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冬の気配を感じつつタチウオとアジ@神戸港某所[2015.11.28]

この一週間でぐっと冷え込むようになった。この秋は暖かく、特に11月は冬を先送りにされていたような気候がずっと続いていたので、急に冷え込まれるとおっさんは心身にこたえる。気温差ツライ。そろそろ外で活動するのは億劫になってくる時期。

それを反映してか冷え込みと同期してこのブログのアクセスも右肩下がりになり始めた。この数ヶ月、タチウオ関連のアクセスが大半を占めていたのだけど、皆さん「今年はそろそろやめよっかなモード」に入ってきてるんじゃないか。

が!しかし!海水温は外気温の下がり方と同期しているわけではなく、海の中の季節は1ヶ月ほど遅れるといわれている。1ヵ月前といえばハロウィンで浮かれてた時期だ。すわなち海の中はまだまだ秋真っ盛り。

この時期、朝夕、夜間に釣りに行って水くみバケツに海水を汲んだことがあれば気付くはずだ。意外と海水が温かいのを。調べたら今の海水温は18度ほど。日が沈めば気温は10度を下まわってきているので、そりゃ18度もあれば温かい。というわけで海の中はまだまだ秋。

タチウオに関してはまだ諦める時期では無いぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。

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防寒対策過剰で挑む朝マズメ

意外と寒くない?

というわけで今週末もいつもの場所へ。土曜日早朝、今年何度目か分からない、いつもの駐車場に車を停めて海岸へ急ぐ。

自宅を出発した時点では、車の情報パネルに外気温6度と表示されていて思わず震えたが、着いてみればそれほど寒くない。海が近いと寒さも若干マシになるのかな。過剰気味に防寒対策をしてきたせいかもしれないが、風も弱くて寒さは問題なかった。

普通に釣り人おりますやん

でも天気予報ではやたらと冷え込みを煽っていたし、もう釣り人も少ないだろうと決め込んでいたら…みなさん平常運転です。割といつも通りの混み具合。

混み具合といっても他のメジャーポイントに比べたら断然空いていて、釣り場を左右数十メートル広々好きなように使えるレベルではあるけども。冷静に考えたら師走を目前にしたこんな寒い時期にこんな時間から活動してるって異常だよね(賛辞です)。

3投目でヒットするも後が続かず

外で食べるカップ麺の美味いことよ

いつも通りの場所に落ち着いて、家でセットしてきたウキ釣り仕掛けを投入。餌はキビナゴ、タナは二ヒロ。今日は大潮で2時ぐらいの干潮を境に上げ潮というところだったんだけど、流れはそれほど早くなく、いい雰囲気の流れが東向きに。

唐突だが最近、家で沸かしたお湯をサーモマグに入れて釣り場に持ち込み、そこでカップ麺を食べるのを密かな楽しみとしており。外で食べるカップ麺は本当に美味い。寒い時期は尚更。

今日も1投目を投げ込んだら早速準備を開始。2投目でお湯を注いでスタンバイ。3投目を打ち返してさあ食べるぞ!と割り箸を割ってふとウキを見ると沈んでいるではないか!

幸先は良かったが

一旦カップ麺を置いて竿を握る。なかなか食い込まないがウキはずっと水面下にある。ゆっくり岸に近づいて、そのうち潮上である西向きに泳ぎだした。タチウオは水流を使って餌を胃袋に流しこむと聞いたことがあるけど、今まさにその状態では?

じゃあもうあわせていいかな?と聞き合わせをすると竿先がグイグイ引きこまれたのでエイっと合わせたら乗りました。

ちょっと小さめ、指三本あるかないかぐらいの80cm弱(この写真じゃ何が何か分からんな)。ええやんええやん幸先ええやん。このペースでじゃんじゃんいくぞとテンションが上がったものの後が続かず。

おまけに一番いい時間帯になるはずの夜明け前の5時半ぐらいからほぼ潮が停まってしまい、その時間は全くアタリ無し。干満差の大きい上げ潮だから満潮までずっと潮は動いているだろうと思ってたけど、現場に来ないと分からんなあ。

