PR

相生の焼がき大豊で焼牡蠣食べ放題 ついでに釣りも

ここ3年ぐらいのことでしょうか、我が家では冬の恒例行事として赤穂方面に牡蠣を食べに行くことにしています。

大阪から2時間圏内、西から岡山の日生、赤穂、相生と、牡蠣の名産地が並んでいるので、ドライブを兼ねて牡蠣をたらふく食べに行こうという趣旨です。というわけで基本は食べ放題を選択。いわゆるカキ小屋ってやつですね。

スポンサーリンク

牡蠣を食べてついでに釣りもしよう

赤穂のカキ小屋

よく行くのは赤穂海浜公園の南側にある「海辺のほったて小屋」。去年、一昨年はここに行きました。

海辺のほったて小屋 赤穂唐船サンビーチ店 (播州赤穂/オイスターバー)
★★★☆☆3.08 ■予算(昼):¥3,000~¥3,999

※2019年現在閉店中です

お値段は相場的にちょっと高めですが、サイドメニューが充実していて最後にカキのクッパが出てきます。カキの塩ッ気に満たされた体にじんわりしみわたる旨みがたまりません。

※2017年現在、「海辺のほったて小屋」は建物老朽化のため長期休業中のようです

今年は相生 ついでに釣りもできそう

ちょっと気分を変えてみようということで今年は赤穂の東隣、相生にある焼がき大豊へ行くことに。おはよう朝日で紹介されて気になっていたので。

事前にGoogleMapで場所や経路を調べてたらシチュエーション的に釣りができそうな漁港に隣接してるではないですか。あまり多くの情報は無いものの釣果の実績はあるもよう。ここで軽く今年の釣り初めもしちゃおう。三連休の最終日、釣具を積み込みお腹を減らしていざ西へ!

「焼がき大豊」で牡蠣をたらふく食らう

 エサを調達して坪根港へ

龍野西ICで降りて南の相生市街へ。

牡蠣を食べる前にまずは釣りのためにエサを調達。調べたところ道の駅白龍城(ぺーろんじょう)の近くに夢つりエサという素敵な屋号の餌屋さんがあるもよう。

現地に着いたものの入り口ドアが真っ暗で入るのに若干勇気がいりましたが、奥は倉庫風で品揃えの豊富な普通の釣具屋さんでした。そこでシラサエビ1杯(500円)を購入。大阪湾岸のチェーン店で買うよりたっぷり入れてもらえてる感じ。

そこから焼がきのお店がある坪根港へは車で20分ほど。

狭い道を通って着いた先は

相生湾沿いにどーんと構える石川島播磨重工業の工場や火力発電所の脇にある狭い山道をくねくね上がり下がり進んでいきます。この山道、果たしてこの先に人が住んでいるんだろうかと不安になるほど寂しい道路でした。

途中、すれ違いができないほど狭いトンネル(中間地点に待避所あり)を二つ抜けたらようやく視界に海と牡蠣養殖の筏が見えてきて一安心。ほどなく漁港に到着。水産加工場が点在する小さな集落でした。近くにある坂越港と比べたら人も少なくのんびりした雰囲気です。穴場といえるのかも。

90分焼がき食べ放題をチョイス

受付で支払を済ませて牡蠣ナイフや調味料などのセットを受け取ったら早速焼き場へ。まだ11時なんで人もまばら。

風除けテント内にある席に着いたら、炭火のコンロと生牡蠣をどっさり一箱持ってきてくれました。45分、60分、90分のコースがありますが、今日はじっくり90分コース。よっしゃ!早速焼くで!焼いて焼いて食って食いまくるで!

焼がき自体はもう何回もやっているので手馴れたもんです。まずは殻の平らな方を下にして口が開くまでじっくり加熱。口が開いたらひっくり返してさらに加熱、牡蠣から出る水分で蒸し焼きにする感じでしっかり火を通したら出来上がり。牡蠣ナイフで殻から身を外したら、まずはそのままパクーッ!

身がプリップリやで!

