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安定のアジ回遊とタチウオ3本@神戸港某所[2015.10.24]

はい、というわけで今週も同じ場所で同じ魚を狙いに行ってきた次第。たぶんこのパターンがあと一ヶ月ほど続く予定。飽きてきた?私は全然飽きてない!家族は風邪気味なので今回は一人気ままにのびのびと。土曜参観が終わって昼ごはんを食べたら釣場へGO!

西宮付近で渋滞に巻き込まれ、いつもより30分ほど余計に時間が掛かったけど、14時ごろに釣り場に到着。やっぱりこの時間だと数十メートル間隔でぽつぽつ人がいるぐらいでだいたい好きな場所に入れる。

いつもの場所に落ち着いて一服。今回も西風が強いけど、天気予報では夕方になるにつれて弱まる予報。風の予報については日本気象協会のtenki.jpアプリで確認してるけど、個人的にはこの予報を信頼している。

「>」マークの数で三段階の風速、その向きで風向きを示してるのだけど、向かい風か横風の予報で「>>>」になると風速10m近くなりだいたいの釣りは厳しいと判断する。「>>」まではなんとか可能。追い風は多少強くても問題なくむしろ味方になる。今日は夕方以降東向きの「>」だけになる予報で、実際に夕方以降は風がおさまった。

だんだん寒さが増してくるこれからの時期は北風が吹くことが多いから、南に面した釣り場が多い神戸方面は追い風で釣りがし易かったりする。背中が寒いけど海面は穏やかだし風に乗って仕掛けがめっちゃ飛ぶ。

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16時以降アジフィーバー開始

風と戦いサヨリ一匹

まずは今回もゲン担ぎにモンスターエナジー充填。今回はオレンジ色のカオスにしたのでばっちり。

先行で横に入っておられた家族のお父さんに釣果を聞いてみると今日は全然ダメとのこと。確かにどこを見てもみんな暇そう。「夕方になれば絶対アジが回ってきますよ」としたり顔で告げて自分もサビキ開始。反応なし。確かに全然ダメだわ。

ボーっとしてるのも勿体無いので、強風にめげずサヨリ仕掛けも投げてみる。ピューっと風下の斜め前方へ着水。全然飛ばねえ。海面が波立ってて仕掛けもよく見えねえ。風で流されて仕掛けも真っ直ぐ引けねえ。そもそもアタリもねえ。でも俺は負けねえ!

何投かしていると荒れた水面の仕掛け後方にかすかな波紋が見えた。サヨリが居ることは居そうだ。なおも投げ続けなんとか一匹ゲット。

隣の生き物好きっぽいちびっ子男子が興味深くサヨリを見ていたのでしばらく触らせてあげ、最終的に鰓蓋からサヨリヤドリムシを取り出してサプライズプレゼント!これにはちびっ子もびっくり!と思いきや物怖じせずに手づかみで触り「お姉ちゃんに見せてくる!」と走っていった。あちゃ~。遠くから案の定「キモーイ!」という声が聞こえる。そりゃそうなるわな。

結局このあとサヨリのアタリは途絶えた。安定して釣るにはやっぱり人数か絶え間ないコマセが必要やね。

?今日のアジ出勤は早出の16時

16時を過ぎるとさっきサヨリヤドリムシを見せられたお姉ちゃんがサビキでアジを連掛けした。それを契機にアジが回遊し始めたようで、入れ食いではなくポロポロという感じだけどどっかで誰かが釣ってる状態。今日はちょっと出勤早いね。

周りでもどんどん釣れだして気づけばサビキ釣りの人で混雑し始めた。近所の人だろうか、みんな時合いを知ってるんだなあ。自分も負けじとアミエビを詰めて底へ落とす。ほどなく掛かる。?

20cmには届かないけどいい型のマアジ。どうやっても美味く食べられる絶妙なサイズだと思う。タチウオの準備をしつつパラパラと10匹ほどゲット。このサイズだと4匹掛かればタチウオ並に重たい。けど口切れしてバラシも多数。柔らかい竿使ったほうがいいな。

足元より竿一本分ぐらい沖のほうがいいらしく、なるほど常連さんっぽい方々は手すりに竿受けを取り付けてその辺りに仕掛けを落としていた。また、号数の小さい1号ぐらいの柔らかい磯竿を使っているようでこれは口切れ防止策となりそう。どこの釣り場でも常連さんから学ぶことはたくさんある。

自分は片手間にやってたから10匹ほどだけど、家族で協力して集中すれば1時間程度で数十匹いけそうな感じ。実際に周りの家族連れはそんな感じだった。きっと今晩の食卓はアジ尽くしだね!

