サビキ釣りで豆アジフィーバー@アジュール舞子[2015.06.13]

今年も豆アジが釣れだしたとの情報を聞き、前回5月5日から一ヶ月ぶりのアジュール舞子へ。家族4人で行くこれぞまさしくファミリーフィッシング。

前回のアジュール舞子では、サビキの釣果が寂しい結果だったため今回は期待したい。 ↓こちら前回5月5日の釣行記。

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朝5時でも西ワンドは混雑気味

前回と同じく5時過ぎぐらいに釣り場に到着。梅雨の合間に久々の晴れ予報が出たことに加えサビキシーズンに入ったためか、この時間でも結構混んでおり、西ワンドのセトレ裏と孫文記念館裏はほぼ満席状態。中央(南向き)はまたまだスペースはあった。ワンドの外、沖向きは未確認。

日差しを避けたいからセトレ側のスペースへ

昼前までの予定でなるべく日差しを避けたかったので、わずかに空いたセトレ裏の陸寄りのスペースで竿を出した。ここは背後に3メートルほどの高くせり出した壁があるから東からの日光をしばらくの間さえぎることができる。壁際なら昼前まで日陰。夏向きの場所といえる。

潮はお昼前の干潮にむけてずっと下がっていく潮だったけど、7時ぐらいになぜかしばらく水位が上がるタイミングがあった。なんだったんだろう?ここのワンド内は潮の流れが複雑でよう分からん。

豆アジ用サビキ釣りと探り釣り

今日は子供と妻に釣りをしてもらうためサビキ用の竿を2本、自分用に探り釣りの短竿を1本。

極小針のサビキ

まだまだ10センチ未満の豆アジが主体らしいので、サビキは2本とも0.8号の極小針にした。それぞれハゲ皮とピンクスキンでバリエーションを持たせたが、結果的にそれによる釣果に差は感じなかった。 ウキをつけた投げサビキにしたいので、投げたときのオモリの負荷に耐えられるよう太めの幹糸とハリスになっているささめ針の仕掛けを選んだ。

それはそうと、小さい針のサビキ仕掛けって廉価なものがないのね。いつもは3枚300円ぐらいの安モンしか使わないから、1枚300円は微妙に割高感が。

探り釣りは1.5mのテトラ竿に胴突き仕掛けでナス型オモリ5号、エサはフィッシングマックス垂水店でシラサエビ一杯、500円分を買ってきた。ちなみにサビキ用のアミエビは1/8切りのレンガを一個。確か450円ぐらい。

サビキ好調!アジサバイワシの御三家で三桁釣果

一投目から豆アジ

朝ごはんを頬張りつつ、AM5:30頃にアミエビ無しで第一投(まだレンガが解凍できていなかったので)。まずはピンクスキンのサビキでタナはカゴまで1.5ヒロぐらいだったかな?ほどなく10号のサビキウキがプルプル震えた。上がってきたのは8cm程度の豆アジ。かわいい。

その後、ハゲ皮サビキも同じタナで投入。こちらも問題なく釣れたので、サビキの種類による差はなかった。それだけ活性が高かったともいえるのか。

1時間ほどでアミエビの解凍ができてきたのでカゴに詰め詰め。当然といえば当然だけど、やっぱりアミエビを撒いたほうが食い付きが早いし数も伸ばせる。豆サイズとはいえ3連4連で釣れてくると楽しい。子供も妻も喜んでいた。やっぱり初心者にとってサビキは正義だ。

豆サバとカタクチイワシも

豆アジ以外にも豆サバがたまに釣れてくる。小さいとはいえ横走りするので直ぐに分かる。また、1時間に1回ぐらい15cmぐらいの大きなカタクチイワシの群れが回遊することがあった。どうやって食べても美味しいだろうGOODサイズ。ちょうどフィッシングマックスが釣果を見に来ていて、息子が写真を撮ってもらっていた。

一度だけ潮が止まるタイミングがあって、気がつけばワンド内がクラゲだらけになっている。この間はサビキも探り釣りもピタッとアタリが止んでしまったが、再び流れ出すとまた釣れ始めた。

やっぱりウキサビキのほうが確実

足元でも竿2本分ぐらいの沖でも釣れたが、沖の方が安定して釣れる感じ。やっぱり投げサビキというか、ウキサビキのほうが広範囲に狙えていい。タナも固定できるから普段釣りをしない初心者にはこっちのほうが向いていると思う。仕掛けが絡みやすかったりするからそこだけ注意。
ただ、足元サビキも底まで落とせば回遊魚以外の根魚も掛かったりするし、それはそれで楽しい。

