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スカしバラしでタチウオ2本@南芦屋浜ベランダ[2017.11.26]

ご無沙汰しております。

10月から11月は子供の入院やら引越しやらで慌しく、すっかりブログをサボっておりました。11月も後半になってようやく落ち着いてきましたので、ボチボチと再開してまいります。よろしくお付き合いください。

さて10月から11月といえば海釣りのベストシーズンです。忙しいながらも無理矢理釣行をねじ込むこと数回。10月頭にタチウオ×5、10月中旬にサヨリ×35、11月中旬にタチウオボウズ2連発。まあ寂しい結果で、ベストシーズンを享受できないまま冬の気配を感じる季節になってしまいました。しかしもう少し釣っておきたい。

直近でボウズ2回をくらってるので、少なくとも「今釣れている」確証がある場所で竿を出したいところです。釣具屋の釣果情報を見ていると南芦屋浜ベランダでは釣れているようす。

このところ冷え込みが厳しく釣り人も徐々に減っていく時期。激混みで敬遠していた南芦屋浜もいくぶん混雑が緩和されているはず。

というわけで11月26日の未明から南芦屋浜でタチウオを狙ってきました。

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夜間はウキアタリがあれどスカ連発

ミズノ駐車場の料金体系変更

アスファルトタイヤを切りつけながら暗闇を走り抜けて午前2時半にミズノスポーツプラザ潮芦屋の駐車場へ到着。釣り人御用達のこの駐車場、以前は上限800円で24時間駐車できましたが、今年からタイムズの管理になり料金体系が変わっています。

基本は30分200円(高っ)。最大料金は2部制で以下の通り。

  • 08:00-19:00 最大料金900円
  • 19:00-08:00 最大料金500円

秋のシーズンは暗いうちにタチウオを狙って明るくなればサヨリに移行というのが定番でしたが、それをやろうとするとあっという間に最大料金の合算1400円に到達。セレブ浜で竿を出す私ですがしがない庶民なので1400円には躊躇しますよ。基本は8時まで、500円でおさまる時間帯で撤退するつもり。今年は早くもサヨリが終息傾向で期待薄だし。

ちなみに出発する直前にFマックスの釣果情報を見ると、昨晩は「渋め」の文字が。あそこが渋いっていうからには相当渋いはず。嫌なもん見ちゃったな。

12月を目前に混雑は緩和傾向

まだ午前2時台ということもあり南芦屋浜にしては人が少なめ。無理すれば駐車場付近でも入れそうでしたが、なるべく気を使いたくないので東へ進んで広めのスペースを確保。車の気温表示は5度と冷え込んでましたが、今日は風もほとんどなく十分耐えられる寒さ。

まずはウキ仕掛けの用意をして第一投。

アタリはちょくちょくあるけど小さすぎる

タナは2ヒロから3ヒロ付近を探りつつ、いつものように竿下付近を流します。投げても10メートル先のカケアガリ付近まで。場所にもよると思いますが、足元からある程度の水深がある岸壁ならこれぐらいのポイントにもちゃんとタチウオが回遊してきます。皆さんウキ仕掛けでも力いっぱい遠投されますが、私はなるべく周囲とのトラブルを避けたいので基本はこの方針。

この時間帯なので周りの皆さんもほぼウキ釣りです。「アタってる!アタってる!」という声が聞こえるので見てみると確かに電気ウキがじわっと沈み中。しかし惜しくものらなかったようです。

そのうち自分のウキにもアタリが。潮上にむかって海中のケミホタルがウキに先行して動いているのが分かります。エサを咥えて移動してる。いい感じいい感じ。ウキが沈み込んだところでききアワセをすると重みがのったので鬼アワセ。そして盛大にスカ。海面に飛び出す電気ウキとケミ。エサを確認するとキビナゴの頭だけかじられてる。

今日はみんなこんな感じで、アタリはあるけど全然のらないようです。気配はあれどまだタチウオの姿は未見。なんでだろう?

