今シーズン最初のサヨリ&タチウオ狙い@南芦屋浜~神戸港某所[2017.08.13]

2021年現在、この赤い橋が見える神戸港某所は釣り禁止となっています

今年の春から下の子が小学生になり、我が子は二人とも小学生です。ゆえに今はがっつり夏休み中。でもいわゆる学童保育ってやつでほとんどの日は学校で預かってくれてます。しかしお盆の最中だけは例外で学童保育が無く自宅に居ることになります(自治体によるみたいですが)。その点保育所ってのは至れり尽くせりだった。

その他諸々の事情を含んで私の盆休みは子どもの世話に明け暮れることになりました。でも一日ぐらいは釣りに行きたい。子どもも連れて行きゃいいやんと思われるかもしれませんが、この暑さに長時間外へ連れ出すのはちょっと避けたいのです。

そんな中、週末の一日だけなんとか一人の時間を半日作って釣りに行けることに。せっかく一人なんだからいつもと違うところに行こうということで夏タチを狙いに神戸港へ行くことに決めました。

聞けばつい一週間前はかなり数釣りできてたそうじゃないですか。こりゃ期待できるということで8/13日の午後からレッツゴー。

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 その前にサヨリの釣れ具合をチェック

ちょっとだけ南芦屋浜へ

私の好きな釣りを2つ選べと言われたらタチウオ釣り、そしてサヨリ釣りになります。どちらも夏から秋の釣り。

今年はなかなか始まらないとやきもきしていた南芦屋浜のサヨリですが、2~3日前にようやく釣れだしたという情報が出てきました。南芦屋浜は神戸港へ行く道中にあるので、ちょっくら寄り道して釣れ具合をチェックすることに。

とりあえず南側の駐車場に車を停めてベランダの南面を覗きます。午後2時過ぎ、一番暑い時間帯で気温は32度を超えていますがけっこう混んでますね。さすがお盆真っ只中。

しかしあまり釣れている様子はなく、南からの強風が吹いて海面も荒れ気味。向かい風はサヨリ釣りの天敵です。こりゃきびしい。

こんなときは潔く東面にエスケープするのが正解ってことで30分以内の無料駐車時間中に車を出庫してベランダ東側へ。

ベランダ東側でエンピツサヨリ

ほぼ真南からの風なので東側も多少影響がありますがサヨリ釣りには問題なさそう。釣り人がほとんどいないので釣れてるかどうか分かりませんが、あまり時間もないので急いで用意してサヨリ釣り開始です。

エンピツサイズが釣れ始めました

海面を覗くと海の色が悪い。この場所らしい、そしてこの時期らしいコーヒー色。うげげ。見慣れているとはいえ萎えるな…

気を取り直して海面の様子を探ると目測20センチ前後のサヨリが数匹群れて泳いでいるのが見えます。「よーし、おるな!いくわ!」ということでちゃちゃっと仕掛けを組んでキャスト。エサはもちろんイカの切り身。

楽勝と思いきやまだ群れの密度が低くアタリがなかなか出ず。次第にコマセが効いてきたのか、数投目でようやく水面がバシャッとなるアタリ。サクッとあわせて釣れてきたのは15センチ程度の小さなサヨリ。いわゆる鉛筆サイズのサヨリです。

3号の袖針で針掛かりするかしないかギリギリのミニマムサイズですね。その後もパラパラと釣れましたがみんな同じサイズ。

マックス情報では20センチ以上のサイズも釣れているということでしたが、この時期なんでこれぐらいが標準なのかと思われ。これから季節が進めばどんどんサイズアップして魚影も濃くなるんで楽しみに待ちたいと思います。

とりあえずサヨリが釣れ始めたということが確認できました。駐車時間が一時間半を超える前に、駐車料金が200円のうちにさっさと撤収して次行ってみよう。

神戸港でタチウオを狙うも

とりあえずおかずを確保

16時半に駐車場に到着するも満車でした。ゲート前で30分待機。釣り場も混んでるのかと思ったらそれほどでもなく、地元の方が夕涼みに来られたりしてるんですかね。

というわけでサウスセレブビーチからノースパークに到着です。

もちろん私は柵アリの西側堤防へ。とりあえずサビキでおかずを確保することにします。アジサバイワシが順調に釣れました。アジは12~13センチぐらいになってきましたね。やや良型のアジを20匹ほど確保して家族への言い訳も確保完了。

途中、沖からだんだん鳥山というかナブラが接岸してくるタイミングがあったんですが、そろそろジグが届くかなというぐらいにプレジャーボートとジェットスキーがヒャッハー!と通り過ぎてかき消して行きました。チキショー!しかし海はみんなのもの、仕方ない。

再度ナブラが接岸するタイミングがあって周囲の皆さんがルアーを通してみたんですが誰も掛けずじまいでした。なんだったんだろう?