結局タチウオはこの一本のみ。なお、カップ麺はタチウオを処理している間にのびてしまった…。

ちなみにこのタチウオは針を呑んでいて現場では外せなかったので仕掛けをつけたまま持ち帰り。さばいてみると針は喉の奥というかエラのあたりに掛かっており、餌のキビナゴは胃の中にすっぽり収まっていた。潮上に向かって走る状態になればヒット率は高いといえるのかも。

最終的に刺身で食べたけど、サイズが小さい割には十分脂がのっていて美味でした。

ゲッターは活躍せず

先週ぼちぼちアタリのあったゲッターも投げてたんだけど、今回はアタリが無く。せっかく背中とお腹にケミを装着して熱烈にアピールしたのに。背中、お腹、アシストフックの接続部分、テンヤのヘッド、ワイヤーに付けたケミ、合わせて5点発光させたのに。現場でみたらメカっぽくて惚れ惚れしたのに。

男の子ってこういうの好きなんでしょ?俺がタチウオだったら間違いなく飛びついてたね。

ちなみにこの写真でセットしているのはキビナゴではなく、キビナゴのパックに紛れていたトウゴロウイワシと思われる小魚。

アピールが過剰すぎたのかなとお腹のケミは早々に外したけどアタリは無く。

ただゲッターで好釣果を上げている人もいるので、今後も引き続きやってみるつもり。今期はあと数回しか行けないだろうけども。

こうなりゃアジでお土産確保だ!

時合いがきたらアジ狙いに切り替えよう

まだまだ夜明けが遠い4時半頃隣に2人組のおっちゃんが入ってきたのだが、竿を出さずにずっと喋り続けている。喋り声がやたらとデカイんだが会話が全く聞き取れない。理解が出来ない。俺、寝不足やストレスで疲れてるのかな?と不安になったが、しばらくしてそれが中国語の会話だということに気付いて安心した。たぶんアジ狙いで夜明けの時合いを待っているんだろう。

アジが回りだしたらきっとタチウオのウキ釣りは期待薄になるだろうし、お隣さんが釣れ出したらサビキに切り替えてオカズを確保して帰ろうと決めた。

寒いのにまだ釣れる!サイズもいい!

東の空が明るくなり始めたぐらい、隣のチャイナさんが一本目のアジを上げた。キタキタ。急いでサビキに切り替える。アミエビは持ってきていないので、カゴの代わりに胴突仕掛け用のナス型オモリ10号を付けて投入。入れ食いでアジが掛かる。アミエビ無しでも釣れるしこっちのほうが手返しよくていいかも?手も汚れないし!

一週間前の釣行では朝マズメのアジが釣れなかったのでもう終わりなのかなと思ってたけどまだ釣れるのか。日によってムラがあるのかな。時合いは30分ほど続き、17cmぐらいの標準サイズから最大で20cmクラスが混じって20匹ほど確保できた。大きくなったなあ。このサイズだと引きも強くて釣りがいがあるわ。小さくとも青物だ。

日が昇りきるとパタッとアタリがやむ。たわむれにウキをつけて沖を流し、2ヶ月前にここで釣れた尺アジの幻想を追うが無反応。

十分に食材は確保できたのでこれにて納竿。決していい釣果ではないけど、タチウオが1本釣れるか釣れないかで随分と気分が違ってくる。午前7時過ぎ、朝日を背にやや軽い足取りで駐車場へ戻る。

2015年11月28日@神戸港某所釣果まとめ

寒さに耐えればまだタチウオは釣れる時期。確かにアタリは少なくなっているように感じるけど、その日その日のタイミングによるのかな。9月末から「いつか爆釣したい…」と期待しつつここまできたが、未だそれは叶わず。こればっかりは運だろうし仕方ないけど。

来週はもう12月。多くとも今年のタチウオ狙いはあと数回だけど楽しんでいこう。寒さ対策を万全にして。

釣果情報

  • 釣行時間:2015年11月28日(03:30~7:00)
  • ポイント:神戸港某所
  • 天気:うす曇りのち晴れ
  • 気温:深夜は8度くらい?明け方冷え込むが防寒対策をしていれば問題なし
  • :西風が若干あったが釣りにはほぼ影響なし
  • 自分の釣果:タチウオ×1、アジ×20
  • 周囲の釣果タチウオ、アジ?4