漫画とかで「釣り部」って銘打った部活やクラブが出てくることがあるじゃないですか?
でも私が過ごしてきた小中高の学生生活の中で「釣り部」なるものに出会った経験なんてないんですよ。さすがに大学までいけば多様化するし、釣りサークル的なものはあったのかもしれません。でもそのころは釣りから離れてたんで接点はありませんでした。
私が知らないだけで、立地的に海が近い学校には釣り部があったりするんでしょうかね?もしあるのならそういう選択をするのもいいなと思います。「スポーツだけが青春じゃないぜ」と運動神経がない私は思うのです。もう戻れないけど…
さて、このブログに来訪いただく方は子供と一緒に釣りをされる方が多いと思われます。そんな子連れ釣り人におすすめしたいのがダイワが主催するDAIWA YOUNG FISHING CLUB、略して「D.Y.F.C」。小中学生を対象にした子供のための釣りクラブです。
「D.Y.F.C」とは何か?
40年の歴史を持つ 子供のための釣りクラブ
私がD.Y.F.Cの存在を知ったのは2015年のフィッシングショー大阪でした。
スタイリッシュなロゴデザインやウェブサイトの作りから見て「最近出来たのかな?」と思っていたら発足は1976年とのこと。実に40年も前。
私はまだ生まれていなかったので実感としては全く無いのですが、「釣りキチ三平」のヒットで釣りがブームとなり、それまで大人の趣味だった釣りが子供にも広がった時期だったそうです。そこで子供に向けより広く釣りの楽しさを知ってもらおうと始まったのがD.Y.F.Cとのこと。
詳しくはD.Y.F.Cのサイトを見てください。
DYFCは具体的になにをやっているの?
私が把握する限りでD.Y.F.Cの活動を書き出して見ます。
こんなところでしょうか。
フィッシングスクールの開催がメイン
今はフィッシングスクールの開催を主たる活動としているようですが、残念ながら我が家はまだ参加したことがありません。
数年前に平磯海釣り公園で開催されたことがあるらしいのですが、それ以来京阪神地区での開催がほとんど無いのが残念です。和歌山では毎年やってるみたいなので一度は息子を参加させてみたいですがちょっと遠いなあ。
遠いとはいえうちは関西在住なので和歌山も対象地域らしく、スクール開催前になると案内が送られてきます。開催概要を見ますと、スクールは子供のみでの参加が原則で親が横で手伝うとか隣で竿を出すとかが出来ないようす。
現地までの送り迎えは親がするわけですが、釣り場ではダイワスタッフのサポートがしっかりついて子供の主体性にまかせるようです。開催概要でわざわざ近辺の施設を紹介するなど親の時間の潰し方が書いてあったので徹底してますね。いい方針だと思います。
DYFCは特典盛りだくさん!子供を入会させて損はナシ
会費は3年間で1,000円だけど無料になることも
会費は無料ではありません。入会から3年間の会員費として1,000円が必要です。基本は郵送での申し込みみたいなんでこれに数百円の代引手数料がプラス。
ですがフィッシングショーの会場で入会手続きをすると無料になったりします。少なくとも2015年と2016年は入会無料のキャンペーンをやっていて、うちはその機会に申し込みをしました。
ついでに言うと先に書いたフィッシングスクールは有料です。参考までに去年和歌山マリーナシティで開催されたスクールは、釣り公園と海上釣り堀の利用を含めて4,500円とのことでした。 海上釣り堀で釣りができて、道具はDAIWAのものが使えてプロが直接教えてくれるんだから安いですよね。
入会時にもらえる特典
入会するとスターターキット的な特典が送られてきます。フィッシングショー会場で入会するとその場でもらえるものもありました。
入会特典はこれ。
もちろん普段使いしてもいいですが、キャップはスクールやイベント時に着用するもの。フィッシングショーの会場でこのロゴがついた帽子を見たことないですかね?