この日のアジの回遊は、日没後もしばらく続いた。

日の入り時のタチウオ時合い無し

16時半に引き釣りを開始

2週間前、同じ時間にここに来たときは、ワインダーの人が16時半に一本目を上げた。

なので、私も今回はそのぐらいの時間に引き釣り開始。セオリーどおり底付近を引いてくる。そういえば段々風がおさまってきていろいろやり易くなってきた。海面を見ると大量のカタクチイワシが回遊してていい感じ。

時合いらしい時合いは到来せず

だがしかし、結局この日は無反応で日の入りを迎えることになった。自分が見える範囲では一本も上がらず。ファミリー層が多いこの釣り場、だいたいこのワインドタイムともいえる日没までの時間に一本目のタチウオが上がったらワーッと歓声が上がるけど、この日の夕暮れは静かなもんでした。

この日の日没は17時15分。すっかり空も気分も暗くなった17時半頃、引き釣りをあきらめてウキ釣りに移行。

ウキ釣りで3本ゲット

18時前に一本目(ドラグゆるゆる)

しつこいようだがウキ釣りの仕掛けはいつものがまかつつらぬき喰い渋り。餌はキビナゴ。最近近くのスーパーでキビナゴの入荷が盛んになってきたので助かっている。

ウキ下2ヒロちょっとでスタート。周囲ではパラパラ上がってる感じ。ほどなく自分の浮きにもアタリ。浮き沈みしつつ段々こっちに寄ってくるぞ。聞き合わせをしつつ、ぐぐっと竿先を引きこんだタイミングで渾身のアワセ!をしたつもりがドラグがユルユルでもたつく。なんとか掛かっていたようでまずは一本目。65cm。下アゴにガッチリ2本針が掛かっていた。

18時半に2本目(ベール戻りきっておらず)そして3本目

一本目を上げてからしばらく沈黙。

周囲でも上がっておらずアタリもない感じ。渋いのう。一度アタリがあったがすぐに浮いてきてしまった。渋いのう。

しばらくぼんやりイスに座って一休み。この時間でもずっとワインドを投げているひとがいるが、ケミも蓄光もなしに着水点とか分かるんだろうか?周りはウキ釣りばっかりなのに、全くオマツリしてなくて不思議。

それにしても風も止んで気温もいい感じで今日は気持ちいい。いっそ寝てしまおうか、そんなことを考えているとフェンスの隙間から自分の浮きが水面下に滲んでいるのが見えた。

よしきた聞き合わせだ。タチウオに違和感を与えずアタリがつわたる程度にラインのテンションをかけて竿先に集中。割と早く引きこんできたので会心のアワセ!をしたつもりがラインに抵抗が無くなった。あれ?切れちゃった?とライン、リールの順に確認するとベールが戻りきっておらず中途半端なところで止まっていた。ダメだこんなんばっかり。幸いなことに掛かってくれてはいたようでベールを直して巻いてくるとちょっと重めの80cm。いいぞ。

30分後にもう一本。これは小さめで50cmをかろうじて超えるぐらい。ペラペラ。この時点で19時を回ったところ。いつもは帰る時間だけど、今日は一人なのでもうちょっとねばってみよう。

…と21時ぐらいまでやってたけど、その後は潮が止まったせいかアタリすら無くなり、空腹も限界ということで納竿。トータルでアタリ4回3本回収。渋い中よく頑張った!いいぞがまかつつらぬき!今期これで7本。目指せ20本だな。

タチウオは背ごしとユッケにチャレンジ

珍しく3本釣れたので刺身以外も

今日はタチウオが3本釣れたので定番の刺身だけではなく違うメニューにもチャレンジしてみよう。とりあえず一番でかいのは刺身にするとして、小さめの2匹をどうするか?

骨まで味わう背ごし

今回一番小さい50cmのベルトさんサイズ(start your engine!)はさばくのが面倒なうえに身がちょっとしか取れない。何かいい処理方法はないかと探していてこのブログを見つけた。

先日釣った太刀魚(タチウオ)を、天ぷらと背ごし(せごし)にしました
先日は太刀魚がたくさん釣れましたからね~♪20年以上太刀魚釣りはやっていますが、あれだけ釣れたのは初めてじゃないかな?それくらいLED投光器の効果は抜群でした(^o^)すごいアタリの回数なんですよ、本当に楽しかった!とりあえず、これだけ調理しましょう♪結構細身ですが、数があるので結構多くなりそう?最初にせごしを作ります...