とりあえず今の時期は小さめの針がオススメ

周りでも問題なく釣れていたが、大き目のスズメダイや子サバしか釣れていない人もいて、見てみると針のサイズが大きかった様子。これから7月、8月ぐらいまではまだまだ10cm未満の豆サイズばっかりだから、サビキは0.5号から1号ぐらいの小さめサイズを選ぶのが無難かと思われ。小物釣りの場合、大は小を兼ねないが、小は大を兼ねる。太目のハリス、太目の幹糸になっている仕掛けがオススメ。

今回は針が小さめのサビキ仕掛けを使ったが、特にライントラブルもなく釣り終了後もキレイな状態だったので、その仕掛けを再利用することにした。セコイけど仕掛け代も毎回買い替えてればバカにならんし使えるもんは使っておこう。せっかくなので記事にした。私のような、つるセコファミリーアングラーは参考にしてほしい。

【余談】こどもはアミエビで遊びがち

これは”ファミリーフィッシングあるある”だと思うんだが、何で子供はアミエビをいじくりまわしてネリネリするんだろう。そのうえ、手が汚れたらあろことか服で手を拭いたりする。クサイからやめちくり~。

フグの猛攻を受けつつガシラとアイナメをゲット

子供と妻のサビキの面倒を見つつ、合間をぬって探り釣り開始。前回ガシラが入れ食いだった場所とはちょっと離れているけど、ここでも大丈夫だろう。

フグ、お前だったのか

シラサエビをチョン掛けして足元壁際に投入。まだ壁際にワカメがワサワサ生えていてちょっと邪魔。底まで落とすと直ぐにビビっとアタリ!ビシッと合わせ!スカッ!と空振り。チョン掛けしたエビの頭だけかじられている。毎投アタリがあるもののこの状況が続くので、シラサエビを通し刺しにして竿を持つ手に全神経を注ぎつつ渾身の合わせ!乗った!小気味いい引き!水面に顔を見せたのは…クサフグだった…。フグ、お前だったのか。いつも餌をかじるのは。(ごん狐より)

フグの攻撃を受けつつも、合間合間にガシラが食いつく。ただしサイズが小さいし針を飲んでしまっていることが多かった。なんでだろ~?

アイナメ?クジメ?

まあこれはこれで楽しいからいいかと続けていると、これまでにない強い引き。柔らかいテトラ竿なのでなかなか抜き上げに苦労したが、上がってきたのは25cmぐらいのアイナメ。と思いきや、クジメ?どっちだろう?確か尾びれが扇型になっているほうがクジメのはずだが、今改めて写真で見るとどっちか微妙。まあアイナメということにしておこう。お腹がパンパンで卵が入っているのかと思ったが、開いてみるとなんだかよくわからないブヨブヨの内臓脂肪みたいなかたまりだった。

ガシラは持って帰るのがためらわれるチビサイズだったが、大半が針を飲んでいたので有難く食べさせてもらうことにする。メバルも一匹釣れていた。

ウマヅラハギもウロウロ

ちなみにスズメダイが群れているその下のタナに30cmぐらいのウマヅラハギがウロウロしているのが見えた。よく見るとおちょぼ口でアカクラゲをついばんでいる。そういや、エチゼンクラゲ対策にウマヅラハギを使うとか使わないとか聞いたことあるなあ。よっしゃ肝醤油で刺身!と思い立ち狙おうとしたが、1匹だけのはぐれハゲらしくすぐに姿を消してしまった。

10時で納竿とします

アミエビが尽きたのと、太陽がのぼり暑さに耐え切れなくなったので10時で早々に終了。まだまだシラサエビが残っていたが、家族がへたばってきているので仕方ない。

この時間でも釣れていたので、暑さを我慢できるなら昼前から来るのもいいかもしれない。実際、帰る時間でもワンド内は混雑していた。

結果として、豆アジと豆サバ、カタクチイワシで100匹以上、探り釣りでつれた根魚系はリリース分含めて20匹ぐらい。数だけでいえば大漁。家族みんなで楽しめたし、満足満足。

釣った魚をその日の夕食に

大漁はいいものの、家に帰ってクーラーをあけるとうんざりするほどの量。でも頑張って調理だ。

とりあえず唐揚げ

アジ、サバ、ガシラ、メバルは頭はそのままに内臓をとって片栗粉をまぶし唐揚げに。アジサバはさっと揚げるだけ、ガシラとメバルは背中に切り目をいれてじっくり低温揚げ。味付けは塩コショウだけ。アジは言うまでもなく美味い。サバはやっぱりイマイチ。ガシラとメバルはサックサク食感でビールが進む系。

刺身用に捌いたカタクチイワシとアイナメの骨も揚げて骨せんべいに。カタクチイワシの骨は香ばしく濃厚でえらく美味かった。

残った唐揚げは南蛮漬け

唐揚げは一食で食べきれる量ではなかったので、残りは南蛮漬け。それでも結構な量ができてしまい1.5リットルのタッパにタプタプ状態。まあこれは日持ちするし、常備菜としてちびちび食べていこう。

アイナメ(クジメ?)とカタクチイワシは刺身に

アイナメは割と大きいサイズだったので、釣れて直ぐにエラを切って血抜きをしておいた。そのせいか、刺身にしても全く臭みがなく淡白なモチモチ白身で美味。カタクチイワシは手開きしてこちらも刺身に。当然美味い!