と疑問を感じつつ、仕掛けの投入を繰り返しながら潮下に流れたウキを回収しようとすると重みが。あれ?なんかついてる。

指2本程度のベルトサイズ

釣ったというより釣れてた系。

上がってきたのは夏場に釣れるような指2本サイズのタチウオ。もうペラッペラ。どうやら回遊してきてるのはこのサイズが中心っぽい。そりゃアタリがあっても掛かりにくいはずだわ。今年はサイズが小さいってよく聞くけど、こりゃ小さすぎる。

並行して太刀魚ゲッター(ビリビリ)を投げて底から表層まで根気よく探りますが、ほとんど反応なし。仕方ない、朝を待つか。

引き釣りへ移行 日の出前後に時合い到来するも

なんとか指3本半ゲット

この日の日の出は6時半過ぎ。5時を過ぎるとだんだん東の空が白んできました。

日の出前後 東の空

ウキは竿下に固定しつつゲッターでの引き釣り中心に移行。そろそろ来るであろう、いや来て欲しい時合いに備えます。

オマツリしたのをきっかけにお隣さんとあれこれ情報交換(何回も絡んでしまいすいませんでした)。いつもは船釣りを中心にされるそうですが、それでも今年のタチウオはサイズが小さいらしい。そんな中「縦の釣り(船)より横(岸壁)の釣りのほうが面白い」とおっしゃってたのが印象的でした。船釣り童貞の私、船には憧れますがそういう考えもあるんだなと。その他いろいろお話ができ、単独釣行でも楽しく釣りができました。ありがとうございました。

さて、時刻は6時前。

そろそろ時合いで浮いてくるころかなと考え、4号ゲッターのテンションフォールで底までカウント20のところカウント5あたりの上層を狙います。

数投目のフォール中、そろそろ引き始めようかなというぐらいのタイミングでアタリ。上がってきたのは指3本半ぐらいのレギュラーサイズ。

指3本半程度のレギュラーサイズ

とりあえず刺身で食えそうだな。しかしこの時期はもっとサイズアップしたタチウオを期待したいもの。どんどんいこう。

指4本サイズをバラして終了

6時半近く。

だいぶ明るくなり、時合いが来るとしたら今しかないようないい時間帯に。

アタリがないとぼやいていたお隣さんにヒット。ほぼ同時に私の竿もしなります。時合いがきたっぽいぞ。

日が昇ってだいぶ明るくなってきたので、海面まで浮いてきて滑るように近づくタチウオが目視できます。お、これはちょっといいサイズっぽい。今日釣った中ではダントツで指4本は確実。

ちょうど干潮の底に近い時間で海面から距離があるので、多めに巻き取ってポンと引き抜き…しようとしたら海面付近でバレてさようなら。あー…。途中で追い合わせしてもうちょっと深くフッキングさせておけばよかったと後悔しますがあとの祭りでございます。

あっという間に時合い終了

まだチャンスはあるとめげずに投げ続けますが、反応は薄くどうやら時合いは終了したようです。10分も続かなかったんじゃないかな?

以降も沖に引き上げていくタチウオを狙おうと遠投×底付近を攻め続けますが、これも不発。もはやこれまでということで7時半に納竿です。

結果的に2本のみ。この日はたぶん釣れなかった人も多いと思うので贅沢は言えません。

かろうじてタチウオ2本

刺身にしてその日の昼に食べましたが、太いほうは脂がのってて美味かったっす。やっぱり寒くなると魚が美味くなりますね。

ベイトが皆無

タチウオが釣れなかった時の保険としてサビキも垂らしてたんですが、これには全く無反応でした。

サビキは終始無反応

去年であればこの時期の朝夕まずめに20センチ前後のマアジが回遊してたんですが。今年の神戸湾奥は秋に釣れるマアジが12センチぐらいの小アジサイズ中心のままでイマイチでしたね。稀に規格外の30センチ近いサイズが釣れているみたいなんですが、あれはかなり運に左右されるので博打勝負。