これなら、骨までぶつ切りで身を無駄にしないし、小さいから骨も柔らかくなって食べやすいに違いない。中骨ごと背ごしに切り、酢とめんつゆと醤油につけて半日。酢を多めに入れたので酢漬けのようになったが、箸休めにいい味になった。疲れた体に酢がしみる。骨も柔らかくなっているので旨みをかみ締めて味わう。タチウオは骨も美味い。

牛がダメならタチウオユッケにすればいいじゃない???

タチウオのユッケ風というメニューをどこかで見て以来気になっていた。焼肉屋のユッケは大好物なのでぜひとも食べたかった。

いろいろレシピを見て回ってそれぞれ微妙に違っていたけど、焼肉のタレを使うというのが定番っぽい。私も焼肉のタレをベースにごま油、コチジャン、塩で適当に味をつけて薬味に青ネギ。仕上げに卵黄を落として出来上がり。

あかんこれ、ビジュアル的に絶対美味しいやつや。実際これは美味しかった。味もさることながら、食感までユッケっぽい。タチウオの皮のコリコリ感が生肉の歯ごたえと似ている。これは大変なものに出会ってしまった。2本以上釣れたら絶対作ろう。味付けも工夫の余地がありそう。

刺身が美味くなる基準は80cm以上かな?

一番大きいのは刺身で。小さいのは小さいので美味いけど、やっぱり80cmを超えるぐらいになると脂がのって刺身が美味しい。タチウオは幅というか体高が指何本分ってのがサイズの目安になってるけど、どうも自分はそれがしっくりこないのでメジャーで長さを測ってる。指でいうところの3本ちょいぐらい?

アジは一夜干しで旨み凝縮?

硬めの一夜干しになってしまった

アジは子供たちの好物である一夜干しに。夜中に帰ってきたその勢いで開いて、8%の塩水に40分。これが今日最後の仕事と決めて、魚を干してから布団に入った。

これは失敗だが、身を下にして最初に干したため、網に多少の身がこびりついてしまった。本来は最初に皮を下にすべき。

それで次の日の昼ぐらいに回収すればちょうどいいだろうと考えていたが、翌日は思いのほか空気が乾燥気味で北風が強かった。木枯らし一号が吹いたという。

なので思ったより乾燥が進んでしまい、一夜干しというか普通の干物になってしまった。それと面倒なのでウロコは取らなかったが、乾くと浮いてきて見た目が悪くなるな。皮ごと食べるならせめて後ろの方のゼイゴは取るべきだった。魚の皮は好きだから今度から自分用にやっておこう。

まあこれはこれでいい。身が少なかったが塩加減もちょうどよく、焼いて食べたら白ご飯にぴったり。ザ日本の朝食が味わえた。開いて塩水につけて干したら魚は何でも美味い。今後も困ったら一夜干しにしよう。

余談だけど、魚を腹開きで頭まで開くと、謎の新生物になるね。

密かなお楽しみ 切れ端盛り合わせ

夕まずめに釣りに行った場合は、遅い時間になろうと次の日の食材にすべく下処理だけする。なるべく美味しく食べたいから。今回もタチウオのワタと頭を取るまで、アジは開いて塩水に漬けるまでをやってから風呂に入った。家族はとっくに寝ている。

さばくときに普通は捨てるような切れ端程度の身を取っておいて、風呂上りにそれを肴にビールを飲むのが至福の瞬間。ああ釣りしててよかったなと思う。今回はタチウオの腹身と、一夜干しにするには小さかったアジの身をポン酢で和えて一杯。至福!

今日のこぼれ話集

たわいも無い話なのでお暇ならどうぞ。

やっぱり混雑時の挨拶は大事

今日もそれなりに混雑してて隙間隙間に人が入ってきたんだけど、私の隣に入ってきた方々はいずれも一言挨拶をしてから入ってこられてストレス無く釣りができた。やっぱり挨拶は大事だなあ。

帰り際に後片付けをしていると「兄ちゃんここええか~」とおっちゃんが来られたので、もちろんどうぞどうぞと入ってもらう。するとおっちゃんが開口一番「あっち(東側)でやっててんけど、常識の無いやつばっかりで釣りにならん」と愚痴をこぼす。そいういえば東側は常夜灯が煌々と辺りを照らしていて混雑しているのがよく見える。

たぶん、あまり自覚が無くて悪気もないんだろうけど、複数人のグループで夕方から来るタイプの人達はちょっと厄介です。2人ぐらい入れる隙間に挨拶無く2~3人が入ってきて、まあそれはええか仕方ないなとやり過ごしていると、あとから「やあやあ」と連れの人たちがゾロゾロ到着して、ええ!みんなそこでやるの?って感じで無理矢理竿を出す。だんだんこっちのテリトリーにせり出してきて、しまいに置き竿に肘があたるぐらいの真横で釣り始め「この竿邪魔やなあ」っていう雰囲気をチラチラ出してくる。こっちもそれなりに譲歩して竿を寄せたりするんだけど、その分また詰めてきてプレッシャーを掛けてくるっていう。仲間でわいわいやってて周りが見えてないんだろうけど…君ら連れションちゃうねんから!ちょっとバラバラに離れたら入れる隙間あるから!なんで最初からいる俺が移動せなあかんねん!

