季節が進まないとなかなか安定した釣果は難しいかも。皆早々にあきらめたのだろうか、周囲でもサヨリ仕掛けを投げているのは自分だけだった。

しかしながら、30cmサイズのサヨリが跳ねるのは数回見えたし、先週と同じくエンピツサイズ以下のミニサヨリの群れが足元に見えることもあった。いることはいる。ただしまだ群れは小さい。確実に釣るならもうちょっと待つべきか。

サビキでオカズ釣り

手ぶらで帰れないのでサビキもする。足元はゴミだらけだったのでウキをつけてちょっとだけ飛ばす。タナは表層。濁りもあって、アミエビを撒いても魚は目視できない。いるのかな?

いつもの小サバくん

まず最初にウキを消しこんだのは小サバ。いつも彼がボウズの危機から救ってくれます。釣れてきてくれてありがとう。10cmぐらいから20cmぐらいのサイズまで、ほどよく20匹ほど釣る。

いつもはとりあえずから揚げにして食べるのだが、さすがに飽きてきたので今回は蒲焼にした。ご飯に合う味でなかなか美味し。

一応キープしたサッパだったが…美味かった!

続いてサッパがパラパラ。針にかかると上に向かって泳いだりジャンプしたりするから、素早くとりこまないと仕掛けが致命的に絡む。15cmぐらいのしっかりしたサイズでとりえあずキープ。これは酢漬けにしてママカリに。

何の気なしにいつもの調理方法で酢漬けにして食べたんだけど、これが今まで作ったママカリで一番美味かった!脂がノリノリなの!のりノリ天国!あかひげ薬局!もしもしピエロ!

さておき、こんな脂がのったサッパは初めて。酢でさっぱりしているのに濃厚な味わい。今が旬なのかなあ。5匹しか釣れていなかったのが悔やまれる。ほんとみんな、捨ててないて食べたほうがいいと思うよ。

まさかの獲物が!

遠くから子供たちが海を覗きつつ騒ぎながら近づいてくる。聞くと「スッポンや!」と。へえ、そりゃ珍しいなと彼らの視線を追うと、確かにそれっぽいフォルムの生き物がゴミに混ざって泳いでいた。

いやしかしよく見ると亀甲模様が見える。なんとなく見覚えがある姿…ってこれミドリガメやん。お祭りの亀すくいなんかでお馴染みの(今もあるのか?)、アカミミガメことミドリガメですやん。にしてもデカイ。30cmほどある。最終的にその子供たちのお父さんがタモで掬って水揚げされた。

当然だがミドリガメは海に生息する類のカメではない。増水した川から流されてきたんだろうなあ。こんなところにも台風の影響が。

2015年7月20日@南芦屋浜ベランダ 釣果等まとめ

今回の台風11号は、釣り場にそれほどダメージを与えていないことが分かった。1~2週間もすれば、あらかた元に戻るだろう。ただし、再び台風の接近や大雨がなければの話…。お盆は釣りを楽しみたいなあ。

久々にベランダ東側に行ったけど、ここのトイレ横にもベランダ南側のトイレ横と同様にゴミステーションが設置してあった。

それと、いつの間にかベランダの南東角にある駐車場が拡張されて、駐車スペースが倍増していた。タチウオの時期の週末でも余裕を持って駐車できそうな感じ。にも関わらず路上駐車の多いこと。呆れるわ。

釣果情報

  • 釣行時間:2015年7月20日(13:30~16:00)
  • ポイント:南芦屋浜ベランダ東側
  • 天気:曇りのち晴れ
  • 気温:30度台前半だけど日差しが強烈でかなりキツかった
  • :強い南西風でベランダ南面は白波が立つ状態、東面はうねりがあるものの釣には支障なし
  • :中潮であまり流れなし(満潮09:02 / 干潮15:29)
  • 混雑具合:ベランダ東面はパラパラ人が居る状態で夕方にかけ人が増える、南面は未確認
  • 自分の釣果:15~20cm程度のサバ×20、サッパ×5、極小豆アジ
  • 周囲の釣果:サバ、サッパ、ミドリガメ(!)

南芦屋浜 釣り場情報(2015年7月20日時点)

  • 交通手段:自動車がベスト、電車だと最寄駅からかなり距離があるためバスなどの移動手段が必要
  • 駐車場:ミズノスポーツプラザの駐車場が利用可能で200円/1時間かつ上限1000円、ベランダ直近の市営駐車場は朝8時半から駐車可能で200円/1時間上限設定無し
  • トイレ:駐車場に男女別トイレ数箇所あり(多目的トイレも併設)
  • 安全性:1m以上のフェンスあり、いつも混雑気味なのでキャスト時は周囲に注意
  • 喉が渇いたら:ドリンクの自販機が砂浜の東側トイレ横にあり、ミズノスポーツプラザの駐車場にもあり
  • お腹がすいたら:中央の市営駐車場のそばにイタリアンレストランと和風カフェあり、島内にコンビニとスーパーとファミリーレストラン等もあるが徒歩で往復30分以上かかるのでちょっと遠い
  • 近隣釣具店:フィッシングマックス芦屋店が車で10分以内の距離にあり
  • コンビニ:セブンイレブンが島内にあるが徒歩で往復30分以上かかる
  • 釣りに飽きたら:西側に磯遊びが出来る場所がありカニやヤドカリなどの水棲生物や小魚が捕まえられる、砂浜があるが遊泳は禁止

【追記】翌週7月26日午後も同じ場所でサヨリボウズ

この釣行記の一週間後に同じ場所同じ時間にリベンジを行ったが、またしてもサヨリ釣れず。今回は周りにもサヨリ仕掛けを投げている人がいたが同じくサヨリは現れず。ダメだー

一時間ほどで諦め、サビキに切り替えて豆アジ30匹ほどで終了。やたらとボラが多く、仕掛けを切られること3回ほど。太ライン仕掛けがあだとなって仕掛けまるごと、アミカゴごと持って行かれてトホホ。

隣に入っていた人は竿ごと持っていかれてた。グングン沖に向かって遠ざかっていく竿とリールを見つめるしか術がない。切ないなあ。