2014年に20年ぶりの釣りを再開してから3シーズンを過ごしました。
3周目となると「この時期にあの辺りであの魚が釣れる」というような大阪湾における海釣りのスケジュール感が身についてきました。この先だいたい何が起きるのか分かってきたというか。
趣味全般においてこのフェーズはマンネリに陥る原因となり、場合によっては熱が冷めて他の趣味に走ることにも繋がりかねません。しかしいまのところその兆候は無く。まったくいい趣味に再会できたなと思います。
そんなわけで今年2016年の釣りを振り返ってみたいと思いますが、だいたい去年と同じになりそうです。
まあいいか。では1月からスタート!
1月「釣り初めと平磯のジャンボサヨリ」
正月明けの週末、我が家恒例の牡蠣食べ放題のために兵庫県の相生へ。お店の場所をGoogleマップで見たらすぐ横が漁港なのに気付いてそこで釣り初めをすることに。チビ根魚がわずか2匹のみでしたが、ここから2016年の釣りがスタート。
2015年は惨敗した明石海峡付近のジャンボサヨリ釣り。平磯で釣れているという情報をみつけて駆けつけたところこれが大当たり。一年で一番寒い時期にどっさり魚が釣れました。
2月「釣りは行かずにフィッシングショー」
例年この時期はめったに釣りをしません。理由は言わずもがな魚が釣れないから。というわけでこの月は釣り業界を少しでも盛り上げようとフィッシングショーへ。こんなに釣りをする人がいるんだと思うぐらいの熱気で心強くなりますね。
3月「毎年恒例釣りなし月間」
この月は一年で最も魚が釣れない月。道具の整理などをしながらもうそこまで迫った春に向けてじっと待つのだ。
4月「2016年の釣りシーズンスタート?」
気温が上がるわりには水温が上がらず、 2月3月と同じぐらい魚が釣れない4月。そんなことは分かっています。とりあえず竿が出せれば50%ぐらいは満足するのです。それでいいんです。
我が家の定番お出かけグルメで瀬戸内海の牡蠣と並ぶもうひとつの食材が淡路島の生しらす。島へ渡ったからには釣りをせねばと翼港へ。根魚とイワシに遊んでもらいました。年が明けてようやくまともな釣りができたのがこの日。
5月「ぼちぼちシーズインイン」
たまには川釣りもということで近くのバーベキュー場でマス釣り。
夏から年末ぐらいまでナンボでも釣れるカタクチイワシですが、この時期のカタクチイワシはとても有り難く感じます。回遊情報を聞いては西へ東へ。この日は釣れませんでしたが。
記録には残していませんが、5月は何度か釣りに行き、徐々に群れが大きくなるカタクチイワシを釣ってはそれを狙って入ってくるであろうターゲットを期待しました。それと並行してエギでコウイカ(シリヤケイカ)を狙ったりもしたのですが成果は出ず。
6月「サビキシーズン始まりました」
そろそろサビキでの釣り物が充実してくるころ。2016年は待望の豆アジが早めに回遊してきました。初釣行で100匹超。
湾奥で釣れるんならどこでも大丈夫だろうと翌週にアジュールへ行ったところ、見事に惨敗。回遊魚はこれがあるから…。ウヨウヨ見えてるサヨリも釣れず。これだから釣りは…。
7月「小物釣りに精を出す日々」
ぜんぜん記録に残していないのですが、7月はだいたい毎週釣りに行ってました。ほとんどサビキ釣行です。よくもまあ飽きずに。
小アジを釣っては刺身にして食べるというのにはまっていました。だって美味いんだもの。
8月「湾奥夏タチチャレンジ完敗」
サビキ釣行とならんで8月は夏タチウオ狙いをしていました。しかし見事に完敗。記事にしていないのはそのためです。神戸港の西側や神戸空港では釣れているのに、そこから数キロしか離れていない場所では気配すらなく。
9月「今年もベストシーズン突入へ」
夏の暑さもピークを過ぎて秋のベストシーズンへ。8月に続いて9月の前半も湾奥で夏タチを狙いましたが、待ち人(魚)来ず。じゃあ小さいけどサヨリだなと狙うもイマイチ。
そんなことをしてうちに10月も目の前。確実にタチウオが釣れるだろうと見込んだ神戸港で見事にふられたものの、翌日何度目かの正直の湾奥でようやくタチウオが釣れました。
10月「秋の多魚種を釣楽しむ」
今釣らないでいつ釣る!というわけで毎年10月はアクティブに動きます。とはいえ個人的にタチウオと相性が悪く、タチウオボウズが続きました。あまり記録に残してないけど。でもおかず確保には事欠かないのが秋です。
久々に行った平磯では貧果だったものの色々な魚が釣れて生き物好きとしては満足。
11月「タチウオ月間だけど」
湾奥のタチウオが最盛期を迎えた11月ですがあまり釣りにいけず。
そんな中、11月も終盤を迎えたころに自分史上最大のタチウオを釣ることができました。
12月「昼タチで綺麗に釣り納め?」
そういや今年はサヨリが釣り足りてないと急遽向かった南芦屋浜。そこそこサヨリを釣ってからダメもとで昼からタチウオを狙い見事にゲット。達成感を得ました。
今年も何日か残っていますが、いまのところこれが釣り納めになる可能性大です。
今年のまとめや来年の抱負など
ルアーに手を出した
去年とやってることは同じといいつつ、食わず嫌いだったルアー方面へ手を出した年となりました。まあ純粋にルアーだけではまともな釣果は得られてないんですけども。トレブルフックに口が掛かった魚はサバだけという。
とはいえその経験は他の釣りに応用できました。今まで何でも磯竿でやっていたところをシーバスロッドに持ち替えてラインもナイロンからPEに。磯竿でのエサ釣りと比べるとラインやロッドから感じ取れる反応がよりダイレクトで、海底の地形、ベイトである小魚にルアーが触れた感触、見えてはいないものに対しての想像力が以前に増してふくらむように。中でも太刀魚ゲッターを使ったタチウオ釣りには大いに役立ちました。
毛嫌いせずになんでもやってみるもんだな。来年はもうちょっとルアーを追いかけてみようと思います。(こうして沼にはまっていく)
魚料理をより楽しめるように
今年は左利き用の出刃包丁を買ったことで魚料理との距離が縮まった気がします。砥石も買ったので包丁を使うこと自体が楽しくなってきました。当たり前のことだけど包丁がよく切れるってのは大事なことですね。
生で食べる料理ばかりだったので、来年は煮たり焼いたり火を通すメニューもマスターしたいです。
しかし今年は小さな青魚を生でたくさん食べました。豆アジにはじまり各種イワシ類、サヨリ。そしてサバの生食も細心の注意を払ってやってみました。脂がのった夏のゴマサバの刺身や秋サバを酢締めして皮目をバーナーで炙ったものは絶品。責任が持てないので記事にするつもりはないんですが。今まで生きてきて最も多くのDHAとEPAを摂取した年でした。
来年も美味しいを求めて釣りを
多少幅が広がったとはいえ、この先しばらく私の釣りは同じようなスタイルが続くんだと思います。「魚を美味しく食べるために釣りをする」。これはブレない。
その中でも新しい発見や新しい食材、調理法との出会いがあることでしょう。今からワクワクします。そんなわけで今年も一年ありがとうお魚さんたち。そして来年もよろしく!