9月,10月,そして11月前半ぐらいまでは毎週釣りに行くことが使命かのような気分でいたりする。この好時期に釣りをしないのはもったいないという思いも。12月に入ったら落ち着きますから、どうか、どうか釣りに行かせてください…
というわけで今週もタチウオ狙い。家で待つ家族に対して若干後ろめたい気分も芽生え始めている今日このごろ。お土産ゲットして帰りますから!草木も眠る丑三つ時をちょっと過ぎた午前3時に息子を伴い出発。目指すは…いつものところ。
最近は眠気覚ましと糖分補給に朝一番でモンスターエナジーを飲みながら釣り場へ向かっている。これを飲んだら釣果に恵まれることが多いので、ゲン担ぎに今日も一本。アルギニンって何の効果があるのか知らんけど、なんか語感がいいよね。ギンギンに元気出そう。
今日はアカン日
天気予報に反してすてきな夜空
はいというわけで今週もやって参りました。時刻は午前4時ちょうど。東の空に一際明るい星が輝いている。瞬いてないから太陽系の惑星、たぶん木星か金星だ。南向きの空にはいつものオリオン座。
等間隔で人が入ってるけど、まだまだ余裕。やっぱり夕まずめに比べると格段に人が少なくていい感じだ。西寄りの位置に落ち着いて第一投。今日も家でウキ釣りの仕掛けを組みて立ててきたからサッと始められる。ほどなく自分の東側に入っている人がタチウオを上げた。いいぞいいぞ。
こりゃすぐにアタリがあるだろう。今日は何本上がるかな?ワクワク、ワクワク…。昨日の天気予報で今日は雲が多く一時雨が降るかもと言っていたが空は快晴。空気が澄んでいて星がたくさん見える。波間に揺れる電気ウキを見つめ、今か今かと待ち構える。そして時は流れ…
おはようございます。こちらは午前8時の空。方角は南。空は雲一つない快晴。日差しが強く汗ばむ陽気でTシャツ一枚になっても快適。釣りには支障ない穏やかな風がそよそよと頬をなでる絶好の釣り日和。気持ちイイ!最高!
タチウオは完全丸坊主
え?タチウオはどうだっかかって?聞かないでください。いいえ聞いてください。
釣り場についてすぐぐらいに周囲で数本上がって、今日は活性が高い感じが。こりゃ今日は数釣りできるわとウキ釣り3ヒロからスタート。間もなくアタリがあって電気ウキの明かりが海中にじんわりにじむ。しかし途中で浮いてきて惜しくも外す。次はアタリがあっても我慢して我慢して掛けるぞと待つが、それっきり音沙汰無し。時間が経つにつれどんどん活性が下がる感じで夜明け前後の時合いも特になく終了。いやしかし周囲は釣れていたわけでこれは自分の腕の問題。はい完敗です。
こういう日もあるさ…。
日の出前後にアジの時合いが一瞬だけ
日の出を待て
ここにはこの1ヶ月で4回ほど来ている。朝も夕も行ってるが、共通しているのが太陽が地平線付近にある時間帯に足元でアジが回遊する時間が必ずあるということ。ちょうどタチウオの時合いと重なる時間帯。今日もそれに賭けて、まだ暗いうちからサビキの仕掛けを組み立てて足元底に垂らしておいた。アミエビが無くとも掛かる。これをアジの回遊を感知するセンサーとする。
東の空が白んできた頃、夜中は無反応だったサビキ竿にアタリ。上げてみると15センチほどのマアジ。なかなかいいサイズ。それから10分から15分ほどの短い時間、アミエビなしで入れ食い状態となる。自分はタチウオに集中していて息子に任せていたため、途中仕掛けが絡まるなどトラブルがあったがなんとか15匹ほど確保。
このサイズになるとしっかりラインのテンションを保っておかないとすぐ絡んじゃう。ほんとうにわずかなチャンスだから手返しを考えないと数が伸ばせんなあ。次はもうちょっと重いオモリをつけようか。しかし一人だとタチウオがおろそかに。二兎は追えないから息子を鍛えるしかないな。