美味え!美味いに決まっている。海水の塩分だけで食べられます。スーパーで買った剥き身の牡蠣を鍋に入れたりすると、食べるころには悲しいほど小さく縮んでいたりしますが、このあたりの牡蠣は加熱してもほとんど縮みません。ゆえにkeep on プリップリ。

実のところ去年2015年は牡蠣が不漁だったらしく、そのとき食べた牡蠣は身も小さく残念な味わいでしたが、今年は問題なくプリってました。

調味料の持ち込みがオススメ

そのままの味に飽きたらポン酢などの調味料で味を変えて食べます。正直塩ッ気がきついので、ポン酢があっても牡蠣だけ食べ続けるのはなかなかしんどい。幸いにしてここは魚介類以外は持ち込み自由なので、好きな調味料を持っていけばいい。網を100円で購入したら肉を焼いてもいいようなので、箸休めに何か食材を持っていくとより楽しめるかと。

うちは子供が飽きたとき対策のために、マシュマロと竹串を持っていきました。竹串にマシュマロをさして炙ればトロ・フワ・カリっと食感にマシュマロが生まれ変わります。甘味で口をリセットしたらよりたくさん牡蠣も食べられます。子供は自分で串に刺して、無限に食べておりました。

集中して黙々と食べるなら45分コースがお得

バクバク食べ続け気がつけばお時間15分前。そこでお店の人が時間確認にきます。牡蠣の箱を下げるので食べたい分をキープしてくださいとのこと。10個ほどキープして最後に詰め込みます。食べた食べた。殻捨てのバケツが牡蠣殻で満杯。

今回は90分コース3,000円を選びましたが、45分で1,800円のコースもあります。ただひたすら黙々と牡蠣を食べるって場合は、これを選ぶとかなりお得かと。実際、周りはだいたい45分か60分コースみたいで、結構お客さんの回転は速かった印象。私達が食べ終わった頃は12時を回っていてほぼ満席でしたが、ちょっと待てばすぐ順番がくると思います。

このお店は去年できたばっかりみたいですが、すっかり気に入りました。機会があれば今シーズンもう1回行きたいね。

食後は釣り初め

石畳付近で根魚を狙う

さて第二部は釣りです。駐車場の裏がすぐ岸壁。港の中央付近は牡蠣の水揚げをしていたりして邪魔になりそうなので、奥にある石畳付近で竿を出すことにしました。南北に伸びる堤防の付け根付近にある石畳が衛星写真で見えるでしょうか?

ほんとはこの堤防でも竿を出せれば良かったんですが、子供がいるし小1時間で撤収予定だったのでここに集中。魚影はまるで見えないけど、石畳の周囲は海草が伸びているのが見えるし、なんか根魚的な魚ぐらい居るでしょう。真昼間だし潮止まりっぽいし何かしら魚が釣れればいいやというぐらいで、数や大きさには期待していません。

ムラソイ?タケノコメバル?

まずは岸壁際にシラサエビをつけた胴突きを垂らして探り釣り。ほどなく今年第一号の魚が釣れてきました。

ん?なんだこれ。ムラソイかタケノコメバルだと思うのですが10cm足らずで判別が付きにくい。ともかく自分的には初めて釣る魚種です。しばりバケツに入れて観察。

このままこんな感じで小物が釣れるかなと思いましたが後が続きません。おまけにシラサエビをたっぷり入れてもらったのがあだとなったのか、おそらく酸欠で大半のエビが白くなって弱り気味。最小サイズのエビクーラーではやはり1杯が限界量なのか。

べビメバル

壁際は反応が無くなったので、石畳の際に生えている海草付近にポイントを変えて胴突きをちょい投げ。するとプルプルしたアタリ。上がってきたのはメバル。

ワニグリップミニで挟んでいるわけですが、分かりますかこの小ささ。もちろん10cm未満です。このポイントで遊ぼうとしますが、こちらも続かず。あっという間にタイムリミットの1時間が来ました。最後にこいつを上げて終了。ナスオモリに抱きついてました。

今回の獲物はもちろん全てリリース。遊んでくれてサンキュー。大きくなれよ。

そんなわけで今年最初の釣りはのんびりとスタートしました。でももう、厳しい厳しい2月3月が来るなあ。次はいつになるやら…

ど根性大根大ちゃん健在

帰りは道の駅ペーロン城に寄ってお土産を物色。覚えているでしょうか、10年ほど前、アスファルトを割って生えてきた大根が話題になっていたのを。その名をど根性大根の大ちゃんといい、ここ相生市がその舞台でした。

その大ちゃん、未だに町おこしの役を担っているらしく、お土産売場では大ちゃんの歌らしきものがエンドレスリピート、当然のように顔ハメも完備。 「ど根性」という銘柄の日本酒までありました。たくましいな相生市。

たしかあの大根、途中で誰かに持ち去られてしまったものの数日後に首チョンパ状態で奇跡の帰還を果たし、最終的にクローン技術で命を繋いだというSF的超展開だったかと。割と頻繁にニュースで取り上げられていた記憶が。平和だったんだな、日本。