しかし今日はカタクチイワシの回遊すらなく不気味なくらい静かな海でした。よくこんなベイトがいない状況でタチウオが釣れたな。

それと海はかなり澄んでいて透明度が高い状況だったんですが、海中に藻のような浮遊物が多いようで白いPEラインが黄土色に染まってしまいました。キタネー。

白いPEラインに付着した汚れ

8時の出庫に間に合わせるべく足早にベランダを西へ進みながら様子を見てたんですが、まあ静かなモンでしたね。やっぱりサヨリも終息に近いっぽい。気温水温が上がればまだ復活があるかもしれませんが、今年はあまり楽しめなかったなあ。

まだまだタチウオシーズンは終わらない(はず)

タチウオが釣れてないこともないけど、安定して釣れてるとは言い難い2017年11月末の南芦屋浜ベランダでした。周囲を見る限りボウズで帰った人も多いはずです。

今年は例年に比べて水温が低く、このところの冷え込みがそれに拍車をかけているようです。なのでタチウオが低調気味なのかと。

でも水温的にはまだまだ問題なく釣れる段階です。寒さが緩んで水温が安定すれば復調するかもしれない。あるいは潮が変われば…そんな期待をしつつ、もうちょっとシーズンを楽しみましょう。

ちなみに去年の南芦屋浜では1月中旬まで釣れ続いています。今はまだ11月末。季節の進みに左右されるけどあと1ヵ月ちょっとチャンスは残されている。私ももう1回ぐらい、いや2回、3回…とにかくリベンジしたいです。

当ブログでは海水温とタチウオが釣れなくなるタイミングの相関関係を記事にしています。よければご覧ください。大阪湾の波止で毎年一番遅くまでタチウオを釣ることができるのがここ南芦屋浜ベランダ。そこでの釣果を基準に書いた記事です。

読んでもらえれば分かると思いますが「まだあわてるような時間じゃない」。もうちっとだけ続くんじゃ。

釣果情報

  • 釣行時間:2017年11月26日(02:30~7:30)
  • ポイント:南芦屋浜ベランダ
  • 天気:だいたい晴れ
  • 気温:夜間は5度ぐらい 夜明け前後は冷え込む
  • :ほとんどなし
  • 自分の釣果:タチウオ×2
  • 周囲の釣果:上に同じ

料理方法

  • タチウオ:刺し身、骨と頭は出汁に

南芦屋浜 釣り場情報(2017年11月26日時点)

  • 交通手段:自動車がベスト、電車だと最寄駅からかなり距離があるためバスなどの移動手段が必要
  • 駐車場:周辺に豊富にあり。料金体系は別途ご確認ください。
  • トイレ:駐車場付近に男女別トイレあり(多目的トイレも併設)
  • 安全性:1m以上のフェンスあり、いつも混雑気味なのでキャスト時は周囲に注意
  • ゴミ箱:ゴミ箱は設置されていないので必ず持ち帰ること。トイレ横のスペースはゴミ捨て場じゃない
  • 喉が渇いたら:ドリンクの自販機が砂浜の東側トイレ横にあり、ミズノスポーツプラザの駐車場にもあり
  • お腹がすいたら:中央の市営駐車場のそばにイタリアンレストランと和風カフェあり、島内にコンビニとスーパーとファミリーレストラン等もあるが徒歩で往復30分以上かかるのでちょっと遠い
  • 近隣釣具店:フィッシングマックス芦屋店が車で10分以内の距離にあり
  • コンビニ:セブンイレブンが島内にあるが徒歩で往復30分以上かかる
  • 釣りに飽きたら:西側に磯遊びが出来る場所がありカニやヤドカリなどの水棲生物や小魚が捕まえられる、砂浜があるが遊泳は禁止