タチウオの気配皆無

須磨方面の山に日が傾き始め、そろそろタチウオが狙える時間になってきました。

海を見るとそれなりにイワシが湧いてる感じでベイトっ気がある雰囲気。いいんじゃないっすか?

海面でクルクル回ってるカタクチイワシもたくさん見えます。このクルクル回るイワシの動きはガラクトソマムという寄生虫によるもので、水温が高いこの時期特有の事象です。 このことは別途詳しくまとめていますのでよろしければこちらをどうぞ。

そして今年初の太刀魚ゲッター出動。

この5号のゲッター、今期で3年目のベテランです。毎回どこの釣り場でも最初のキャストは底をとってから引いてくるのですが、奇跡的にロストせずに今まで使えております。ヘッドがハゲハゲなんで塗り替えてやりたいですね。ルミノーバの塗料とかあれば売れると思うんだけど無いよなあ。

さてさて、時間はまだまだ日没前。

セオリー通り沖の底層から探ります。 暗くなるにつれ浅いレンジも探っていきます。が、なんの反応もない。周りで釣れてている様子もない。自分の中にある釣りの知識が詰まった小さな引き出しを開けまくり、その中からあらゆる手段を取り出して試してみますがタチウオの気配は皆無。そしてあっという間に真っ暗になってしまいました。

今回の釣行の道中で手に入れた太刀魚ゲッターびりびり4号も試しましたが反応なし。せっかくなんでこの前買ったダイワのブレード付きテンヤも投入しようとしましたが、いざエサ付けしようという段階でエサ巻きのワイヤーを紛失していることが発覚。だめだ~

一応ウキ釣りの用意もしてきたので、竿一本分先ぐらいに流してみますがこれもダメ。常夜灯の明暗付近で何度か勢い良くウキが消し込むアタリもあったんですが、これはタチウオっぽくないアタリなのでサバか何かでしょう。

周りのタチウオハンターたちも静かなものでした。一応夜9時頃まで粘りましたがタチウオの姿は拝めずじまい。どうも台風が過ぎてからは神戸周辺の夏タチがダメっぽいですね。そんなに影響あるのか台風。意外とナイーブなんだなタチウオ。

こんな感じなんで「今年はタチウオの外れ年かも?」なんて声も聞かれますが、相手は気まぐれな回遊魚。フタを開けてみないとどうなるかわかりません。私は期待しつつ秋が深まるのを待ちたいと思います。

早く涼しくなって欲しいですね。

神戸上空に浮かぶ光の正体

釣りの最中にふと空を見上げると何やらバットシグナルのような光が。

東洋のゴッサムシティと呼ばれる神戸の名物…なんて話は聞いたことないですが、気になったので視線を下げてみるとちょうど神戸大橋のたもとから光の柱が伸びているのが見えました。どうやら北公園の敷地内に強力なサーチライトが設置してあるみたい。Twitterでつぶやいたところ、神戸周辺で釣りをする皆さん、この光が気になっていたようです。

せっかくなんで帰り際にサーチライトの設置場所へ寄ってみました。

おお、はるか上空に向けて力強い光柱(読み:ぴかちゅう)が伸びてますね。まるでゲームのセーブポイントかワープゲートのようです。

調べたところ「神戸大橋の特別演出照明」ということらしく、つまり目的は橋のライトアップ。大型客船の入出港時や、神戸港開港150年がらみのイベント時に実施されているとのこと。(神戸市のウェブサイトへリンク 

150年前といえば1867年。大政奉還の年ですよね。ごたごたの時代だったとは思いますが、そのころには神戸の岸壁で釣りをしていた我々の大先輩がいたかもしれません。

神戸港がなければ関西の波止釣りはここまで発展してないと思います。とりあえず開港150年おめでと。そしてこれからもよろしく。

釣果情報

  • 釣行時間:2017年08月13日(14:00~21:30)
  • ポイント:南芦屋浜ベランダ~神戸港
  • 天気:晴れときどきうす曇
  • 気温:昼間は32度で夕方もそれほど下がらず湿度も高い
  • :日の出ている時間はやや風強し 日没後は無風
  • 自分の釣果:小アジ(マアジ)✕20、サヨリ×5、ウルメイワシ×2、サバとマルアジは無数に釣れるが全てリリース
  • 周囲の釣果:上に同じ、日没後は内向きで良型のガシラが釣れていた

料理方法

  • マアジは三枚におろしてカルパッチョに
  • サヨリとウルメイワシは一夜干しにして炙る