ただ、他の釣りブロガーさんの記事を見てるとこの時期でも朝夕以外に釣れるタイミングがあるみたい。でもこればっかりは読めないし運だよなあ。回遊魚相手だし。幸運を祈るしかない。
その後数時間沈黙
しかしこの日の出と日の入り前後にあるアジの回遊、時間ぴったりで感心する。その辺の社会人よりキッチリしとるがな。
午前6時を過ぎ太陽が昇りきるとピタッとアタリは無くなった。お勤めご苦労様でした。この前釣れたデカアジ狙いに投げサビキもしてみるが反応なし。ここから数時間、生命反応ゼロの死の海状態に。潮はなんとなく動いているがボラが跳ねる姿すらない。人もどんどん減っていく。うーんどうしようか、帰ろうか。
苦労しつつなんとかサヨリを15匹
サヨリが来た
午前9時。死んだ魚のような目でアミエビを撒いているとようやく魚影が。細長い魚が海面付近でユラユラ。おっ、サヨリが来た! これを逃してなるものか。サヨリの遠投仕掛けを用意してキャスト。南芦屋浜で鍛えたサヨリ釣りのスキルをここで発揮してやる。
群れは集まるが付け餌を喰わない
しかしなかなか針に掛かってくれない。アミエビには反応してたくさん寄ってくるんだけど付け餌を見切られているのか興味を示してちょっと追ってプイッとどこかへ。足元付近まで寄ってきて、かつ海の透明度が高いもんだからそこまでハッキリ見えた。
付け餌をイカの切り身にしても赤アミにしても変わらず。波紋もあまり活発に見えず。活性が低いというか捕食スイッチが入っていないというか、俗に言う”口を使わない”ってやつがこの状態なのか?アタリもはっきり出ないし、出てもアワセに失敗しまくり。
10投に1匹ぐらいのペースでしか釣れてこない。
帰り際に活性上がる
それでも魚が見えるだけ嬉しいから、アミエビを撒き続けサヨリを寄せて楽しむ。目で見るのか鼻で感じるのか、目ざとく見つけてユラユラと寄ってくる。よしよし、かわいいやつめ。
すると段々活発に動くようになってきて、アミエビの着水点でサヨリが跳ねるのが見え始めた。アミエビじゃなく水を撒いただけでも反応を示すまでに。なんかスイッチ入った感じ。これはそろそろいけるんじゃないですか?
アミエビを撒き続けて1時間ほど経った10時ごろ、ようやく1投1匹ペースで釣れるようになった。大きさはまちまちだけど25cmぐらいの良型も混じるように。しかしここでタイムリミット。私も息子も体力の限界。お腹もすいたので10時半に納竿。最終的に15匹。
ちなみに今回の釣果は刺身にしてから海鮮ドーンでいただいた。刺身が細切れになっているのは海鮮丼仕様。
15cm前後のマアジ14、サバ1、20cm前後のサヨリ15。タチウオは痛恨のボウズ。無念。サヨリはたくさんいるのになかなか付け餌を喰わず。サバ以外は刺身にして海鮮丼に(マグロは買いました)。 pic.twitter.com/3kbuWjI55R
— Himoyuki (@himoyuky) 2015, 10月 17
2015年10月17日@神戸港某所釣果等まとめ
タチウオボウズは残念だったが、オカズはそれなりにゲットできたので良しとしよう。タチウオはもっと頻繁にタナを変えるとかいろいろやってみないとなあ。これは反省点。次に活かそう。
今年はあと何回ぐらいタチウオ狙いにいけるかな。
釣果情報
- 釣行時間:2015年10月17日(04:00~10:30)
- ポイント:神戸港某所
- 天気:晴れ
- 気温:夜明けまでは寒いが太陽がでると夏の陽気
- 風:穏やかな西風
- 潮:9時ごろまで上げ潮で西へのゆるやかな流れ 9時以降東へ反転
- 混雑具合:夜明け前後はやや混みでその後はガラガラ
- 自分の釣果:アジ×15、サバ×1、サヨリ×15
- 周囲の釣果:タチウオ