…すいません、愚痴が過ぎました。

人が釣り好きになる瞬間を初めて見てしまった

穴埋めにホッコリしたエピソードを。

アジが回遊し始めたぐらいの時間、となりに若いカップルが「隣いいですか?」と入ってこられたのでどうぞどうぞと。様子を見ていると、彼はビギナーっぽく、また彼女は今日が初めての釣りのようで。それでも時合いに入ったアジはバンバン釣れてくるので彼女はたいそう喜んでおり、彼も「な!釣り楽しいやろ?」という感じで盛り上がっており。ああこうして釣り好きが生まれるのかという瞬間を垣間見れまして。いいなと。ええそれだけなんですけど、なんか微笑ましく幸せな気持ちになりまして。今日ここで釣り出来て良かったなと。

その後、彼らはタチウオのウキ釣りにチェンジしたんだけど、竿が短いせいかうまくキャストできないようで苦戦。それでも次第に慣れてきてやや沖にウキが流せるようになったのはいいけど、ウキが寝たままで動きもおかしい。暗くて見えないんだけどオモリが軽すぎるのかなと黙ってみてたら、タチウオじゃない何かを釣り上げた。

何だ何だと周囲で集まって見てみると、ライトに照らされたのはいいサイズのガシラ。いいなあ、煮付けにしたら美味いで!その魚疲れきってて動かへんやん!とワイワイやってたんだけど、私はその時ハッと気づいてしまった。あの仕掛け、ウキ止めがついてへん。だからウキが寝たままだし、そのまま仕掛けが海底に着いて底のタナにいるガシラが釣れたんだわ。これだと一瞬でタチウオがいるタナを通過するから、よっぽど運が良くないとタチウオ釣れへん。

言おうか言うまいか迷ったがそのままにしておいた。だってそれでも楽しそうだし。無闇におっさんが口を出して彼のプライドを傷つけるようなことがあってはならない。今後も釣りを続けるならいつか今日の失敗に気づくはずだ。私は優しい。ゆえに何も言うまい。

その後彼らは「失礼します」とさわやかに去っていった。二人に幸あれ。機会があればまたここで。

2015年10月24日@神戸港某所釣果等まとめ

たった3本。されど3本。恥ずかしながら去年タチウオ釣りを始めてからの最高記録だったりする。おすそ分けできるぐらいもっと数が釣れたらなと思うが、そろそろ数釣りの時期は終わってサイズアップしてくるんだろうか。いや諦めずに頑張ろう。

それとここのアジはほんとうに裏切らない。全く魚っ気がないときでも水平線に太陽が近づくと多少のムラはあれど確実に回遊してくる。これも嬉しいお土産。

ところで帰りに駐車場入り口ゲートで立ち往生してる車があった。どっかに乗り上げちゃったんだろうか?手伝ったほうがいいかなと思ったけど、自分の車は出口付近。かなり遠いし関係者らしき人もいっぱい居たからええかと車を出す。すると駐車場の一区画をやんちゃな感じの車が占領して撮影会みたいなのをやってた。枠線はみ出しててすげえ邪魔。ああ、あれはこの人ら関連の車か。車高が低くてどっかに引っかかったとか、あそこの入り口ゲートはRがきついから前後でつっかえちゃったとかそんなところか。手伝わないで良かった。週末の夜は変な車が多くて嫌だな。

釣果情報

  • 釣行時間:2015年10月24日(14:00~21:00)
  • ポイント:神戸港某所
  • 天気:晴れ
  • 気温:昼間は暑くも寒くもなく快適 日が沈んでも風がないので寒くなかった
  • :西からの強風だったけど日が傾くにつれ弱まり日の入り後はほぼ無風
  • :17時ごろまで上げ潮で西へのゆるやかな流れ 以降はほぼ潮止まり
  • 混雑具合:14時ごろは余裕だが日が傾くにつれアジ狙いとタチウオ狙いで混雑
  • 自分の釣果:タチウオ×3、アジ×11、サヨリ×1
  • 周囲の釣果:タチウオ、アジ、サバ、ガシラ、ボラ