スズメダイは背ごしにして韓国酢味噌で和えた

スズメダイのことを調べていると、これを食べる地域は主に福岡と大阪ぐらいらしい。福岡は塩焼きにする、通称「あぶってかも」という郷土料理。でも大阪で食べるの?と調べたら韓国系の人が食べるらしく、チャリフェという料理名らしい。

詳しいレシピが見つからないので見よう見真似で、スズメダイを背ごし(中骨ごと輪切りのような状態にする)にして氷水で締め、それを韓国酢味噌で和えた。おそるおそる食べるとなかなかいける。ブツブツとした中骨の歯ごたえとプリプリの身。氷水からあげたとき水に脂が浮いていたぐらいだから小さくとも脂のりはいい。コチュジャンで作ったタレも合う。これはいい発見だった。これからは捨てずに持ち帰りたいと思う。

せっかくなので記事にまとめた。

どうやら旬は春から初夏ということのようなので、このとき食べたのはギリギリ旬の終わりぐらいだったのかと。夏以降や冬は食べたことないので味の保証はできません。

2015年6月13日@アジュール舞子 釣果等まとめ

今年もようやくサビキのシーズンインという手応え。豆サイズだけど鯉のぼり状態で釣れてくるのはやっぱり楽しい。エサ取りが増えてきたのか探り釣りも毎投アタリがあって、釣れなくともとりあえず楽しい。終わってみれば9目達成、3桁超えの大漁。水面を泳ぐ小魚の群れが終始見えていて賑やかな海だった。

釣果情報

  • 釣行時間:2015年6月13日(AM5:30~AM10:00)
  • ポイント:アジュール舞子西ワンド東側
  • 天気:晴れ(晴れてるけど黄砂で空気が霞んでモヤモヤした感じ)
  • 気温:21℃~30℃くらいで夏の日差し。暑かった!
  • :ほぼ無風
  • :中潮で頻繁に流れの向きが変わる(満潮03:41 / 干潮11:15)
  • 混雑具合:AM5:30時点で東向き西向きはほぼ満席 南向き(中央)はまだまだ余裕あり
  • 自分の釣果:豆アジ×80匹、豆サバ20匹、カタクチイワシ×15匹、ガシラ×10匹、スズメダイ×5匹、クサフグ×2匹、メバル×1匹、ベラ1×匹、アイナメ(クジメ疑惑あり)×1匹
  • 周囲の釣果:サビキの対象魚は頻繁に回遊があってずっと釣れ続ける状態、小さいながら根魚も好調、アオリイカの釣果もみかけた、翌日ぐらいから大サバも釣れ出したらしい、サヨリも釣れているが橋の西側にある限られたポイントだけらしい

アジュール舞子釣り場情報(2015年6月13日時点)

  • 交通手段:自動車がベスト、電車ならJR舞子駅が最寄りかな?
  • 駐車場大型有料駐車場あり 200円/1時間で上限設定なし
  • トイレ:ワンド中央にある異人館風建物の裏に男女別トイレあり、おそらく日中のみだが西側の舞子公園事務所内のトイレも利用可(石鹸付き、エアコンありで快適)
  • 安全性:1m以上のフェンスあり、数箇所に浮き輪の設置あり、公園のため警備員の巡回あり
  • 喉が渇いたら:ドリンクの自販機が数箇所あり
  • お腹がすいたら:公園の北側すぐに飲食店があるがそこは高級和牛専門店、1kmほど東に行けばサイゼリヤやなか卯あり、基本的には何か持参しよう
  • 近隣釣具店フィッシングマックス垂水店が車で5分ほどの距離にあり
  • コンビニ:1kmほど東に歩けばファミリーマートあり
  • 釣りに飽きたら:緑地帯があるので飽きたら軽いボール遊びぐらいはできる、夏は東側のビーチで海水浴ができるので釣りとの2本立てで遊ぶことも可だしその季節以外でも磯遊びなど出来る、近隣に三井アウトレットパークがあるため家族とは別行動で釣りを楽しむなんてことも可能、アウトレットの隣にはスーパー銭湯もありその前のワンドでも釣り可能