会員カードもイベント時に使うものです。フィッシングショーだと来場特典をもらうために提示します。検量シートはまだ使ったことが無いのですが、釣りのダービーに参加するためにはこれを使って写真を撮る必要があるようです。ステッカーはまあいわゆるロゴステッカーですね。クーラーボックスにも貼れそうなしっかりしたやつ。
特筆すべきはフィッシングガイド。ペラペラのパンフレットではなくちゃんと製本された書籍です。
若干絵柄とかが古い感は否めませんが、川釣り、堤防釣り、ルアー、船釣りと、基本的な釣りの知識をしっかり網羅した子供向けの書籍になっています。これだけで1,000円しそうなやつ。
不定期で送られてくる特典
地域によって異なるとは思いますが、提携管理釣り場の割引券などが送られてくることがあります。詳しくは下記を参照ください。
うちの地域ではD年度初めに須磨、平磯海釣り公園の割引券が4枚送られてきます。大人200円子供150円引きで1枚あたり5名まで。これを使って年1回は平磯に行ってます。実質的に最大4,000円分の割引券と考えればでかいかもしれません。
また年1回ぐらいの頻度で会報誌も送られてきます。ボリュームはないけど、写真とデザインのクオリティが高いのが特徴。
今年は昨年の40周年を記念して作られた雑誌が贈られてきました。
dyfcというかDAIWAから800円ぐらいのムックが送られてきた。ぼちぼち読もう。ありがとうございます。 pic.twitter.com/NewnnPfnr6
— ヒモユキ (@himoyuki) January 23, 2017
ちゃんと本屋で売ってる880円の雑誌。
よっ!太っ腹!
どうやら2017年から会報誌ではなく日経Kids+とのコラボみたいなものに変わったらしく、毎年雑誌が送付されてくるようになりました。
もちろんタダです。会費は払ってるけど。
フィッシングショーでもらえる特典
フィッシングショー間近になるとイベント案内状が送られてきます。
案内状と引き換えに毎年何かしらグッズがもらえます。2017年はタオルホルダー、ナイロンバッグ、DAIWA総合カタログ。隣のブースでは有料で売ってるカタログをタダでもらえます。
去年はオリジナルカラーのルアーでした。今さらですが、D.Y.F.Cのテーマカラーはオレンジのようです。
会場ではルアーにオリジナルのカラーを塗れるワークショップみたいなのが開催されたり、有名人を招いたトークショーも毎年開催されています。ちなみに2015年のゲストはさかなクンさんでした。2019年は宮川大輔。
2017年はクイズで景品が当たるイベントもありました。惜しくもWチャンス賞でしたがドリンクホルダーをいただきました。
3年で1000円なら十分に元が取れる
てな感じで入会すると特典が盛りだくさん。
元を取るなんて考えが浮かんでくるのが大阪人らしくて嫌になりますが、フィッシングショーに毎年足を運んでいるなら入会費や更新費の1,000円は余裕で回収できるはずです。
っていうか多分D.Y.F.Cの運営費は会費だけでとてもまかなえていないはず。
そうだ、子供の未来のためにDAIWAさんが投資してくれてるのだ!ありがとう。どちらかというとシマノ派でほとんどDAIWA製品を持ってない私だったりしますが、今年はクーラーボックスを買い換えるつもりなんでそれでご勘弁つかあさい。
【まとめ】小中学生と釣りをするなら是非入会を
息子を入会させて2年。大阪でのフィッシングショーを目前にしてとてもいい取り組みだなと思い返してDYFCを記事にまとめました。
こうやって釣りの裾野を広げて未来に繋げていきたいですね。そのためには大人がちゃんとして釣り場を残していかないといけません。マナーを守ってゴミは必ず適切に処理するか持ち帰りましょう。おっちゃんとの約束やで。
と、この記事を締めようとして最後に気付いたんですが、親から見たD.Y.F.Cばかりで子供の視点が不在ですね。これは反省。来シーズンは息子にいろいろやらせてあげよう。なにかあればまた記事にしたいと思います。